自然とテクノロジーが織りなす未来のアート体験へ!「VideoListening 2025」で感性を解き放とう
皆さんは、アートとテクノロジーが融合した最先端の表現に触れたことはありますか? 映像、音、光、そしてAI……これらが一体となり、私たちの五感を揺さぶる体験は、まさに未来への扉を開くような感覚です。
今回私が注目したのは、長岡造形大学が開催する 「VideoListening 2025」 。デジタルアートやメディアアートの「今」を体感できる、非常に意欲的なプロジェクトなんです。ただ作品を見るだけでなく、耳を傾け、心で感じる。「VideoListening」というタイトルに込められた深い意味を、ぜひ一緒に探ってみませんか?
アートとテクノロジーの最前線を「聴く」体験
長岡造形大学のデザイン学科、山本信一教授がディレクターを務めるこのプロジェクトは、アートとテクノロジーの境界線を軽やかに飛び越え、新たな創造の地平を探求しています。豊かな自然に囲まれた長岡という地から、国内外で活躍するアーティストたちのインスタレーション、白熱のトークセッション、そして未来を担う学生たちによるオーディオビジュアルライブまで、多角的なプログラムが用意されています。
まるで森の木々が静かに風の音を聴き、光と影の移ろいを肌で感じるように、このイベントではデジタル表現を「視る」だけでなく「聴く」ことに焦点を当てているのが特徴です。鑑賞者が作品と対話し、自身の感性を研ぎ澄ませる、そんな貴重な機会となるでしょう。

このプロジェクトは2024年度に始動したばかりですが、すでに過去には、90本以上の貴重な映像作品の上映や、アルス・エレクトロニカなど国際的な舞台で活躍するアーティストによるトークセッション、さらには3面投射可能なイマーシブ空間でのライブパフォーマンスなど、多岐にわたる実績を積み重ねてきました。その経験が、今年の「VideoListening 2025」でどのように昇華されているのか、期待が高まりますね。
五感を刺激する、見逃せないプログラムの数々
さて、具体的にどんな体験ができるのでしょうか? 私が特に気になったプログラムをいくつかピックアップしてご紹介しましょう。
1. 映像とレーザーが織りなす空間体験:プロジェクション×レーザーインスタレーション
映像とレーザーがリアルタイムに連動するインスタレーションは、まるで異空間に迷い込んだような感覚を味わえるはずです。光の線が空間を駆け巡り、映像が壁面を彩る様子は、デジタルアートならではの臨場感と没入感を提供してくれるでしょう。
- 作品名:
- 瀬賀誠一 Seiichi Sega「Quantum Lines」
- 川口萌花 moka「Lure」
- 開催日時:
- 11月8日(土):11:00~11:30 / 12:45~13:15 / 14:30~15:00 / 16:00~16:30
- 11月12日(水):14:00~15:00 / 18:00~19:00
- 11月16日(日):15:30~16:30
- 会場: 長岡造形大学 映像スタジオB

2. 自然とデジタルが溶け合う:山本信一 × 大野哲二「Snake Line」
今回の目玉の一つが、ディレクターを務める山本信一教授と大野哲二氏による全長20メートルのLEDインスタレーションです。長岡造形大学の展示館「MaRouの杜」裏という、豊かな自然の中に設置されるという点が非常に興味深いですね。
デジタルな光の帯が、まるで生き物のように自然の中でたゆたう様子は、都市空間でのアートとは一味違う、静かで瞑想的な時間を私たちにもたらしてくれることでしょう。「自然とデジタルが溶け合う、静謐な時間の流れ」という言葉が示すように、きっと心洗われるような体験が待っています。
- 作品名: 山本信一 Synichi Yamamoto × 大野哲二 Tetsuji Ohno 「Snake Line」
- 開催期間: 11月7日(金)- 11月16日(日)9:00 – 21:00
- 会場: 長岡造形大学 展示館 「MaRouの杜」裏

3. 最先端の表現を探る:トークセッション
アートの「今」を知る上で欠かせないのが、第一線で活躍するクリエイターたちの生の声を聞く機会です。今回のトークセッションでは、二つの異なるテーマが用意されています。
【モーショングラフィック・アーティストトーク】 河上裕紀氏、岡翔三郎氏が登壇し、映像表現の可能性を深掘りします。視覚的な美しさだけでなく、動きの中に込められたメッセージや技術の裏側を知ることで、作品の見方がガラリと変わるかもしれません。
- 登壇者: 河上裕紀 Yuuki Kawakami、岡翔三郎 Shouzaburou Oka
- 開催日時: 11月16日(日)13:00 – 14:00

【画像生成AIプレゼンテーション】 今やアートの世界でも大きな注目を集める画像生成AI。長尾健治氏がその最前線を語ります。AIが作り出すアートは私たちに何をもたらすのか、創造性とは何か、深く考えるきっかけになるでしょう。巨大な猫が街を歩くような、現実ではありえない風景も、AIの力で表現される時代です。
- 登壇者: 長尾健治 Kenji Nagao
- 開催日時: 11月16日(日)14:30 – 15:30

これらのトークセッションは要申込です。興味のある方は、ぜひ特設サイトから詳細を確認し、お早めに申し込んでくださいね!
トークセッション申込はこちら: https://logoform.jp/form/P5EF/1248845
4. 未来を担う感性:学生作品 オーディオビジュアルライブ&インスタレーション
長岡造形大学の学生たちが手掛けたオーディオビジュアルライブやインスタレーションも必見です。彼らの瑞々しい感性と、学びの中で培われた技術がどのように融合するのか。未来のアートシーンを担う若き才能の息吹を感じられるはずです。

過去のプロジェクトでは、3面投射が可能なイマーシブ空間でのライブパフォーマンスも実施されており、学生たちの発表も同様に、高い没入感を提供する可能性を秘めていることでしょう。ぜひ、未来の表現者たちのクリエイティブな挑戦を目撃してください。

豊かな自然と創造が共存する、長岡から世界へ
長岡造形大学は、その立地を活かし、キャンパス周辺のビオトープに溶け込む屋外インスタレーションを行うなど、自然とテクノロジーの融合を具体的に実践しています。東京からのアクセスも比較的良好でありながら、豊かな自然環境の中で最先端のクリエイションが生まれるという点は、この大学ならではの魅力であり、デジタルアートの新たな可能性を切り開くハブとしての役割を担っていると言えるでしょう。
イベント詳細と参加方法
この刺激的なアートイベント「VideoListening 2025」の詳細は以下の通りです。
- イベント名: VideoListening 2025
- 開催期間: 2025年11月5日(水)- 11月16日(日)
- 会場: 長岡造形大学(新潟県長岡市)
- 参加費: 無料(トークセッションは要申込)
- 主催: 長岡造形大学
- 企画: 長岡造形大学 山本信一研究室
- 協力: NTT東日本新潟支店、株式会社ソルメディエージ、株式会社 iml design studios、株式会社オムニバス・ジャパン、superSymmetry
- 公式サイト: https://www.nagaoka-id.ac.jp/
各プログラムの開催日時や詳細については、公式サイトでご確認ください。
お問い合わせ先: 長岡造形大学 地域協創課 TEL:0258-21-3321 Email:[email protected]
アートとテクノロジーが融合する最先端の表現を「見て」「聴いて」「感じて」みませんか? 長岡の地で繰り広げられる「VideoListening 2025」は、きっとあなたの感性を揺さぶり、新たな視点を与えてくれるはずです。ぜひ足を運んで、この特別な体験を共有しましょう!










