「あっ、どうしよう!」をなくしたい。香川の玄関口、瓦町FLAGに新しい「当たり前」が登場
「あれ、生理になっちゃったかも…」「今日に限って、ナプキンがない!」
外出先で、突然そんな状況になった経験はありませんか? 特に準備していないときに限って、冷や汗が出てしまう…。多くの人が一度は経験したことがある、あのヒヤリとする瞬間。
そんな女性たちの「困った!」に寄り添う、新しい取り組みが香川県で始まりました。高松市の中心部にある複合型商業施設瓦町FLAGに、なんとトイレの個室で生理用ナプキンを無料で受け取れるサービス「トレルナ」 が設置されたんです。
これは香川県内では初の試みだそうで、私がこのニュースを知った時、「ついに香川でも!」と率直に思いました。日頃から多くの人が利用する瓦町FLAGに導入された意義は大きいと感じています。
トイレの「個室」でナプキンが手に入る「トレルナ」って?
「トレルナ」(https://toreluna.com/)は、株式会社ネクイノが提供するサービス。その名の通り、「トイレでルナ(生理用品)がトレル(取れる)」という、まさにそのものズバリなネーミングですね。
私がこのサービスで注目したのは、 「トイレの個室」 という点です。なぜなら、生理用品が必要になるタイミングって、とてもプライベートな瞬間だから。人目を気にせず、本当に困っているその場でサッと手に入れられるというのは、安心感が段違いだと思います。
そしてもう一つ、単に無料配布するだけでなく、 「アプリ」と「トイレ内のディスペンサー」が連動しているという仕組み。これにより、誰でも好きなだけ、ではなく、本当に必要とする人が適切な量を手に入れられるように工夫されている点が興味深いです。
なぜ瓦町FLAGに? 地域に根ざした施設だからこその連携
今回、「トレルナ」の設置場所に選ばれたのは、ことでん(高松琴平電気鉄道)が運営する瓦町FLAGです。ことでんといえば、香川の公共交通を支える、地域に根ざした存在ですよね。
瓦町FLAGは、電車やバスの利用者だけでなく、ショッピングや食事、行政サービスのために日々多くの人が訪れる場所。学生さんから小さなお子さんを連れたお母さん、そしてシニア世代まで、本当に多様な人々が集まります。
ことでんが目指す「誰もが利用しやすい環境づくり」という方針と、トレルナを提供するネクイノが掲げる「必要とする誰もが、いつでも生理用ナプキンを手に入れられる社会」の実現という想いがピタリと一致したことが、今回の連携に繋がったそうです。
多くの人が利用する施設だからこそ、こうしたサービスがあることの安心感は大きいですよね。
瓦町FLAGの外観
瓦町FLAGでの設置場所と開始日はこちら。
- 設置場所: 2F〜5Fのお客様用トイレ
- 設置台数: 9台
- サービス開始日: 2024年6月26日(木)
瓦町FLAGの詳しい情報はこちらからどうぞ。 http://www.k-flag.jp/
アプリでサッと受け取り! トレルナの利用方法
では、実際に瓦町FLAGのトイレで「トレルナ」を使ってナプキンを受け取るにはどうすればいいのでしょうか? 実はとっても簡単なんです。
利用手順は以下の通り。
- 専用アプリをダウンロード: スマートフォンに「toreluna(トレルナ)」アプリ(https://toreluna.com/)を入れます。
- QRコードを読み込む: トイレ個室にあるトレルナ設置デバイス画面の右下にあるQRコードをアプリで読み取ります。
- ナプキンを受け取る: デバイスからナプキンが出てきます!
トレルナデバイスのイメージ
トレルナ アプリのイメージ
注意点として、ナプキンを1枚受け取ると、アプリ上で2時間ロックがかかります。また、1ヶ月に受け取れる枚数は7枚までと上限が設けられています。これは、本当に困っている人が確実に手に入れられるようにするための配慮だと考えられますね。必要な時に必要な分だけ。まさにトイレットペーパーのように、トイレの必需品として誰もがアクセスできるように、という想いが込められているようです。
ちなみに、なぜ無料で提供できるのかというと、トレルナのデバイス画面にパートナー企業の動画広告が表示される仕組みだから。これにより、サービスの持続的な提供を可能にしているんですね。社会貢献とビジネスが両立している、素晴らしいアイデアだと思います。
私がこのサービスに期待すること
私がこの「トレルナ」の取り組みに特に期待しているのは、これが新しい「当たり前」への第一歩になる可能性を秘めているからです。
トイレットペーパーがそうであるように、生理用ナプキンもまた、多くの人にとって必要不可欠な生活用品です。それが、急な出費になったり、手元になくて困ったりすることがなくなる未来。そんな未来は、生理のある人々にとって、どれほど心強いことでしょう。
特に学校や公共施設、オフィスなど、今回の瓦町FLAGのような商業施設以外への展開も進められているとのことで、全国的にこの「トイレでナプキンがトレル」環境が広がっていくことを願っています。
「あなたが必要とする一枚を社会のあたりまえに。」というトレルナのメッセージ、とても素敵ですよね。
最後に:あなたの意見を聞かせてください!
瓦町FLAGに導入された「トレルナ」。あなたはどう感じましたか?
- 「これは便利!早く色々な場所にできてほしい」
- 「アプリを使うのは少し手間かな?」
- 「いざという時に助かる人がたくさんいると思う」
など、ぜひあなたの率直な感想を教えてください!
もしあなたが瓦町FLAGに行く予定があれば、ぜひ2F〜5Fのトイレをチェックしてみてくださいね。実際に利用する機会があるかもしれません。
トレルナが設置されている場所は、トレルナWEBサイトの「Spot」ページから確認できますよ。 https://toreluna.com/spots
この取り組みが、生理のある人にとって、より安心して日々を過ごせる社会につながることを期待しています。
運営会社について 「トレルナ」を運営するのは、株式会社ネクイノ (https://nextinnovation-inc.co.jp/) です。医師や薬剤師などの専門家が集まり、ICTを活用したオンライン診察プラットフォーム「スマルナ」などを手掛ける「メディカルコミュニケーションカンパニー」です。テクノロジーと対話を通じて、医療や健康に関する社会課題解決を目指している企業です。
今回の「トレルナ」のように、技術とアイデアで、これまで見過ごされがちだった困りごとを解決しようとする姿勢に、私はとても感銘を受けました。