K-BALLET TOKYO 25周年! 熊川哲也が贈る、一夜限りの「玉手箱」とは? 夏の特別ガラ公演に迫る
1999年の創立以来、日本のバレエ界を牽引し続けてきたK-BALLET TOKYOが、記念すべき25周年を迎えました。四半世紀という大きな節目。この歴史的なアニバーサリーイヤーを締めくくるにふさわしい、特別な公演がこの夏、開催されます。その名も、 『K-BALLET TOKYO 25th ANNIVERSARY GALA』 。
ただの記念公演ではありません。総監督を務めるのは、言わずと知れた孤高の芸術家、熊川哲也さん。彼が「歴史の玉手箱」と表現するこのガラ公演には、一体どんな魔法が詰まっているのでしょうか?
これは見逃せない!熊川哲也の言葉に耳を澄ませて
まず、何と言っても注目したいのは、熊川哲也さんご本人のコメント動画が到着したという情報です。
動画の中で、熊川さんは今回のガラに込めた想いを語っています。彼が創り上げてきた25年間の軌跡、そしてそれを支えてくれた人々への感謝の気持ち。「歴史の玉手箱を開ける」という言葉に、私は深く惹きつけられました。まるで、これまでのK-BALLETの素晴らしい瞬間が、ぎゅっと詰まった宝箱が開かれるような、そんなワクワクする期待感がこみ上げてきます。
「ただのガラ」じゃない!特別なプログラムの魅力
一般的に、バレエの「ガラ公演」というと、様々な作品の有名なパ・ド・ドゥ(男女ペアの踊り)などが次々と披露される、いわば名場面集のような形式を思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろん、それも大変魅力的で楽しいものですが、今回の 『25th ANNIVERSARY GALA』は、それとは全く異なるアプローチだという点が非常に興味深いのです。
熊川哲也さんが総監修するこの舞台では、K-BALLET TOKYOを象徴する大作から、初期の隠れた名品まで、幅広い演目の「見どころ」が一挙に上演されます。
具体的には、以下のような豪華なラインナップが予定されています。
- 『ベートーヴェン 第九』より
- 『ロミオとジュリエット』より
- 『カルメン』より(プティ版、熊川版)
- 『クレオパトラ』より
- 『蝶々夫人』より
- 新制作『眠れる森の美女』より
- 『マーメイド』より
- 『ウォルフガング』
- 『ドン・キホーテ』より

これだけでも胸が高鳴りますが、さらに驚くべきは、ここでしか見ることのできない大変貴重な秘蔵映像もふんだんに交えられるとのこと。カンパニー総出演で、まるで一冊の分厚い歴史書を紐解くように、25年間の壮大な軌跡を描き出すというのです。
私が個人的に惹かれたのは、「カルメン」がプティ版と熊川版の両方から上演される点です。同じ物語でも、振付家によってどう異なり、K-BALLETがそれぞれをどう表現するのか。これは比較して観るのが非常に楽しみです。
熊川哲也とK-BALLET TOKYO、四半世紀の軌跡
K-BALLET TOKYOの25年の歴史は、そのまま日本のバレエ界における革新と挑戦の歴史でもあります。熊川哲也さんが世界最高峰の英国ロイヤル・バレエ団でプリンシパルとして活躍した後、自身の理想とするバレエカンパニーを創立したのが1999年。

カンパニー設立以前、彼が手掛けた伝説的な公演をご存知でしょうか? バレエ界の常識を覆したと言われる「Made in London」。その集客力、規模、内容のすべてが異次元で、まさに革命でした。あれから25年、熊川さんは演出家・振付家としても進化を続け、誰も予想できなかった境地へと到達しました。
今回のガラは、その25年の集大成。「歴史の玉手箱」とは、K-BALLETが積み上げてきた技術、芸術性、そして熊川さんのクリエイティビティの結晶なのかもしれません。彼の指揮のもと、カンパニーが一体となって創り出す「歴史絵巻」は、観る者の心に深く刻まれる体験となるでしょう。
舞台を彩る主役たち:プリンシパルダンサー紹介
K-BALLET TOKYOの魅力を語る上で欠かせないのが、素晴らしいダンサーたちの存在です。今回のガラ公演にも、カンパニーを代表するプリンシパル(バレエ団の最高位ダンサー)たちが名を連ねています。
- 石橋奨也

