現代の企業にとって、クラウド活用やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進はもはや避けられない道となりました。しかし、その急速な変化の裏側で、 “アイデンティティの爆発的増加” という新たな課題が浮上していることをご存存じでしょうか?
社員や取引先、システム間連携だけでなく、RPA、API、IoTデバイスといった非人間IDまでもが急増し、アクセス管理はかつてないほど複雑になっています。まるで無限に広がる蜘蛛の巣のように張り巡らされたIDは、いまや企業セキュリティの “新たな境界線” として、その重要性を増しているのです。
この状況下で、 「本当に社内のIDが適切に管理できているのか?」 と疑問を感じている企業は少なくありません。
IAM導入だけでは見えない「誰が、何に、どこまでアクセスできるのか」
多くの企業がIDとアクセスを管理する「IAM(Identity and Access Management)」を導入していますが、それでもなお「誰が・どのシステムで・どの権限を持ち、何をできるのか」という問いに、明確な答えを出せずにいるケースが散見されます。
なぜでしょうか?
それは、従来のIAMが「認証」に主眼を置いているため、その先の 「ガバナンス(統治・管理)」 という視点が不足しがちだからです。ガバナンスの「見える化」が進まなければ、経営層や監査部門に対して適切な説明責任を果たすことは極めて困難になります。
こんな課題に心当たりはありませんか?
- オンプレミスとクラウドが混在し、ID管理が複雑化している。
- 複数のIDaaSやIAMが乱立し、統制ポリシーが分断されている。
- 異動や退職、外部委託者のアカウント管理が手作業に依存し、特権IDの濫用リスクが高まっている。
- FISC(金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準)やJ-SOX(内部統制報告制度)、ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格)といった監査対応に膨大な工数がかかっている。
もし一つでも当てはまるなら、それはIDガバナンスの不備が、セキュリティの問題だけでなく、経営リスクへと直結する可能性を秘めている証拠です。

認証からガバナンスへ──全社統制の新しいモデルとは?
こうした現状を打破するために、今、注目されているのが「IGA(Identity Governance and Administration)」と「PAM(Privileged Access Management)」を統合し、全社レベルでアクセス権限を一元管理する新しいアプローチです。
このアプローチによって、組織全体で 「誰が・何に・どこまでアクセスできるのか」 を “見える化” し、ID管理における説明責任と監査対応の効率化を同時に実現することが可能になります。
【無料ウェビナー】今こそID統制再設計の時
この重要なテーマについて、Saviynt Inc.とKPMGコンサルティング株式会社が共同でウェビナーを開催します。題して、『IAM導入だけでは解決しない“ガバナンスの「見える化」不足” 今こそID統制再設計の時』。
本ウェビナーは、情報システム部門、セキュリティ部門、内部統制・監査部門、DX推進部門、経営企画部門など、全社統制に関わるすべての方を対象としています。
ウェビナーで学べること
- ID管理の今後の展望: クラウド化・DX推進がもたらすID管理の課題と、その先にあるべき姿を解説します。
- 「見える化」の具体策: 世界のリーディング企業が採用する「Saviynt Enterprise Identity Cloud」が、いかにしてIDガバナンスの課題を解決し、 「誰が・何に・どこまでアクセスできるのか」を可視化するのかを深く掘り下げます。
- 実践的な支援事例: KPMG Japanコンサルティングが、実際のIAM導入における支援事例を交えながら、現実的な解決策を提示します。
IAMを導入したものの、期待通りの効果が得られず悩んでいる方、増え続けるID管理に頭を抱えている方、そして経営リスクとしてのIDガバナンスに真剣に向き合いたい方は、ぜひこの機会にご参加ください。IDガバナンスの「見える化」不足を解消し、より強固な企業統制を築くためのヒントがきっと見つかるはずです。
開催概要
- 開催日時: 2025年11月18日(火)15:00~16:00
- 主催: Saviynt Inc.、KPMGコンサルティング株式会社
- 協力: 株式会社オープンソース活用研究所、マジセミ株式会社
詳細確認とお申し込みはこちらからどうぞ。 ▶ ウェビナー詳細・お申し込み
現代の複雑なIT環境において、IDガバナンスは企業の存続を左右する重要な要素です。このウェビナーで、あなたの企業が未来へ向かうための確かな一歩を踏み出しましょう。











