「ロートレック」と聞くと、ムーラン・ルージュの踊り子を描いた、あの躍動感あふれるポスターを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。一方、「ミュシャ」といえば、優美な女性と植物をモチーフにした華やかなアール・ヌーヴォー様式が目に浮かびますよね。この二人が、実は同じ時代、同じパリで活躍していたって、なんだかワクワクしませんか?
そんな二人の才能が火花を散らした「パリ時代の10年」を追体験できる展覧会 『ロートレックとミュシャ パリ時代の10年』 が、なんと広島で初開催されます!
広島初開催!二人の天才が交差した10年

今回の展覧会は、2026年4月2日(木)から5月31日(日)まで、広島県立美術館で開催されます。19世紀末、芸術の都として最も輝いていたパリ。そこでポスターという新しいメディアを通じて時代の寵児となったロートレックとミュシャ。二人の画業が交わる1891年から1900年の10年間に焦点を当て、その軌跡をたどるという、非常に興味深い企画なんです。
個人的に注目したい3つの見どころ
単に作品が並ぶだけでなく、今回の展覧会にはグッとくるポイントがいくつもあります。私が特に注目したい見どころを3つご紹介しますね。
1. 圧巻!ロートレックの全ポスター31点が集結
なんといっても最大の目玉は、ロートレックが制作した 全31点ものポスター が一堂に会する点でしょう。これ、実はかなり貴重な機会なんです。

彼を一躍有名にした《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》から、キャリア後期の作品まで。わずか10年という短い期間に生み出されたポスターのすべてを通して、彼の芸術の変遷をたどることができます。歓楽街の熱気や人々の息づかいまで聞こえてきそうな、そのエネルギッシュな表現をぜひ間近で感じてみたいですね。
2. ライバル?それとも…?二人の作風を徹底比較
今回の展覧会が面白いのは、二人の活動を時代ごとに比較しながら紹介してくれるところです。貴族出身で、パリの歓楽街に入り浸り人間を描いたロートレック。かたやチェコ出身で、理想化された美しい女性像で人々を魅了したミュシャ。


同じリトグラフ(石版画)という手法を使いながらも、全く異なる世界観を持つ二人の作品。たとえば、同じギャラリー「サロン・デ・サン」のために制作したポスターを見比べてみると、その違いは一目瞭然です。どんなオファーを受け、どんな作品を生み出していったのか。二人のキャリアを並べてみることで、それぞれの個性や当時のアートシーンがより立体的に見えてきそうです。

36歳で早世したロートレックと、故郷チェコのために壮大な作品を手がけていくミュシャ。その後の対照的な人生にも思いを馳せながら鑑賞すると、より深く楽しめるかもしれません。


3. 当時の空気感を味わう「お酒のポスター」
もう一つ、個人的に楽しみにしているのが、第5章の「同時代のお酒のポスター」です。ロートレックやミュシャだけでなく、ピエール・ボナールなど同時代の画家たちが手がけたお酒の広告ポスターが展示されます。


これらは単なる広告ではなく、当時のパリの活気や文化、人々のライフスタイルを映し出す鏡のような存在。美しい芸術作品として楽しみながら、「ベル・エポック(よき時代)」と呼ばれた華やかな時代の空気に浸ってみるのも素敵ですよね。
アートだけじゃない!充実の関連イベント
この展覧会、作品展示だけで終わらないのがまた魅力的なんです。記念講演会やギャラリートークはもちろん、私が特に気になったのはこちら。
- 映画『ディリリとパリの時間旅行』特別上映: 19世紀末のパリが舞台のアニメ映画。ロートレックも登場するそうで、展覧会と合わせて観れば没入感が倍増しそう!
- コラボアフタヌーンティー: 広島駅のお店で展覧会にちなんだアフタヌーンティーが楽しめるなんて、優雅な休日になりそうですよね。

他にもインスタライブやワークショップなど、様々な角度から展覧会を楽しめるイベントが盛りだくさん。公式サイトでぜひチェックしてみてください。
開催概要とチケット情報
最後に基本情報をおさらいしておきましょう。
- 会期: 2026年4月2日(木)~5月31日(日) ※会期中無休
- 開館時間: 9:00~17:00 (金曜は20:00まで) ※入場は閉館30分前まで
- 会場: 広島県立美術館
- 料金:
- 前売券: 一般1,300円、高・大学生800円、小・中学生500円
- 当日券: 一般1,500円、高・大学生1,000円、小・中学生700円
お得な 前売券は4月1日(水)まで の販売です。セブンチケットやローソンチケットなど各種プレイガイドで購入できるので、行く予定の方は早めの確保がおすすめですよ。
19世紀末パリの熱気と芸術の輝きを、広島で体感できるこの機会。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。











