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こうなん名フィル、11月22日が最終公演。金川真弓・田村響と2つの協奏曲を

愛知県江南市で「こうなん名フィルコンサート2026」の最終公演を11月22日に開催。金川真弓と田村響が名フィルと共演します。主催者への取材で分かった選曲の経緯、楽章ごとの聴きどころ、地域の反応を、公演・チケット情報とともに紹介します。

こうなん名フィル、11月22日が最終公演。金川真弓・田村響と2つの協奏曲を
2026年8月2日の過去公演のリハーサル風景。11月22日の出演者・演奏を写した写真ではありません。(画像・資料提供:一般社団法人江南プレミアム音楽倶楽部) 出典:プレスリリース

編集責任者 AKIMOTO

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ヴァイオリンとピアノ、それぞれの協奏曲を一度の公演で。2026年11月22日(日)、愛知県江南市のHome&nicoホール 江南市民文化会館 大ホールで「こうなん名フィルコンサート2026 デュアルコンチェルトシリーズ5」が開かれます。金川真弓、田村響と名古屋フィルハーモニー交響楽団が共演する、シリーズ最後の公演です。主催の一般社団法人江南プレミアム音楽倶楽部に、選曲の理由と初めて聴く人への聴きどころ、地域から寄せられた反応を聞きました。

主催者の発表によると、2025年7月に始まった「こうなん名フィルコンサート」は、第九演奏会を含む全6回で幕を閉じます。「2つの協奏曲・2人のソリスト」を掲げるデュアルコンチェルトも、今回が5回目の締めくくり。創立60周年の名フィルを、中田延亮が指揮します。

こうなん名フィルコンサート2026・11月22日公演のチラシ表面
11月22日公演のチラシ表面。肖像写真:金川真弓 ©Kei Osada、田村響 ©武藤章、中田延亮 ©Taiji Yamazaki。(画像・資料提供:一般社団法人江南プレミアム音楽倶楽部) 出典:プレスリリース

金川真弓のチャイコフスキー、田村響の「皇帝」

独奏を担う金川真弓は、2024年ジョルジュ・エネスク国際コンクール第1位のヴァイオリニスト。ピアニストの田村響は愛知県出身で、2007年ロン=ティボー国際コンクールで第1位に輝きました。指揮の中田延亮はヨーロッパを拠点に研鑽と演奏活動を重ねてきた指揮者です。出演者の経歴は公演リリースで紹介されています。

出演者と名フィルのプロフィール、公演会場案内を載せたチラシ裏面
出演者と名フィルのプロフィールを掲載した公演チラシ裏面。肖像写真:金川真弓 ©Kei Osada、田村響 ©武藤章、中田延亮 ©Taiji Yamazaki。(画像・資料提供:一般社団法人江南プレミアム音楽倶楽部) 出典:プレスリリース

会場の公演案内に掲載されているプログラムは次のとおりです。開場は15時、開演は16時。終演は18時を予定しています。

  • 第1部:モーツァルト/歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527 序曲
  • 第1部:チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35(独奏:金川真弓)
  • 休憩20分
  • 第2部:ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」(独奏:田村響)

親しみやすさと、この組み合わせならではの演奏を

取材に対し、主催者は選曲で大切にしてきたのは、初めてクラシック音楽を聴く人にも親しみやすい名曲であることと、ほかのコンサートとは異なる独自性だと説明しました。2025年7月6日に始めたシリーズでは、ピアノ協奏曲でショパン、シューマン、チャイコフスキー、ヴァイオリン協奏曲でブルッフ、ブラームスの作品を取り上げてきたといいます。

今回のチャイコフスキーについて、主催者はベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスの作品とともに「世界4大ヴァイオリン協奏曲」の一つと紹介し、自身も大好きな曲だと回答。美しく親しみやすい旋律なら、クラシックに馴染みのない人にも楽しんでもらえると考えたそうです。金川真弓が2026年のほかのコンサートで演奏している曲目とは異なる作品をお願いしたい、という思いも選曲にありました。

