この夏、スイーツ好きはフランスへ想いを馳せる!全国300店以上で出会える「王冠」のような伝統菓子「サントノレ」の祭典
ジメジメとした梅雨が明け、キラキラと太陽が輝き始める7月。夏の訪れとともに、私の心はソワソワし始めます。なぜかって? それは、全国各地のパティシエたちが腕を競う、特別なスイーツイベントが始まるからです!
今年も開催されるのは、フランス菓子の魅力にどっぷり浸れる素敵なイベント。2025年7月1日(火)から7月31日(木)までの1ヶ月間、なんと全国300店以上のパティスリーやホテルで、共通のテーマに沿ったオリジナルスイーツが提供されます。
今年のテーマは、フランスの伝統菓子 「サントノレ(saint-honoré)」 。この名前を聞いて、「ん?どんなお菓子だろう?」と思った方も多いのではないでしょうか?
「サントノレ」ってどんなお菓子? 知ればもっと美味しくなるその魅力
私も初めて「サントノレ」という名前を聞いた時は、どんなお菓子か想像がつきませんでした。調べてみると、その歴史は19世紀のパリにまで遡ります。サントノーレ通りにあるパティスリーで誕生したとされ、その見た目から 「公爵の王冠」 を模していると言われているんです。ロマンチックですよね!
サントノレは、土台となるサクサクのパイ生地の上に、キャラメルでコーティングされた小さなシュークリームが並べられ、中心にはクリームが美しく絞られています。この構造が、まさに王冠のようです。
その最大の魅力は、一口食べた時の食感のコントラストにあると私は思います。
- サクサクのパイ生地
- ふんわりとしたシュー生地
- 舌触りなめらかなクリーム
- そして、カリッと香ばしいキャラメル
一度に4つの食感が楽しめるなんて、なんて贅沢なんでしょう! フランスでは特別な日にいただくお菓子として親しまれているというのも納得です。
伝統的なレシピがありつつも、現代のパティシエたちはそこに独自のアイデアや技術を加えて、全く新しい「サントノレ」を生み出しています。今回のイベントは、まさに全国の職人たちが「サントノレ」というキャンバスに描く、十人十色の創造性を堪能できる絶好の機会なんです。
注目パティシエが贈る、個性あふれる「サントノレ」たち
今回のイベントでは、全国の素晴らしいパティシエたちが参加していますが、特に注目したいお二人と、そのサントノレをご紹介します。
東京・麹町「PATISSIER SHIMA(パティシエ・シマ)」島田 徹 氏
フランスで長年研鑽を積み、MOF店やピエールエルメなど、名だたるパティスリーで経験を積まれた島田シェフ。その経歴を聞くだけで、どんなサントノレに出会えるのかワクワクしますよね。
シェフが手がけるのは、 「サントノレショコラ・テッカンノン」 。
チョコレートと鉄観音烏龍茶を組み合わせた、なんとも独創的な一品です。チョコレートの濃厚さと、鉄観音の薫り高さがどのように調和するのか、非常に興味を惹かれます。パッションフルーツのパートドフリュイがアクセントになっているとのことで、これは味の想像が膨らみますね!
価格は756円(税込) 。一流のシェフが伝統菓子を現代的にアレンジした、このイベントでしか味わえない特別なサントノレ。この技術とアイデアが詰まった一品なら、十分に価値ある価格だと感じます。
詳細はこちらからチェックできますよ。 パティシエ・シマ 詳細ページへ
東京・経堂「Frederic Cassel(フレデリック・カッセル)」上久保 春華 氏
フランスのフォンテーヌブロー本店でも勤務経験を持つ上久保シェフ。国際的なブランドであるフレデリック・カッセルでシェフ・パティシエを務める彼女のサントノレも必見です。
上久保シェフが提案するのは、夏らしい 「サントノレ フランボワーズ・セザム」 。
フランボワーズの華やかな酸味とゴマの香ばしさを組み合わせた、軽やかで風味豊かなサントノレとのこと。フランボワーズ、ゴマ、シャンティクリーム、そしてフィユタージュ(パイ生地)の食感と香りが重なり合う、味わいのグラデーションを楽しんでほしいそうです。想像しただけで、口の中が幸せになりそうですね!
価格は1080円(税込) 。フレデリック・カッセルという世界的ブランドのクオリティ、そして繊細な味わいの組み合わせを考えると、こちらも納得の価格設定と言えるでしょう。特別な夏のスイーツ体験としては、ぜひ一度味わってみたいですよね。
詳細はこちらで確認できます。 フレデリック・カッセル 詳細ページへ
食文化を応援する、イベントに込められた想い
この素敵なスイーツイベントは、ダイナースクラブカードを発行する三井住友トラストクラブ株式会社が特別協賛しています。なぜ、クレジットカード会社がパティスリーのイベントを? と不思議に思うかもしれません。
実はダイナースクラブは、その創立の起源が「ツケで食事ができるクラブ」という“食”にあるそうです。なるほど! だからこそ、食に関わる様々な文化や担い手を応援することに力を入れているんですね。
このイベントも、「食文化の応援」の一環として、彼らが誇りを持ってサポートしているとのこと。共通のテーマである「サントノレ」を通じて、私たちがフランス菓子の魅力を再認識するきっかけを与えてくれるだけでなく、全国で活躍するパティシエの方々の素晴らしい仕事にスポットライトを当てたい、という温かい想いが込められています。
さあ、あなたもサントノレ巡りに出かけよう!
この「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク 2025」は、ダイナースクラブの会員である必要はありません。どなたでも参加店でテーマの「サントノレ」を購入できます!
開催期間は2025年7月1日(火)から7月31日(木)までですが、お店によって期間が少し異なる場合もあるので、お目当てのお店がある場合は事前に確認するのがおすすめです。
参加店は全国に300店以上! 北海道から沖縄まで、あなたの街の近くにもきっと参加店があるはずです。どんなお店が参加しているのか、そしてどんなオリジナルサントノレに出会えるのかは、イベントの公式サイトでチェックできますよ。
公式サイト:ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク
公式サイトでは、地域ごとの参加店リストや、各店が提供するサントノレの情報が見られるかもしれません。ぜひ覗いてみてください。
いくつか参加店の一例を挙げると…
- 北海道・patisserie •chocolatier Bon Vivant
- 群馬・パティスリー リュパン
- 埼玉・アカシエ 北浦和本店
- 神奈川・パティスリーサリュ
- 愛知・カフェタナカ
- 京都・パティスリー洛甘舎
- 大阪・ザ・リッツ・カールトン大阪 ザ・リッツ・カールトン・グルメショップ
- 福岡・グランド ハイアット 福岡 「ザ マーケット エフ」ショップ
- 沖縄・Fleur de soleil
いかがですか? 有名店から地域に根ざしたお店まで、幅広いパティスリーが参加していますね。価格はお店ごとに設定されているので、詳細は各店に直接お問い合わせください。
この夏は、特別な「サントノレ」との出会いを!
伝統的な「王冠」をテーマに、全国のパティシエたちがどんな個性豊かなサントノレを生み出すのか、考えるだけで胸が高鳴ります。この夏は、ぜひお近くの参加店で、あるいは少し足を伸ばして、あなたにとって最高の「サントノレ」を見つけてみませんか?
私も早速、公式サイトで参加店をチェックしてみようと思います。皆さんも、素敵なスイーツとの出会いを楽しんでくださいね!