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動物の生活音28音を聴く「ANIMA」登場。我喜屋位瑳務の絵と、小さな暮らしを楽しむブッダマシーン

動物が食べる音や息づかいを28音収録したブッダマシーン「ANIMA」の先行販売が開始。山田友佳里さんへの取材から、音の選び方、保護モルモットの収録場面、飼い主の声を外した編集の工夫を紹介します。一般販売は11月11日予定です。

動物の生活音28音を聴く「ANIMA」登場。我喜屋位瑳務の絵と、小さな暮らしを楽しむブッダマシーン
28の動物たちの生活音を収録するブッダマシーン「ANIMA」(画像・資料提供:株式会社アーツ&カルチャルマネジメント社) 出典:プレスリリース

編集責任者 AKIMOTO

MONOLABの運営・編集を担当。暮らしの中で気になる商品やサービスについて、読者が知りたいことを伝える記事づくりに取り組んでいます。

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動物がごはんを食べる音、眠るときの息づかい、飼い主に甘える声。そんな日々の小さな音を28音収録したブッダマシーン「ANIMA」のクラウドファンディングが、2026年11月5日に始まりました。我喜屋位瑳務さんの描き下ろしアートワークをまとった、音で動物たちの暮らしを想像するプレーヤーです。企画を手がけるANIMAの山田友佳里さんに、収録音の選び方や、音の向こうにあるエピソードを聞きました。

画面から目を離して、動物の暮らしを聴く

発表リリースによると、発売元はANTE Vojnovic。犬、猫、鳥、モルモットなどの生活音を、七尾旅人さん、植本一子さん、gyunyuyaさん、アボット奥谷さんらが提供しています。お経や音楽の代わりに、動物たちの日常を収めた製品です。

動物たちの絵が入った黄色い透明のANIMA本体
黄色い透明の本体に、我喜屋位瑳務さんのアートワークを組み合わせた「ANIMA」(画像・資料提供:株式会社アーツ&カルチャルマネジメント社) 出典:プレスリリース

山田さんによると、選曲では鳴き声を中心にするのではなく「生活音」であることにこだわったそうです。テレビや音楽にかき消されてしまうほど小さな音を、暮らしの中で長く、何度も聴けるものにしたいと考えました。今回はできるだけ自宅で飼育されている動物を対象にし、飼い主自身が愛おしいと思う音を選んでもらうことで、動物が好きな人にも親しみを感じてもらおうとしたといいます。

楽しむ時間を決めているわけではありません。山田さんは、アンビエントミュージックのように聴けるよう音をつくってもらったと話します。なんとなくテレビやYouTube、SNSを見てしまう時間に、少し画面から目を離し、音だけで動物たちの生活を想像してみる。その中で、聴く人自身の大切な時間や瞬間を見つける機会が生まれたら、と考えています。

「むむの金色のヤングコーン」は、静寂まで聴いて

収録音の17番「むむの金色のヤングコーン」は、山田さんが迎えた保護モルモットのむむちゃんが、大好物のヤングコーンのひげを食べている音です。山田さんには、その光景が映画『風の谷のナウシカ』に登場する金色の触手を思わせるそうで、本当は映像でも伝えたいほどだといいます。

もぐもぐともざくざくとも言い切れない音が断続的に続き、後半には何度か、数秒の空白が入ります。それはモルモットがふと静止する瞬間。飲み込んでいるのかもしれない、と山田さんは捉えています。「その僅かな静寂も楽しんでいただけると嬉しいです。」と話すように、食べる音だけでなく、音が止まる時間にも小さな暮らしが表れています。

飼い主の声をカットし、動物を主役に

音づくりでも、主役を動物にするための判断がありました。呼びかけに反応する動物の録音には、飼い主の声が入っているものもあったそうですが、あえてカット。動物を主役にし、誰でも楽しめる音にしたかったからだと山田さんは説明します。

長さの基準は設けつつ、一律にはそろえず、音によって短いものも長いものも残しました。さらにプロのレコーディングエンジニアへ依頼し、ラフな音質も魅力となるブッダマシーンの出力を考慮してマスタリングしたといいます。公開されているミックス・マスタリング担当は船山健太さんです。

山田さん自身は、今は亡き初代モルモットの写真の前に、仏壇の明かりのような感覚で本体を置いているそうです。その子の音は収録されていませんが、音を出さず、明かりだけをつけることもできると教えてくれました。

我喜屋位瑳務さんが描く「動物たちの桃源郷」

本体を飾るアートワークのテーマは「動物たちの桃源郷」。リリースで紹介された我喜屋位瑳務さんのコメントには、すべての動物を桃源郷のような世界へ移し、幸せにできたらという思いが込められています。黄色い透明の本体に、動物たちが集う絵が重なる姿も、この製品の見どころです。

