「歴史の年号や人名、覚えるのがとにかく大変だった…」なんて経験、ありませんか?私自身、学生時代は暗記科目が苦手で苦労した記憶があります。もし、そんな歴史学習がまるでゲームのように楽しくなったら、最高ですよね。
実は、そんな夢のような無料コンテンツが登場しました。国立文化財機構と大日本印刷(DNP)が公開した「みどころキューブ『文化財のたからばこ』」です。GIGAスクール構想で配布されたタブレットやPCで使えるので、子供たちの新しい学びのツールとして、そして大人の「学び直し」としても注目なんです。
まるでデジタル博物館!「文化財のたからばこ」とは?
「文化財のたからばこ」は、PCやタブレットのブラウザから誰でも無料でアクセスできるWebコンテンツです。DNPが開発した「みどころキューブ」という鑑賞システムを使っていて、文化財を3D空間で直感的にグリグリ動かしながら鑑賞できるのが最大の特徴です。

まずは、お手元のスマートフォンやPCでアクセスしてみてください。面倒な登録は一切不要ですぐに始められます。
【コンテンツURL】 https://edu-cpcp.nich.go.jp/midokoro/app/

私が注目した3つの「なるほど!」ポイント
実際に触ってみて、私が「これは面白い!」と感じたポイントを3つご紹介します。
1. 時間と空間がひと目でわかる!3Dマップが直感的
このコンテンツの最もユニークな点は、そのインターフェースにあります。3D空間の 縦軸が「年代」、そして 底面が「日本地図」 になっているんです。

これにより、「この土偶は縄文時代で、東日本から出土したんだな」「この絵巻は鎌倉時代で、京都が舞台か」といった情報が、ただの文字ではなく、視覚的にスッと頭に入ってきます。文化財同士の時代や場所の関係性が一目瞭然で、まるで歴史の大きな流れを俯瞰しているような感覚。これは新しい体験ですね。
2. 「人」「モノ」「こと」…テーマで深掘りできる面白さ
ただ年代順に並んでいるだけではありません。3D空間の側面には「人」「モノ」「こと」「どこから?」という4つのテーマが設定されています。

たとえば「人」というテーマを選ぶと、人物が描かれたり、かたどられたりした文化財が光って表示されます。時代を横断して「人々の暮らし」や「表現方法の移り変わり」といった、より深いテーマで文化財を眺めることができる。こういう横断的な視点って、教科書だけではなかなか得られにくいんですよね。

もちろん、個別の文化財をクリックすれば詳しい解説も読めますし、さらに詳細を知りたい場合は、国立文化財機構のデータベース「ColBase」に飛べるのも嬉しいポイントです。

3. 学校の授業に完全対応!「教科書絞り込み」が超便利
そして、教育現場での活用を本気で考えているな、と感じたのがこの機能です。なんと、自分が使っている 教科書を選んで、そこに掲載されている文化財だけを表示 できるんです。

これ、先生方にとっては授業の準備が格段に楽になりますし、子供たちも「あ、これ教科書で見たやつだ!」と、より興味を持って取り組めそうですよね。まさにGIGAスクール構想の端末で使うのにピッタリな機能だと感じます。
気に入った文化財を「お気に入り」登録して、自分だけのコレクションを作ることもできます。夏休みの自由研究などにも活用できそうです。

「暗記」から「探求」へ。歴史学習の新しいカタチ
この「文化財のたからばこ」は、単に文化財をデジタル化しただけのものではありません。時間と空間、そしてテーマという複数の軸で情報を整理し、ユーザーが自ら興味のあるものを見つけ出し、探求していく楽しさを提供してくれます。
子供たちの学習ツールとしてはもちろん、私たち大人が「そういえば、これって何だっけ?」と知識を再確認したり、博物館に行く前の予習に使ったりするのにも最適です。
歴史が苦手だったという人も、ぜひ一度このデジタルなたからばこを開けて、文化財を巡る時空の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。











