「美術館って、なんだか少し敷居が高い…」「現代アートって言われても、どう見たらいいか分からない…」なんて感じたことはありませんか?実は私も、作品を前にして「うーん…」と唸ってしまうことがあります。でも、もしそのアートが、みんな大好きな「お菓子」でできていたら、どうでしょう?
今回は、そんな夢のような世界を創り出す美術作家・渡辺おさむ氏の個展のニュースです。なんと2025年に開催された全国4館の美術館・博物館での個展で、合計来場者数が 4万8,600人 を記録したというから驚きです。現代美術作家の個展としては異例の実績だそうで、これは注目せざるを得ませんよね。

口コミで広がる「お菓子の魔法」
今回の発表で私が特にすごいと感じたのは、多額の広告費をかけずに、口コミを中心に この動員数を達成したという点です。つまり、訪れた人たちが「すごく良かったよ!」と誰かに伝えたくなる魅力が、作品そのものにあるということ。では、その魅力とは一体何なのでしょうか?個人的に3つのポイントにまとめてみました。
1. 親しみやすさと圧倒的なビジュアル
渡辺さんの作品のモチーフは、クリームやフルーツ、キャンディといった「スイーツ」。このテーマ、反則級にキャッチーですよね。難しい理屈は抜きにして、見た瞬間に「わぁ、かわいい!」「おいしそう!」と心が躍ります。子どもから大人まで、誰もが笑顔になれる親しみやすさが、多くの人を惹きつける最大の理由かもしれません。

そして、どの作品も写真に撮りたくなるほど精巧で美しい。SNSでシェアしたくなる気持ち、よく分かります。口コミで人気が広がったというのも納得です。
2. 美術館ごとに異なる「その場所だけの展示」
今回のツアーは、4つの美術館それぞれで展示構成が異なっていた点も大きな特徴です。ただ作品を並べるだけでなく、その場所の特性を最大限に活かしているんです。
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ウッドワン美術館(広島): 緑豊かなロケーションに合わせた、メルヘンな「お菓子のメリーゴーラウンド」が登場。

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九州国立博物館(福岡): 同時開催の仏教展に合わせ、なんと重要文化財の仏像をスイーツで再現!アートの懐の深さを感じます。

このように、会場ごとに全く違う表情を見せてくれるので、リピーターが多かったというのも頷けます。「次はどんな世界が見られるんだろう?」というワクワク感がたまりませんね。
3. 「作品ではない」と言われた日から25年の積み重ね
今でこそ絶大な人気を誇る渡辺おさむさんですが、作家本人のコメントによると、約25年前に活動を始めた当初は「こんなものは作品ではない」と批判されることもあったそうです。

そこから約13年間で全国30館以上の美術館で個展を開催し、地道に活動を継続してきたからこそ、今の評価がある。作品のかわいらしさの裏にある、作家の揺るぎない信念と継続力に、私は心を打たれました。単なる「カワイイ」だけではない、作品の奥深さはここから来ているのかもしれません。
次なる挑戦は「巨大バルーン化」!?
そんな渡辺さん、今後の構想として「作品を巨大化してバルーンにすることも考えている」と語っています。お菓子の作品が巨大なバルーンになる…想像しただけでワクワクしませんか?
会場にはコンセプトも掲示しますが、読まずに写真を撮って楽しむ方がいてもよいと思っています。さまざまな楽しみ方ができるよう、今後も表現の間口を広げていきたいです。
このコメントからも、アートを一部の専門家のものではなく、もっと多くの人に楽しんでもらいたいという作家の温かい眼差しが感じられます。
2026年も開催決定!
この夢のような世界、実際に見てみたくなりますよね。2026年には、喜多方市美術館(福島県) および 周南市美術博物館(山口県) での個展開催がすでに決定しているそうです。
気になる方は、ぜひ公式サイトをチェックして、甘くて美しいアートの世界に足を運んでみてはいかがでしょうか。
- 渡辺おさむ公式ホームページ: http://watanabeosamu.tokyo