- 飯島望未

- 岩井優花

- 日高世菜

- 堀内將平

- 山本雅也

これらの素晴らしいダンサーたちが、熊川哲也さんの紡ぎ出す歴史絵巻の中で、どのような輝きを見せてくれるのか。彼らの表現力豊かな踊りも、このガラ公演の大きな見どころの一つです。
公演詳細:いつ、どこで、いくらで観られる?
この特別なガラ公演は、2025年夏、東京・札幌・大阪の3都市で上演されます。
|公演スケジュール
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<東京公演>
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日程:2025年7月25日(金)~7月27日(日)
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会場:Bunkamuraオーチャードホール
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<札幌公演>
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日程:2025年7月31日(木)
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会場:札幌文化芸術劇場 hitaru
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<大阪公演>
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日程:2025年8月9日(土)
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会場:フェスティバルホール
|チケット料金(税込)
会場によって料金体系が異なりますので、ご注意ください。
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[東京]
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S席:25,000円
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A席:17,000円
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B席:13,000円
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学生券:5,000円
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[札幌]
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SS席:20,000円
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S席:18,000円
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A席:15,000円
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B席:11,000円
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C席:9,000円
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学生券:5,000円
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Kプラチナシート:22,000円 Kプラチナシートはセンターブロック最前1列目~10列目で、ダンサー直筆サイン入り特別写真付きという特典があります。ファンにはたまらない席ですね!
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[大阪]
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SS席:25,000円
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S席:19,000円
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A席:14,000円
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B席:9,000円
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学生券:5,000円
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バルコニーBOX:28,000円
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BOX:27,000円
学生券は中学生以上25歳以下の方が対象。当日学生証提示で引き換えとなります。席位置は未定とのことです。
|チケット価格、どう見る?
正直なところ、バレエ公演のチケット料金は決して安くはありません。しかし、今回の公演がK-BALLET TOKYOの25周年という四半世紀に一度の特別企画であり、熊川哲也さん自身が総監修する「歴史の玉手箱」とも呼べる特別な内容であることを考えれば、その価値は十分にあると私は感じます。
特に、通常のガラとは異なり、カンパニーの軌跡を壮大なスケールで描くという趣向は、ファンはもちろん、K-BALLETを初めて観る方にとっても、その世界観を一気に知ることができる貴重な機会です。
予算に応じて様々な価格帯の席が用意されているのも嬉しいポイント。学生さん向けの特別料金があるのも、未来のバレエファンを育てるという意味で素晴らしい取り組みだと思います。もし少し奮発できるなら、特典付きのKプラチナシートやBOX席で、より特別な体験をするのも良いかもしれませんね。
|チケット販売
チケットは、各種プレイガイドで広く取り扱われます。
- TBSチケット
- チケットスペース
- チケットぴあ
- イープラス
- ローソンチケット
- 劇場窓口 ほか
販売開始時期や詳細については、公式サイトなどでご確認ください。
|お問い合わせ
公演に関するお問い合わせは、チケットスペースまで。 電話:03-3234-9999
最後に:この特別な瞬間を、あなたの目で
K-BALLET TOKYOの25周年記念ガラ公演は、単なる過去の振り返りではありません。それは、これまでの輝かしい歴史を礎に、未来への扉を開く瞬間でもあります。熊川哲也さんの芸術的な探求心と、カンパニー全体の情熱が詰まった「歴史の玉手箱」。その蓋が開かれるとき、私たちはきっと、想像を超える感動と興奮に包まれるはずです。
この特別な祭典を、ぜひ会場で体感してみませんか? バレエファンの方はもちろん、まだK-BALLETの世界に触れたことがないという方も、きっとその魅力に引き込まれることでしょう。
公演の最新情報や詳細については、K-BALLET TOKYO公式サイトをご確認ください。
- K-BALLET TOKYO 公式ウェブサイト: https://www.k-ballet.co.jp/
- 公演詳細ページ: https://www.k-ballet.co.jp/performance/2025gala.html
また、公式SNSでも最新の情報が発信されていますので、こちらも要チェックです!
- Instagram:@k_ballet_tokyo_official
- X(旧Twitter):@kballetofficial
- Facebook:https://www.facebook.com/kballet.tokyo/
四半世紀に一度の特別な一夜。熊川哲也さんが開ける「歴史の玉手箱」を、どうぞお見逃しなく!