「夢を追いかけたい。でも、先立つものがない…」そんな経験、誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。今、まさにその壁に真正面から向き合い、自分たちの表現を届けようと奮闘している若者たちがいます。それが、若手表現団体「心迫音(しんぱくおん)」です。
彼らはいま、2026年5月に上演予定の第二回公演『紡ぐ』の制作応援を募う、初のクラウドファンディングを実施しています。しかし、その道のりは平坦ではないようです。
48時間で15,500円。それでも「諦めない」理由

今回のクラウドファンディング、プレスリリースによると公開から48時間時点での支援総額は 15,500円 。目標金額50万円に対して、決して順調なスタートとは言えないのが正直なところです。
普通なら隠したくなるような状況ですよね? でも、彼らはこの事実を公表し、それでも前に進むことを選びました。私が注目したのは、まさにこの点です。この正直さと、逆境をバネにしようという強い意志に、思わず心を動かされました。
彼らがそこまでして届けたい舞台『紡ぐ』とは、一体どんな物語なのでしょうか。
自分たちの姿を投影した物語『紡ぐ』

今回の公演『紡ぐ』は、映画制作に奔走する二人の青年を中心に、夢をがむしゃらに追う葛藤や、人と人との繋がりを描く物語だそうです。
これって、まさに「舞台制作に奔走する」彼ら自身の姿と重なりますよね。自分たちのリアルな感情や経験を乗せて演じるからこそ、観る人の心に響くものが生まれるのかもしれません。これはもはや、彼らのドキュメンタリーとも言える作品になりそうです。

出演者も20代の若手俳優が中心。初舞台の役者から経験豊富な役者まで、多様なメンバーが集まっているとのこと。この団結力が、作品の大きな見どころになりそうですね。

クラファンは「共犯者」集め?
では、なぜ彼らはクラウドファンディングという手段を選んだのでしょうか。プレスリリースには、こんな一文がありました。
今回のクラウドファンディングは、単なる資金調達を目的としたものではないです。公演制作中の裏側や葛藤を公開し、観客や支援者とともに舞台をより面白く、ワクワクしてつくるための試みです。
なるほど、これは単なる資金集めではなく 「仲間集め」 なんだと感じました。支援という形で、作品が完成していくプロセスそのものに関わってもらう。いわば、観客も「共犯者」として舞台創りに参加できる、新しいエンターテイメントの形なのかもしれません。
リターンには、クリアファイルやパンフレット、アーカイブ配信など、応援した形が手元に残るものも用意されています。

「演劇の世界を変えられると本気で思っている」

何より胸を打つのは、彼らのその熱意です。「このプレスリリースの記事を書いているのは自分たちなのですが、、(笑)」と、リリース内で明かしてしまう泥臭さ。そして、「演劇の世界を変えれると本気で思っているから」という真っ直ぐな言葉。
不完全さを恐れずに一歩を踏み出す彼らの姿は、きっと誰かの背中を押す力になるはずです。何者でもないけど、何者にでもなれる。そんな可能性を信じて挑戦する彼らの舞台、そしてその未来を、一緒に応援してみませんか。
公演・クラウドファンディング情報
- 公演名: 心迫音 第二回公演 『紡ぐ』
- 公演日程: 2026年5月16日(土)・17日(日)(全4回)
- 会場: 武蔵野芸能劇場(JR三鷹駅より徒歩1分)
- クラウドファンディングURL: 心迫音のプロジェクトページ ※リンク先は公式情報をご確認ください