一方の「皇帝」は、主催者がベートーヴェンの全5曲のピアノ協奏曲の中でも最大規模の、円熟した傑作と捉える作品です。田村響が近年この曲を演奏した映像を見て、その豊かな演奏経験を生かして魅力を届けてもらえると考え、依頼したといいます。8月2日の公演のソリストと比べても、今回は演奏経験を重ねた2人による円熟した表現に期待し、壮大な2曲がふさわしいと判断したという経緯でした。

初めて聴くなら、旋律と楽器同士のやり取りに注目

チャイコフスキーで主催者が勧めるのは、第1楽章の伸びやかなヴァイオリンの旋律と、オーケストラが一体となって盛り上がる響きです。さらに、第2楽章の叙情的な美しさから、第3楽章の華やかで躍動感のあるフィナーレへ。楽章ごとの表情の変化も、耳を傾けてほしい場面だといいます。

「皇帝」は、オーケストラの力強い和音に応えるようにピアノが華麗に登場する冒頭から、互いに呼応する迫力が聴きどころ。主催者は、第2楽章の静かで美しい旋律と、そこから第3楽章へ続く晴れやかな高揚感も味わってほしいと話しています。

音楽の専門知識がなくても、美しさや迫力を楽しめる2曲。主催者は、難しく考えずにヴァイオリンやピアノとオーケストラの響きを会場で感じてほしいとし、生演奏の振動と、終演後にも心に残る余韻への期待を語りました。公演では開演前に楽しみ方や鑑賞マナーの案内も行われます。

「また聴きたい」が、地域の店からも広がった

主催者には毎回、「初めてクラシック音楽を聴いたけれど感動した」「また聴きたい」「次のコンサートも楽しみにしている」といった声が届いているそうです。クラシックに親しんでいる江南市や近隣市町の住民からも、名古屋市中心部まで出かけずに、身近な会館で名フィルの本格的な演奏を楽しめることへの感謝が多く寄せられているといいます。

喫茶店や飲食店と連携する企画「モーニングを食べて名フィルを聴こう!」も、初めて鑑賞する人の入口になっているとのこと。店舗や施設でのチラシ配架を通じて、これまで接点のなかった人に情報が届き、実際の来場につながったと主催者は回答しました。地域とのつながりの中で、クラシックが日常に少しずつ広がっていると実感しているそうです。

主催者の企画案内によると、スタンプ台紙に5個のスタンプを集めると、11月22日のチケットを特別価格3,000円で購入できます。期間は11月21日(土)まで。同じ店を利用して集めてもよく、モーニングだけでなく、喫茶やランチなどの利用も対象です。

参加店舗で台紙に押印またはサインをもらい、5個そろったら主催者へ連絡して指定席を予約します。台紙との引き換えが必要で、紛失すると無効です。店内が混み合う会計時を避け、席でスタッフに相談するよう案内されています。参加店舗の情報と台紙のダウンロードは、企画の公式noteで確認できます。

モーニング利用のスタンプ5個で3000円となる企画の台紙
「モーニングを食べて名フィルを聴こう!」の案内とスタンプ台紙。5個集めた後の予約・台紙との引き換えが必要です。(画像・資料提供:一般社団法人江南プレミアム音楽倶楽部) 出典:プレスリリース

開演前や休憩にも、ホワイエで地域のお店と出会う

公演リリースでは、15時の開場から16時の開演まで、休憩時間、終演後に、ホワイエで地域の店舗・事業者が出店する予定と案内されています。過去の公演写真からも、飲み物を扱う店や展示販売の様子が分かります。下の写真はいずれも過去の開催時のもので、今回の出店者や販売内容を示すものではありません。

過去公演のホワイエでのCDと作品の展示販売
過去公演のホワイエでの展示販売。写っている出演者名や商品は今回の公演の販売内容を示すものではありません。(画像・資料提供:一般社団法人江南プレミアム音楽倶楽部) 出典:プレスリリース
過去公演のホワイエに出店した飲料の店舗とスタッフ
過去公演の飲料出店の様子。写真内の店・メニュー・価格は今回の出店内容を示すものではありません。(画像・資料提供:一般社団法人江南プレミアム音楽倶楽部) 出典:プレスリリース

