日本が誇るあの名作が海を越える!韓国版「ドクターX」制作決定で、新たな伝説が始まる予感
「私、失敗しないので。」――このセリフを聞けば、誰もが頭に思い浮かべるであろう国民的医療ドラマ 「ドクターX~外科医・大門未知子~」 。日本で絶大な人気を誇るこのシリーズが、ついに海を渡り、韓国でリメイクされることが決定しました!日本のドラマファンにとっても、Kドラマファンにとっても、これは見逃せないビッグニュースではないでしょうか。
「ドクターX」の軌跡:なぜ私たちは大門未知子に熱狂したのか
フリーランスの外科医・大門未知子が、大学病院という権威主義的な組織の中で、一切の妥協なく患者の命を救う姿を描いた「ドクターX」。2012年の放送開始以来、連続ドラマとして7シリーズ、さらには劇場版も公開され、多くの視聴者を釘付けにしてきました。
彼女の魅力は何と言っても、 「病院という白い巨塔のしがらみに一切囚われず、患者のことだけを第一に考える」 そのブレない信念と、どんな難手術も成功させる天才的な腕前です。閉鎖的で不透明な医療業界にメスを入れる社会派の側面と、どんな逆境にも屈しない大門未知子の痛快な活躍は、まさに現代社会に生きる私たちのカタルシスとなっていました。
全シリーズの平均世帯視聴率は驚異の20.4%を記録し、東京ドラマアウォード優秀賞や橋田賞など、数々の栄誉に輝いています。これほどまでに愛された作品が、韓国のトップクリエイターたちの手によってどのように生まれ変わるのか、期待に胸が膨らみますね。

韓国版「ドクターX」は「白いマフィアの時代」として再誕!
今回のリメイクは、単なる焼き直しではありません。韓国版のタイトルは 「ドクターX:白いマフィアの時代」 。医療の世界を舞台にした社会派サスペンス、「メディカル・ノワール」として新たな一面を見せる予定です。これはまさに、権力や組織の闇に切り込む「ドクターX」の本質を、韓国ドラマならではの重厚な演出とストーリーテリングで深掘りする意図があると感じます。
豪華キャスト陣にも注目!
私が特に注目したのは、そのキャスティングです。
- ケ・スジョン役(日本版:大門未知子) :大ヒットドラマ「涙の女王」で主演を務め、日本でも絶大な人気を誇るキム・ジウォンさんが抜擢されました。彼女の凛とした美しさと、芯の強い演技力は、まさに「失敗しない」孤高の医師役にぴったり。新たな“失敗しない女”の誕生に、今からワクワクが止まりません。
- チャン・ヒスク役(日本版:神原晶) :映画「パラサイト 半地下の家族」などで世界的に知られる実力派女優、イ・ジョンウンさんが出演します。大門未知子の唯一無二のパートナーである名医紹介所の所長役を、彼女がどのように演じるのか。その存在感と深みのある演技は、きっと物語にさらなる奥行きを与えるでしょう。
監督は「悪鬼」などを手掛けたイ・ジョンリムさん、そして制作は数々のグローバルヒットドラマを生み出してきた韓国大手制作会社スタジオドラゴンとスタジオS(SBSドラマスタジオ)が担当。韓国ドラマ界のトップランナーたちが集結する布陣は、まさに盤石と言えるでしょう。
プロデューサーが語る「世界中のドクターX」
オリジナル版のプロデューサーである内山聖子エグゼクティブプロデューサーも、今回のリメイク決定に大きな喜びを寄せています。
「『ドクターX』はシリーズ当初より海外で多くの人が見てくださる作品でしたが、自身としては、世界各国でローカライズされる『ドクターX』を見たいとずっと願っておりました。何年も前から韓国や北米のプロデューサーの方々ともリメイクの話をしましたが、この度素晴らしいキャスト、スタッフで成立して嬉しいです。『世界中にドクターXはいる』と信じています。オリジナル作品のプロデューサーとしても、『ドクターX』のファンとしても、楽しみにしています。」
このコメントから、作品への深い愛情と、国境を越えて普遍的なテーマを届けたいという熱い思いが伝わってきますね。「世界中にドクターXはいる」という言葉は、大門未知子の精神が、どの国のどんな環境でも必要とされていることを示唆しているように感じます。
海を越える「私、失敗しないので。」
2026年には韓国・地上波放送局SBSの新金土ドラマ枠での放送が決定しています。日本版で描かれた医療現場の課題や人間ドラマが、韓国社会の文脈と融合することで、どのような化学反応を見せるのか。メディカル・ノワールというジャンルへの挑戦も含め、新たな視点と解釈で生まれ変わる「ドクターX」が、どのような社会現象を巻き起こすのか、今から期待が高まります。
「私、失敗しないので。」――この名セリフが、韓国の地でどのように響き渡るのか。続報を楽しみに待ちましょう!
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