「成人式で元カレと再会して…」なんてドラマのような展開、実は意外と現実かもしれません。株式会社オーネットの調査によると、25歳から34歳の独身男女の約4割が恋人がいるという結果が出ています。この調査結果を基に、新成人の恋愛事情や交際開始のタイミングについて深掘りしてみましょう。
2025年新成人の恋愛観を調査!
株式会社オーネットが実施した「2025年新成人」の恋愛・結婚に関する意識調査から、新成人の恋愛事情を分析します。この調査は、全国の2025年に成人式を迎える2004年4月2日~2005年4月1日生まれの男女410人を対象に行われました。
【恋愛編】新成人の「交際経験率」は過去最低!?
株式会社オーネットが実施した新成人を対象とした恋愛意識調査の結果を見ていきましょう。この調査では、過去10年で最も低い交際経験率が明らかになる一方で、今後の交際への積極的な意欲が高まっているという興味深い結果が出ています。
交際経験の現状
交際経験は過去最低水準に
まず、「これまでに交際した経験がありますか?」という質問に対し、「交際経験あり」と回答した割合は全体で53.7%と、過去10回の調査の中で最も低い結果となりました。特に女性の減少が顕著で、前年の70.2%から53.8%へと大きく減少しています。一方、男性は前年とほぼ同水準の53.5%でした。
現在の交際状況
交際中の割合は減少傾向
「現在交際している異性がいますか?」という質問に対しては、全体で27.8%が「交際している」と回答しました。これは前年の29.4%から若干の減少です。男性は前年から増加し29.4%となった一方で、女性は26.7%と減少しています。
どこで出会う?
大学が最多、マッチングアプリは女性に人気
交際相手がいると回答した人に「どのように知り合ったか」を尋ねたところ、「大学(専門学校、大学院など)」が最も多く26.3%でした。次いで「幼稚園~高校時代」が24.6%、「アルバイト先」と「マッチングアプリ」が同率で9.6%となりました。
特筆すべきは、「マッチングアプリ」の利用率で、女性は12.5%と男性の6.0%の2倍以上となっています。また、「SNS」での出会いも女性が12.5%と、男性の2.0%を大きく上回っています。
今後の交際意欲
交際意欲は過去最高
「今後異性と交際を積極的にしたいですか?」という質問に対し、全体で51.7%が「積極的にしたい」と回答しました。これは過去10回の調査で最も高い割合です。特に男性は55.3%と高い意欲を示しており、女性も前年より大きく増加しています。
この調査結果から、新成人の恋愛事情はコロナ禍の影響を大きく受け、変化していることがわかります。交際経験は減少したものの、今後の恋愛への意欲は非常に高まっており、今後の恋愛市場は活発になるかもしれません。
【結婚編】結婚に対する意識は低下?それでも多くの新成人が結婚を望む理由
結婚に対する意識の変化
結婚意欲は過去最低水準に
新成人を対象とした結婚意識調査によると、「将来結婚したい」と回答した割合は73.2%と、過去最低水準となりました。このうち、「いずれは結婚したい」が51.5%、「早く結婚したい」が21.7%となっています。一方で、「結婚するつもりはない」と回答した人は18.5%、「できれば結婚したくない(が、いずれはするだろう)」と回答した人は8.3%と、約2割の新成人が結婚に対して消極的な考えを持っていることがわかりました。
結婚したい理由
「結婚したい」と回答した人にその理由を尋ねたところ、最も多かったのは「好きな人と一緒にいたい」で52.0%でした。次いで「家族がいると幸せだと思う」が44.7%、「子供が欲しい」が31.3%と続いています。これらの理由からは、新成人が結婚に対して愛情や幸福、家族という要素を重視していることが伺えます。
理想の結婚年齢と子供への意識
結婚希望年齢は25歳~28歳が中心
結婚を希望する年齢については、「25歳」が15.7%、「26歳」が12.7%、「28歳」が10.0%と、20代後半に集中していることがわかりました。特に女性は「25歳」を希望する割合が高く、男性は「28歳」を希望する割合が高い傾向にあります。
子供への意識
結婚後の子供については、「欲しい」と回答した人が64.7%、「わからない」が22.5%、「欲しくない」が12.9%という結果になりました。この結果から、約6割の新成人が子供を望んでいる一方で、約2割がまだ子供を持つかどうかを明確に決めていないことがわかります。
結婚相手に求める条件
最も重視されるのは「価値観」
結婚相手に求める条件として最も多かったのは「価値観が合うこと」で、74.7%と圧倒的な割合を占めました。次いで「趣味が合うこと」が34.3%、「顔や容姿が好みかどうか」が30.7%となっています。また、女性は「年収」を重視する傾向が男性よりも高いことがわかりました。
この調査結果から、新成人の結婚に対する意識は、過去と比較してやや低下傾向にあるものの、依然として多くの人が結婚を望んでいることがわかります。また、結婚相手には価値観の一致を最も重視しており、愛情や幸福、家族という要素を求めていることが明らかになりました。
意外すぎる新成人の恋愛感を徹底分析!まとめ
今回の調査結果をまとめると、新成人の恋愛と結婚に対する意識は、過去の調査と比較すると変化が見られるものの、依然として多くの人が結婚を前向きに捉えています。 新成人の結婚観は、伝統的な価値観と現代的な価値観が交錯する中で形成されています。結婚相手に求める条件として「価値観が合うこと」が最も重視されているのは、新成人が結婚生活におけるパートナーシップを重視していることの表れでしょう。
今回の調査結果が、新成人の皆様が自身の恋愛観や結婚観を考える上で、少しでも参考になれば幸いです。
※本調査は、結婚相手紹介サービス「オーネット 」の調査結果です。