12色の毛糸を前に、最初の2色をどう選ぶか。ハマナカの手編み糸「ポムビッツ」について尋ねると、同社が勧めたのは、まず好きなベース色を一つ決め、その色に合わせる組み合わせを選ぶことでした。初心者向けの小さな作品としては、グラニースクエアのコースターが挙がりました。
ポムビッツは、編み物デザイナーでYouTuberのAme LIFEさんが、カラー展開・商品名・ラベルデザインを監修した糸です。2026年10月2日に発売されました。ハマナカの発表によると、食べ物をテーマにした全12色で、やわらかなニュアンスカラーから鮮やかなアクセントカラーまでそろいます。

チョコレートとさくらで編む、ドーナツ型のケース
配色の具体例として教えてもらったのが、Ame LIFEさんデザインの「ドーナツのポケットティッシュケース」です。使用色はチョコレート(No.109)とさくら(No.103)。提供写真では、茶色の土台に淡いピンクが重なり、ドーナツを思わせる形になっています。

おすきなベース色を1つ決めてから、ベースに合わせる色の組み合わせをお選びいただければと存じます。
— ハマナカ株式会社
「正解の2色」を先に探すというより、自分が使いたい色を起点に選ぶ、という提案です。公式通販の色一覧には、ミルク、バター、さくら、チョコレート、抹茶などの名前が並びます。色名を眺めながら、作りたい小物のイメージを膨らませる楽しみもあります。

ふっくらした糸の背景に、異なるアクリル原料のブレンド
公開仕様では、ポムビッツはアクリル70%、ウール30%の国産の並太ストレート糸です。ふくらみや軽さをどう作っているのか尋ねると、ハマナカは自社工場での長年の研究を背景に、太さや形状などが異なる数種類のアクリル原料をブレンドしていると説明しました。
太さや形状などが異なる数種類のアクリル原料をブレンドすることで、摩擦に強く、そして軽く風合いがふっくらした糸です。手編み糸なので編み心地にもこだわっています。
— ハマナカ株式会社
「アクリル70%」という割合だけでは見えない、原料の太さや形状の組み合わせが、同社の説明する風合いにつながっています。こちらの取材提供写真では、糸玉とリンゴを思わせるラベルの形を確認できます。

初心者にはコースター。作品例から広げる楽しみ
ポムビッツを初めて使う編み物初心者に小さな作品を一つ勧めるなら、という質問には、ハマナカから「グラニースクエアのコースターがよいと思います」と回答がありました。最初に編むものを迷っている人にとって、候補にできる作品です。
一方、リリースで紹介されているAme LIFEさんの作品には、ボーダーバラクラバもあります。写真では、淡い色と茶色の縞に、縁取りの色を合わせた仕上がりが見られます。

コーヒーカップポーチは、持ち手のあるカップをかたどった作品。糸玉の状態だけでなく、こうした完成例を見ると、配色や形を考える手掛かりになります。

価格・針の目安と、作品レシピの掲載本
ハマナカ商店の商品情報とリリースに掲載されている基本仕様は次のとおりです。
| 商品名 | ハマナカ ポムビッツ |
|---|---|
| 素材 | アクリル70%、ウール30%(防縮加工ウール使用) |
| 仕立 | 25g玉巻・約60m |
| 色数 | 12色 |
| 適正針 | 棒針6〜7号、かぎ針5/0号 |
| 価格 | 495円(税込) |
| 販売先 | 全国の手芸店、ハマナカ商店 |
ドーナツのポケットティッシュケース、ボーダーバラクラバ、コーヒーカップポーチのレシピは、2026年10月29日発売予定の『Ame’s Crochet Sweets―あまくておいしいかぎ針編み―』(Ame LIFE著、扶桑社刊)に掲載されると発表されています。通常版は1,760円(税込)。小冊子付きの特別版はAmazon限定で2,200円(税込)です。なお、取材で挙がったコースターについては、この本への掲載を確認したものではありません。

まず好きな色を一つ選ぶところから、ポムビッツで作る小物を考えてみる。ハマナカが教えてくれた配色の入口と初心者向けの作品候補は、12色から選ぶ際の手掛かりになりそうです。
本記事はハマナカ株式会社への取材回答、公式情報、提供写真をもとに構成しています。編集部による試編みのレビューではありません。価格・発売予定は2026年10月26日の確認時点。制作についてはMONOLABの取材記事の編集方針をご覧ください。










