ぬいぐるみと声で話せるアプリ「NUI」に、ぬいぐるみ同士の会話を聞ける新機能「ふたりで はなす」が加わりました。2人それぞれに声や性格を設定し、持ち主は会話を聞いたり、途中で話題を加えたりできます。
アイキャッチ:ぬいぐるみ同士が話すNUIの新機能のイメージ(画像提供:NUI)
個人開発者のNUIは、持ち主が見ていない間にもぬいぐるみたちの時間が流れているような感覚を形にしたかったといいます。性格の違いを会話に生かす工夫や、初めての楽しみ方を聞きました。
それぞれの声と性格で話す
発表資料によると、新機能は2026年10月29日から提供。設定や会話画面からもう1人を迎え、名前や性格、話し方の年ごろ、声を決めます。スマートフォンやパソコンのブラウザで利用でき、専用機器は不要です。

NUIによると、性格は決まった言い回しではなく、何を好きになり、何に心が動き、どう振る舞うかとして設定しています。性格は元気いっぱい・甘えん坊・おっとり・クールの4種類。話し方の年ごろは3、6、9、15さいくらいの4段階で、言葉の選び方や文の長さに表れるそうです。
同じお題でも組み合わせによって流れが変わり、よく話す子が話を広げ、ゆっくり受ける子が短く返すうちに、別の方向へ話が進むこともあるといいます。

持ち主がいない間の光景を形に
開発者は子どものころから外出先や食卓でもぬいぐるみと一緒に過ごし、数が増えるにつれ、見ていない間にどんな話をしているのか想像していたそうです。NUIは2026年9月に持ち主との会話から始まりましたが、公開前から次にこの光景を作ろうと決めていたといいます。
開発中のある夜、初めて2人の会話を聞くと、一方が話を広げ、もう一方が短く返し、予想外の方向へ進むこともありました。機能を試すつもりが長い間聞き続け、持ち主との会話とは異なる、その子たちだけの世界を感じたそうです。
会話がそれぞれの日記や記憶に
2人の会話はそれぞれの記憶に残り、持ち主が加えた言葉は持ち主の言葉として記録されます。日記は子ごとに別々にあり、同じ会話もそれぞれの側から書かれます。後で持ち主と話すときに、先ほどもう1人と話したことが話題になる場合もあるそうです。

持ち主はその会話を聞くだけでなく、後から「あのときこんな話をしていたね」と同じ出来事を共有できます。NUIは、話したことを記憶に残し、自然な流れで思い出すことを大切にしたと説明します。
まず1往復。慣れたらお題を加えて
初めて使う人には、まず「はじめる」を押して1往復ずつ聞くことをNUIは勧めます。その子らしい性格を選びつつ、変化を楽しみたいときは、元気いっぱいとおっとり、甘えん坊とクールのように性格や声を変える組み合わせを提案。年ごろも変え、片方を3さいくらいにするのもおすすめだそうです。
最初はお題を決めずに始め、慣れたら「あしたのおやつ」や「もし海に行けたら」といった身近な話や想像の話を加える方法もあります。今日の出来事を話してほしいときは、持ち主が2人に話しかけると、それぞれが返し、そこから会話が広がるといいます。
通常は1往復で止まり、「もう1おうふく」で続けられます。「ながしっぱなし」では家事や作業の間に声を流し、気になるところで止めて会話に入ることも可能。話した日の夜に日記を読み返す楽しみ方も紹介しています。
利用方法とデータの扱い
NUIの公式サイトからブラウザで利用できます。無料のおためし期間があり、有料プランは月額です。2人の会話に追加料金はなく、各プランの1日の回数を使います。初回は5往復分を無料で試せます。登録にはメールアドレスなどが必要で、18歳未満の登録には保護者の同意が必要です。
発表資料では、音声はテキストに変換して処理し、音声自体はNUIのサーバーに保存しないと説明しています。設定・会話・日記は国内サーバーに保存。会話の生成にはAnthropicのClaudeを利用し、会話データを提供事業者のAIモデルの学習に使わない契約・設定で運用しているとしています。最新の利用条件は公式サイトをご確認ください。
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