「アイヌ音楽」と聞いて、どんなイメージを持ちますか? 静かで、厳かで、どこか神聖な雰囲気…そんな風に思っている方も多いかもしれません。ですが、そのイメージが良い意味で根底から覆されるかもしれない、そんなライブが開催されるんです。
主役は、アイヌの伝統弦楽器『トンコリ』を現代に復活させたOKIさんが率いる OKI DUB AINU BAND 。彼らの音楽は、伝統をリスペクトしつつも、レゲエやロック、ダブといった現代的なビートと融合させた、まったく新しいサウンドなんです。
世界が認めるアイヌ・ルーツ・バンド

OKI DUB AINU BANDは、ただ珍しいことをやっているバンドではありません。世界最大級のワールドミュージック・フェス「WOMAD」をはじめ、ヨーロッパやアジアなど世界各地のフェスに招聘され、オーディエンスを熱狂させてきた実力派集団です。
私が特にすごいと感じるのは、トンコリという楽器を博物館に飾られるような「過去の遺産」にせず、「今を鳴らす楽器」としてアップデートしている点です。電化したトンコリを駆使し、ベースとドラムが刻む強靭なグルーヴに乗せる。これはもう、伝統の継承という言葉だけでは収まらない、新しい音楽の創造ですよね。
なぜ今回のホール公演が「特別」なのか
普段はフェスやライブハウスでのパフォーマンスが多い彼ら。もちろん、開放的な空間で踊りながら聴くのも最高なんですが、今回の単独ホール公演には、また違った魅力があると私は考えています。
というのも、ホールならではの良質な音響で、彼らのサウンドの細部までじっくりと味わえるからです。内田直之さんが手がける唯一無二のミキシング、沼澤尚さんと中條卓さんが生み出す鉄壁のリズム、そしてOKIさんが奏でるアグレッシブなトンコリの音色。そのすべてが織りなす音の渦に、座席でどっぷりと浸れるなんて、これ以上ない贅沢だと思いませんか?
アフロ、レゲエ、ロック…様々な要素が混ざり合った彼らの音楽は、アイヌの人々がかつてそうであったように、現代に生きる私たちの心を潤し、非日常へと誘ってくれるはずです。
公演概要とチケット情報

『OKI DUB AINU BAND』ホール公演
- 開催日時: 2026年3月20日 (金・祝) 17:30開場/18:00開演
- 会場: 北とぴあ つつじホール(東京都 北区 王子 1-11-1)
- アクセス: JR京浜東北線/東京メトロ南北線「王子駅」から徒歩2分
チケット料金
- 一般: 4,000円
- 25歳以下: 2,000円 (全席指定・税込)
個人的に「おっ」と思ったのが、この 25歳以下は2,000円 という価格設定。これは嬉しいポイントですよね。若い世代にもぜひこの衝撃的なサウンドを体験してほしい、という思いが伝わってきます。
チケットは、チケットサイト「カンフェティ」などで発売中です。気になった方は、ぜひ公式サイトとあわせてチェックしてみてください。
- チケット購入はこちら: http://confetti-web.com/@/okidub-hokutopia
- イベント公式ホームページ: https://kitabunka.jp/
- OKI DUB AINU BAND 公式ホームページ: https://www.tonkori.com
伝統とは、ただ守り続けるだけではなく、時代に合わせて形を変え、更新していくものなのかもしれません。OKI DUB AINU BANDのライブは、音楽の楽しさはもちろん、そんな文化のダイナミズムまで感じさせてくれる、貴重な体験になるのではないでしょうか。












