旅先の夜や仕事帰りに、駅前で一杯だけ。山梨県笛吹市のJR石和温泉駅前で、「石和温泉えきまえ無尽」が定期開催されています。次回は2026年11月5日18〜21時、参加費はグラス1杯付きで1,000円、予約は不要です。主催する笛吹市地域共創プロデューサー/笛吹市地域おこし協力隊の増尾圭亮さんに、初めて訪れる人を迎える工夫を聞きました。
一杯のワインが、初対面の会話の入口に
「無尽」は、定期的に集まって飲みながら近況を語り合う、山梨で親しまれてきた習慣です。開催を知らせるリリースによると、この無尽に決まったメンバーはなく、その日駅前に来た人が、その日の顔ぶれになります。
10月22日の初回は、地元の人、仕事帰りの人、市外から来た人の5人が参加しました。増尾さんによると、笛吹のワインを飲みながら、地域の果物との合わせ方が話題になり、そこから自然に会話が広がったそうです。共通の話題が目の前にあるワインだったため、初対面でも話しやすかったのではないかと振り返ります。
参加者からは「夜の時間帯に、駅前で軽く一杯飲めるところがあるといいね」という声もあったといいます。観光のための特別な予定を立てなくても、身近な駅前で地域の人や旅の人と話せることが、この集まりの持ち味です。
一人で来ても、無理に輪へ入らなくて大丈夫
受付では増尾さんが一杯目を注ぎながら、どこから来たのか、普段は何をしているのかを少し聞き、話が合いそうな人に紹介しています。ただし、無理に会話の輪へ入ってもらおうとはしないとのこと。一杯だけでも、途中からでも立ち寄れる場として、一人ひとりの過ごし方を大切にしています。

最初の一杯には、笛吹市のワイナリーの中から、その時期に飲んでほしい一本を選ぶそうです。注ぐ際に、どこの畑で誰が造ったのかを一言添えると、その話からまた会話が始まると教えてくれました。
公式案内では、一杯目はサーバーとは別に用意したワインを提供し、二杯目以降は会場のワインサーバーで銘柄と量を選んで直接支払う仕組みを紹介しています。銘柄や価格、提供量は当日の表示を確認してください。
昼の観光案内所を、夜にも入りやすい場所へ
会場は、JR石和温泉駅南口の階段・エスカレーターを下りた1階にある、石和温泉駅前観光案内所のブース区画です。増尾さんによると、案内所を運営する一般社団法人笛吹市観光物産連盟と笛吹市ワイン会が協力。もともとワインサーバーがあり、駅からすぐの場所を夜に開ければ、誰でも入りやすい場になると考えたそうです。
準備で最も苦労したのは、初回の告知でした。初めての試みのため、どこにどう知らせれば人が来てくれるのか、手探りだったといいます。発表資料では、この場所で出会った人がワイナリーや農家、地域の行事へ足を運ぶ入口にしたいという思いも紹介しています。
次回の日程、参加費と来場前の確認
次回は11月5日18〜21時。11月12日はGPSランナー・志水直樹さんを迎える特別回で、18時から無尽、18時30分から講演、講演後も21時まで無尽を予定しています。特別回もグラス1杯付き1,000円で、予約不要です。最新の日程は石和温泉えきまえ無尽の公式サイトで確認できます。
支払いは現金・PayPayに対応。予約や会員登録は不要で、開催時間内は出入り自由です。浴衣でも普段着でも参加できます。ノンアルコールの飲み物もあり、その場合も参加費は1,000円。食事の提供はなく、個包装のお菓子を用意し、食事を希望する人には駅前の店を案内するとのことです。
会場の住所は山梨県笛吹市石和町松本177-1、JR石和温泉駅南口1階です。20歳未満の人や車で来た人には酒類を提供しないため、ワインを楽しむ場合は電車を利用してください。
本記事は取材回答と公開情報に基づいて制作しています。写真は主催側の配信素材です。開催日や提供内容は変更される場合があります。取材記事の編集方針












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