名フィル、金川真弓、田村響のCD即売会も予定されています。さらに終演後には、CDを購入した来場者に向け、金川真弓と田村響によるサイン会を予定。演奏を聴くだけでなく、その余韻を持ち帰る時間にもなりそうです。

チケットは全席指定。購入先ごとの価格と条件

一般前売券は6,000円、小中高生は3,500円(税込)。販売窓口は会場、芸文プレイガイド、一宮市民会館、オンラインです。販売先ごとの違いは、主催者のチケット購入案内と最新リリースに掲載されています。

Home&nicoホール 江南市民文化会館 大ホールの客席と舞台
Home&nicoホール 江南市民文化会館 大ホールの客席と舞台。(画像・資料提供:一般社団法人江南プレミアム音楽倶楽部) 出典:プレスリリース
  • Home&nicoホール 江南市民文化会館:一般6,000円、小中高生3,500円。窓口購入と電話予約に対応。窓口の支払いは現金のみで、予約後の受け取りは窓口または代引郵送(別途700円)です。会場の公演案内。
  • 芸文プレイガイド:一般6,000円、小中高生3,500円。名古屋市東区東桜1丁目13-2、愛知芸術文化センター地下2階アートプラザ内。
  • 一宮市民会館:一般6,000円。一宮市朝日2丁目5番1号。
  • チケットぴあ:一般6,000円、Pコード328552。販売ページでは11月21日(土)23:59までの一般発売を案内しています。
  • 小中高生の差額返金:一宮市民会館とチケットぴあで一般券を購入した場合は、公演当日に年齢確認のできる証明書を提示して差額返金に対応します。
  • teketの特別割引券:一般・小中高生共通3,000円(税込)。客席の左右端・後方の指定席が対象です。紙券は発券せず、購入控えを持参して当日受付を行います。11月6日未明の確認時点ではサイトがメンテナンス表示のため、利用時にページの復旧・販売状況を確認してください。
  • 当日券:一般7,000円、小中高生3,500円。会場のホール総合案内窓口で11月22日(日)16時まで販売予定です。

19歳以上の江南市民は「こうなんスマイル商品券」を利用する方法もあります。主催者の案内では、事前予約により一般券を主催者直販価格5,000円で購入し、5,000円分の商品券を使えるとしています。会館の通常窓口では商品券を取り扱いません。小中高生の同時申し込みは現金払いとなり、申込方法や当日の引き換えは案内ページで確認できます。

江南市民向けスマイル商品券でのチケット購入方法の案内
「こうなんスマイル商品券」による購入の案内。19歳以上の江南市民が対象で、主催者への事前予約が必要です。(画像・資料提供:一般社団法人江南プレミアム音楽倶楽部) 出典:プレスリリース

江南駅から徒歩約6分。来場前に確認したいこと

会場はHome&nicoホール 江南市民文化会館 大ホール(愛知県江南市北野町川石25-1)。会場公式の交通アクセスによると、名鉄犬山線「江南駅」東口から徒歩約6分です。無料駐車場は352台ですが、台数に限りがあるため公共交通機関の利用が勧められています。

Home&nicoホール 江南市民文化会館の外観と入口
Home&nicoホール 江南市民文化会館の外観。(画像・資料提供:一般社団法人江南プレミアム音楽倶楽部) 出典:プレスリリース

公演チラシでは、未就学児は入場不可と案内されています。車いす席の希望は事前に主催者への連絡が必要です。購入後の変更・キャンセルはできず、転売は禁止。開演中の写真撮影・録音・携帯電話などの使用もできません。開演後は指定の座席へ案内できない場合があるため、余裕を持って来場したいところです。

地域と音楽のつながりに関心がある方は、MONOLABの三軒茶屋の音楽祭「SMF2026」の取材記事もご覧ください。こちらは11月7日開催で、街の店舗とステージを巡る催しを紹介しています。

本記事は取材回答と公開情報に基づいて制作しています。取材回答は一般社団法人江南プレミアム音楽倶楽部によるものです。公演・販売内容は変更される場合があります。最新情報は主催者の案内をご確認ください。取材記事の編集方針。

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