長野県松川町は、移住を考える人に向け、子育てと農ある暮らしをそれぞれテーマにした1泊2日の体験ツアーを2026年11月に開催します。保育園の見学や森での外遊び、農家との交流などを通じ、町の暮らしに触れる企画です。松川町に、二つのテーマを選んだ背景や体験に込めた思いを聞きました。
自然の中の子育てと、土に触れる暮らし
町の発表によると、松川町は南アルプスと中央アルプスに囲まれ、りんごや梨、ぶどうなどの栽培が盛んな地域です。町内の保育園と小中学校では給食費を無償化し、給食に有機栽培の農産物を取り入れています。

町は、子育てをきっかけに自然豊かな地方への移住を選ぶ人も多いと説明します。信州型自然保育「やまほいく」や有機給食などの子育て環境に力を入れ、子どもがのびのび過ごせる場をつくる民間団体も多いことから、子育てをテーマにする意義があると考えたそうです。

もう一つの「農ある暮らし」は、町の生活では土や農に触れる機会が多く、普段の暮らしの一端を知ってもらえるよう設定したといいます。
保育園の見学や、地元の親子と森遊び
11月18日〜19日の子育て体験ツアーでは、町内を巡り、「やまほいく」を行う福与保育園を見学。松川中央小学校では栄養士からゆうき給食の話を聞き、夕食を囲んで子育て中の世帯と交流します。
翌日は、外遊びを通した自然体験プログラム「森のこどもえん」に地元の親子と参加します。町は、保育園や給食の話、森での自然体験、子育て世帯との夕食交流を通して、親子に町の暮らしを感じてほしいとしています。


対象は都市部で子育て中、またはこれから子育てを予定し、自然や地域の中での暮らしに関心がある人など。定員は4人で、子どもの参加は相談が必要です。

移住した農家を訪ね、地元の親子と収穫を味わう
11月13日〜14日の農ある暮らし体験ツアーでは、2年前に果樹農家を目指して移住した「ぬいぬい農園」を訪ね、暮らしや今後の展望を聞きます。夕食は地元の農家と交流。翌日は古民家「市場」を訪ね、新米を炊いて味わいます。

町によると、若手農家の思いに触れてもらうことが行程の一つです。また、地元の親子向けに年間を通して行う米づくり体験の最終回にツアーを合わせ、地域の人との交流を通して暮らしの一端を感じてもらいたいといいます。

参加費と申し込み
両ツアーとも定員4人、事前予約制で、集合場所は松川町役場です。町の取材回答と各公式案内によると参加費は無料で、自宅から集合場所までの交通費は各自負担です。夕食、1泊朝食付きの宿泊、2日目の昼食などが含まれます。発表文には大人1人8,000円との記載がありますが、今回の取材で無料と回答があり、両ツアーの公式案内でも無料と確認しました。
農ある暮らしツアーには農作業体験、子育てツアーには森のこどもえん体験が含まれます。対象や詳しい行程、最新の募集状況は子育て体験ツアー、農ある暮らし体験ツアーの各ページから確認できます。
関連イベントとして、11月8日には松川町中央公民館「えみりあ」で、町内の仕事を体験できる「お仕事まるしぇ」も開催予定です。午前10時〜午後3時、入場無料・事前申し込み不要と発表されています。
本記事は取材回答と公開情報に基づいて制作しています。取材記事の編集方針












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