日本酒を楽しむ一杯を、火災で被災した福島県喜多方市の酒蔵の再建につなげる。小林順蔵商店は、笹正宗酒造とともにつくった純米吟醸酒「SAKE INITIE Neo Trad Rabbit」を届ける応援プロジェクトを、2026年11月2日にMakuakeで始める。両社が酒をつくるようになった経緯や、食卓での楽しみ方を聞いた。
アイキャッチ:笹正宗応援プロジェクトの案内(画像・資料提供:株式会社小林順蔵商店) 出典:プレスリリース
共同でつくった日本酒を、蔵の再建を支える一杯に
小林順蔵商店の発表によると、笹正宗酒造は2026年6月の火災で母屋や酒蔵群、醸造設備などを失った。今回届けるNeo Trad Rabbitは、同じ福島県の曙酒造の蔵を借りて醸造している。

小林順蔵商店は取材に、被災後に見舞いに訪れた際の光景に言葉を失った一方、再建に向かう蔵元の姿が印象に残ったと話す。ともにつくった酒の魅力を伝え、届けることで、大切なパートナーの力になりたいと考えたという。
応援購入額から原価、送料、諸経費、Makuake手数料を差し引いた利益相当額の全額を、再建支援金として笹正宗酒造に届ける。集まった金額にかかわらず最低10万円を届け、終了後に金額を活動レポートで報告する予定だ。
海外の食卓を見て、味と価格のバランスを相談
小林順蔵商店が日本酒の海外輸出を始めたのは約10年前。同社は、海外では日本酒が和食と合わせる特別な酒やアルコールの強い酒と受け止められる一方、実際に飲んだ人が味に驚く場面にも出会ったという。現地の食文化や好みを知る立場から、自分たちでも日本酒をつくりたいと考えた。
その思いを各地の酒蔵に伝える中で出会ったのが笹正宗酒造だった。世代交代を迎え、兄弟で新しいブランドづくりに取り組む蔵元が、より多くの人に日本酒を楽しんでほしいという考えを共有し、少量から共同で挑戦することになった。

目指したのは、ワインと並ぶ食卓にもなじみ、和食に限らずさまざまな料理と楽しめる味。香りと味のバランスを何度も相談して調整し、日常の食卓で手に取りやすいよう価格とのバランスも追求した。完成後にはワインや日本酒のソムリエ、レストランのシェフからも好意的な評価を受けたと同社は振り返る。

冷やしてワイングラスに。野菜料理と合わせる提案
Neo Trad Rabbitは、白い花や洋梨を思わせる香りと、やさしい甘み・酸味が特徴の純米吟醸酒。アルコール度数は13%だ。小林順蔵商店は冷蔵庫で冷やし、ワイングラスをゆっくり回して香りを楽しむ飲み方を勧める。

同社が挙げる組み合わせは、アスパラガスやトマト、オリーブオイルを使った料理、チーズ、ハーブなど。いつものサラダや野菜料理にも合わせながら、和食に限らず好みの食事と楽しんでほしいと話す。
11月2日から応援購入を受け付け
Makuakeのプロジェクトページでは開始前の通知登録を受け付けている。応援購入の予定期間は11月2日から12月1日までで、12月2日から順次発送する予定だ。
発表時の主なリターンは、早割のグラス付き1本セットが5,100円(5セット限定)、2本応援セットが8,000円、応援ステッカー1枚が2,000円。価格はいずれも税込み・送料込み。各リターンに限定ステッカーが付き、希望者の名前は応援動画と蔵へ贈るポスターに掲載される。お酒を飲まない人はステッカーのプランでも参加できる。
20歳未満の人は酒を含むリターンを購入できない。価格や受け付け状況の詳細はプロジェクトページで確認できる。この記事は取材回答と公開情報に基づき制作した。MONOLABの編集方針












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