秋田県羽後町の「盆宿U」が2026年度グッドデザイン賞を受賞し、館内ツアー付きの特別宿泊プランを始めました。築180年の蔵屋敷を改修した宿で何を見られるのか、運営する合同会社Uに聞きました。
蔵屋敷を巡る約30分のツアー
発表によると、受賞記念プランにはスタッフによる約30分の館内ツアーとオリジナルグッズが付いています。建築やアート、旧柴与家の歴史、地域文化のエピソードを交えて案内します。予約や料金は公式サイトから確認できます。
合同会社Uによると、ツアーでは外蔵を活用したパブリックラウンジ、内蔵を使ったフィンランド式サウナや客室、かつての暮らしの気配が残る母屋を巡ります。柴与一族の暮らしや地域での役割とともに、歴史的建築を受け継ぎ活用するうえで大切にしている思いも紹介する予定です。

内蔵を包む「新しいさや」
見どころの一つが、客室として使う築180年の内蔵を包む「新しいさや」。同社によると、元の鞘堂形式の外壁を撤去し、雪囲いをモチーフにした意匠で包みました。以前は外から見えなかった内部空間を半屋外として再構築し、外側とつなぐことで、地域の「ウチとソト」を緩やかにつなぐ施設のコンセプトを表現しています。
受賞のお知らせでは、歴史ある建築を生かしながら宿泊事業と地域交流を組み合わせた点や、設計者も参画する運営の仕組みが評価されたと紹介しています。
公式サイトによると、客室には西馬音内盆踊りの端縫い衣装と藍染め浴衣をそれぞれテーマにしたメゾネットルームのほか、ドミトリールームがあります。内蔵を改修したサウナ、カフェ&バーや本・レコードを備えたラウンジもあります。



ひろばで生まれた旅人と地域の交流
屋外ひろばは地域の人も自由に立ち寄れ、散歩コースにする人もいるそうです。合同会社Uによると、ある日、散歩中の地域の方が行き先に悩む宿泊客に声をかけ、おすすめの場所を教えたことがありました。その方が出来事をうれしそうに報告したことも、地域とともにこの場を育てたい運営者の印象に残ったといいます。


受賞記念として、羽後町在住者向けにはカフェ&バー「lounge U」の飲食代を一部商品を除き10%割り引くキャンペーンも実施。注文時に住所が分かる身分証の提示が必要です。施設は秋田県雄勝郡羽後町西馬音内本町47にあり、公式サイトでは湯沢ICとJR湯沢駅から車で約15分と案内しています。詳しい条件や予約は公式サイトをご確認ください。
本記事は取材回答と公開情報に基づいて制作しています。取材記事の編集方針












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