アニメーションを入り口に、仕事や相談先を知る。株式会社ウェルクリエイトが運営する就労継続支援B型事業所「Shake Hands」は、兵庫県加古川市の少年院・加古川学園で、講話とパラパラ漫画の制作体験を組み合わせたプログラムを実施しました。
同社の発表によると、2026年10月7日と28日の全2回で、2回目の制作体験には5人が参加しました。ウェルクリエイトに、体験の進め方や工夫、プログラムに込めた思いを聞きました。
講話から、絵が動く仕組みを知る体験へ
近畿矯正管区からの要請を受けた取り組みです。1回目は「福祉とアニメ」をテーマに、アニメーション制作の仕組みや仕事、さまざまな働き方、就労支援や福祉サービス、困ったときの相談先について講話を行いました。

同社によると、2回目は前回の振り返りから始め、アニメ作品の上映と、静止画を連続して見せると絵が動いて見える仕組みの解説を経て、パラパラ漫画の制作に取り組みました。
24枚の絵で、ボールを投げる約1秒を描く
制作したのは、棒人間がボールを投げ、そのボールが手前に迫ってくる約1秒間のアニメーション。24枚の絵で動きを表現しました。

ウェルクリエイトは、絵を描いた経験がない人も無理なく取り組めるよう、各コマの動きや描く位置が分かるオリジナルの見本シートを用意。透かしてなぞる方法でも作れ、自分なりにアレンジすることもできます。それぞれのペースや得意なことを生かせるようにしたといいます。

制作中に伝えたコツは、前の絵を透かして確認すること、少しずつ動きを変えること、途中でめくって動きを確かめることの3つ。一つずつ工程を積み重ねて完成を目指しました。
「できる」の幅を知るきっかけに
同社が大切にしたのは、絵の経験がなくても自分で動かせたという成功体験を通じて、自分の「できる」の幅を知ってもらうことです。方法を工夫したり、適切なサポートを受けたりすることで、できることが広がる場合もあるといいます。
Shake Handsはアニメやデザインなどのクリエイティブ分野を通じた就労支援に取り組み、近畿矯正管区からの依頼で再犯防止啓発アニメを制作した実績もあります。今回も、こうした活動の経験を生かし、自分に合った働き方や社会との関わり方を考える機会となるよう構成。自身の得意なことや可能性を見つめ直し、将来の選択肢を広げるきっかけになればと考えています。事業所の運営や事業内容はウェルクリエイトの公式サイトで紹介されています。
※本記事は株式会社ウェルクリエイトへの取材回答と公開情報に基づいて制作しています。取材記事の編集方針












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