静岡県焼津市の町工場、杉村精工の社員6人が、2026年10月25日の「しまだ大井川マラソン」に出場し、全員がフルマラソンを完走しました。6人のうち5人は入社前にマラソン経験がなかったといいます。駅伝から始まった挑戦や、それぞれのペースでスポーツに関わる工夫を、同社の取締役・杉村岳さんに聞きました。
同社の発表によると、全社員30人のうち6人が今回完走しました。杉村精工は精密機械を製造する会社で、社員の健康づくりと、製造業や町工場を知ってもらうきっかけとして「町工場×スポーツ」の取り組みを進めています。

駅伝から、フルマラソンへの挑戦へ
杉村さんによると、走る入口になったのは駅伝やリレーマラソンへのチーム参加でした。短い距離を仲間とたすきでつなぐ楽しさから走り始める社員が増え、次はフルマラソンに挑戦したいという声が自然に広がったといいます。


大会のエントリー費は会社が全額負担します。参加が決まると当日に向けて練習することも、習慣化の一因になったと杉村さんは振り返ります。今では終業後に一緒に走る社員もおり、部署を超えた会話も増えたそうです。
仕事後に一部の社員が一緒に走り、休日には練習会も実施。練習記録などをLINEグループで共有し、互いの頑張りを見えるようにしています。杉村さんは、仲間がいることで一人では続けにくい練習も習慣にしやすくなると話します。

走る人も、応援する人も
参加は自主的で、毎回有志を募ります。フルマラソンだけでなく、短い距離をチームで走る駅伝やリレーマラソンから始めることもできます。フットサルやPK大会、トレイルランニングなどの機会もあり、大会当日に沿道で応援するだけの参加も歓迎しているそうです。



発表によれば、スポーツイベントに参加したことのある社員は30人中15人。今回の完走を受けて、社内ランニングサークル「チームSSR」を発足させました。メンバーからは次の大会への参加や、新しいチームウェアの制作を望む声も出ています。

地域との接点にも
同社はランニングギアメーカーと協力し、2025年にランニングシャツとネックゲイターを販売。2026年にはトレイルランニング用キャップを夏季ユニフォームに導入しました。大会や地域のイベントでは、社外の人がコラボウェアを着ていることもあり、交流のきっかけになっていると杉村さんは言います。


採用面接では、スポーツの取り組みを伝えたメディアを通じて同社を知った応募者もいました。SNSを見て、楽しそうな会社だと思ったという声もあったそうです。杉村精工は地元クラブの支援や地域向けフットサルイベントなどにも取り組んできました。
本記事は取材回答と公開情報に基づいて制作しています。詳しくは取材記事の編集方針をご覧ください。












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