犬や猫や鳥などの動物が集う我喜屋位瑳務の動物たちの桃源郷
我喜屋位瑳務さんが描き下ろした「動物たちの桃源郷」(画像・資料提供:株式会社アーツ&カルチャルマネジメント社) 出典:プレスリリース

我喜屋さんは、音楽作品のジャケットや書籍の装画などでも活動する作家。今回の収録音には、自ら提供した「ののだす、レタスの白いところが好き!」も含まれています。絵と音の両方から、動物へのまなざしが感じられます。

モルモットとともに写る我喜屋位瑳務
アートワークを手がけ、音源も提供する我喜屋位瑳務さん(画像・資料提供:株式会社アーツ&カルチャルマネジメント社) 出典:プレスリリース

買い方・使い方と、12月の試聴イベント

本体の一般販売価格は9,350円(税込)。A&CM Department Storeの商品ページを通じ、11月11日(水)から一般販売が始まる予定です。11月7日の確認時点では、同ページは販売開始前の売り切れ表示でした。収録音の全28タイトルも同ページで確認できます。

先行するCAMPFIREのプロジェクトでは、本体配送の追加リターンが9,650円、本体なしのデジタル配信が2,200円で掲載されています。9,350円の当初の配送枠は、11月7日の確認時点で在庫なしでした。配送リターンの本体発送・デジタル配信の配布は11月下旬の予定。支援時の手数料や最新の受付状況は、申込画面で確認してください。

数量限定の我喜屋位瑳務ドローイングTシャツ「ANIMA」も7,700円(税込)で用意。両面シルクスクリーンプリントで、サイズはS・M・Lです。CAMPFIREの現在の案内では、Tシャツ発送は12月上旬の予定となっています。

複数の動物の線画が描かれた白いANIMAのTシャツ
数量限定のドローイングTシャツ。両面シルクスクリーンプリントで展開(画像・資料提供:株式会社アーツ&カルチャルマネジメント社) 出典:プレスリリース

本体の電源は単3電池3本(別売)。音量調節、再生・停止、選曲、内部照明、イヤホン接続に対応します。重量は307g。公式の商品案内では、落下や乱暴な扱いで壊れるおそれがあるため丁寧に扱うこと、規格が合わないアダプターは故障につながるため手持ちのアダプターの使用を推奨しないことが説明されています。電源アダプターは付属しません。

実機を聴いてみたい人には、12月6日(日)に東京十月(東京都港区南青山5丁目7-17 小原流会館地下1階)で開かれるリリースイベントもあります。発表リリースの一般ポップアップストアは13:00〜18:00の案内で、試聴・即売を予定。我喜屋さんのサイン入り本体お渡し会は事前予約が必要です。CAMPFIREのサイン会リターンには13:00〜17:00予定と記載されているため、参加する枠の案内を確認してお出かけください。

動物を迎える以外のかたちでも、支えるきっかけに

プロジェクト「ANIMA」は、動物とカルチャーを入口に、よりよい暮らしを考える活動を続けています。2022年にはライブ&マーケットイベントを開催。今回も売上の一部を動物保護活動へ寄付する計画で、プロジェクトページでは2027年1月ごろにNPO法人サンタの家へ寄付する予定としています。動物を家族として迎えることが難しくても、好きな音や作品を選ぶことから関われる試みです。

黄色い動物と人の手を描いたANIMAのビジュアル
プロジェクト「ANIMA」のビジュアル(発表リリース掲載)(画像・資料提供:株式会社アーツ&カルチャルマネジメント社) 出典:プレスリリース

ブッダマシーンは、中国で生まれた、読経や念仏を繰り返し再生する電子念仏機に着想を得たプレーヤー。ANTE Vojnovicは、その多彩な姿も紹介してきました。公式商品ページには、ANIMAを通じた寄付の報告はANTE Vojnovic div.のInstagramで知らせるとの案内もあります。製品を楽しんだ先の活動も、たどることができます。

さまざまな形のブッダマシーンを並べたANTE Vojnovicの出店風景
ANTE Vojnovic div.の出店風景。多様なデザインのブッダマシーンが並ぶ(画像・資料提供:株式会社アーツ&カルチャルマネジメント社) 出典:プレスリリース

本記事は取材回答と公開情報に基づいて制作しています。写真は発表元の提供素材で、編集部の試用写真ではありません。価格・受付状況・開催予定は2026年11月7日の確認に基づきます。取材記事の編集方針

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