北海道の秘境が今、動き出す!「奥道北」プロジェクトの魅力と、あなたも関われる未来
北海道の広大な大地の中でも、まだ知られざる魅力が眠る「道北」エリア。その中でも特に自然豊かな中川町と音威子府村が、今、新たな価値を創造する大きな一歩を踏み出しました。その名も 「奥道北」プロジェクト。
私がこの取り組みに最初に触れた時、「奥道北」という響きに、どこか秘められた美しさや、まだ見ぬ発見への期待を感じました。単なる地域活性化に留まらない、 「未来を共に創るフィールド」 としての可能性を秘めているようです。
「奥道北」って、どんな場所?
奥道北エリアの中心には、雄大な天塩川が流れ、町村の約8割を豊かな森林が占めています。想像してみてください。澄み切った空気、鳥のさえずり、そして広がる緑の世界。これだけでも、心を惹かれる方は少なくないのではないでしょうか?
この地は、古くから良質な家具材の産地として知られ、森の恵みを活かした木工作家や大工の皆さんが、確かな手仕事で暮らしを営んできました。しかし、近年ではその魅力が多様化しているんです。フライフィッシングで大自然と一体になったり、グラベルバイクで風を感じながら駆け抜けたり、トレイルランで己の限界に挑んだり……。そうしたアウトドアの魅力を求めて移住する人も増えていると聞けば、奥道北が単なる「秘境」ではないことがわかります。
これまでの地域は、それぞれの魅力が個別に発信されてきたため、地域全体としての価値が伝えきれていないという課題も抱えていました。そこで立ち上がったのが、この「奥道北」プロジェクト。地域に根ざした「これまで」の魅力と、都市部のクリエイティブな視点を融合させ、「これからの地域の暮らし・経済・観光」をデザインしようという壮大な試みです。
動き出した「奥道北」の多彩な挑戦
奥道北プロジェクトは、ただ「地域を盛り上げよう!」という掛け声だけではありません。すでに具体的な活動が次々と進行しているのが、私が特に注目したポイントです。
個性豊かなプレイヤーが集結!
- 中川町:20名を超える地域おこし協力隊がそれぞれの専門性を活かし、多岐にわたるプロジェクトを推進。さらに、あの「スープストックトーキョー」などで知られるクリエイティブ企業**株式会社スマイルズ **(https://smiles.co.jp/)とタッグを組み、地域資源の再価値化に着手しています。
- 音威子府村:ユニークな企業文化で知られる**面白法人カヤック **(https://www.kayac.com/)から複数の地域活性化起業人が入村し、学校創設プロジェクトなど、未来を担う人材育成にも力を入れています。
都市部の先進的な企業が、地方創生に本気で取り組む。この組み合わせこそが、奥道北に新たな風を吹き込む鍵だと私は感じました。
進行中のワクワクするプロジェクトの数々
具体的にどんなことに取り組んでいるのか、いくつかご紹介しましょう。
- サイクリングプロジェクト:雄大な自然の中を自転車で走り抜けるのは、最高の気分ですよね。観光だけでなく、日常の移動ももっと楽しくなるような、新しいライフスタイルを提案。地域の食や文化と連携し、立ち寄りたくなる交流拠点やイベントを増やしていく構想は、まさに「寄り道することで奥道北の奥行きを味わう」という言葉がぴったりです。
- 天塩川カヌーツーリング:北海道遺産にも選ばれている天塩川を舞台に、全国からカヌー愛好者が集う「ダウン・ザ・テッシ‐オ‐ペッ」。四季折々の自然を感じながら川を下る体験は、奥道北ならではのアウトドア。自然の恵みを守りながら楽しむ工夫も素晴らしいですね。
- リトリートツアー:中川町のイトオテルミー事業者やヨガ講師を核に、豊かな自然の中で心身を癒すリトリートツアーも企画中。都会の喧騒から離れ、自分と向き合う時間は、現代人にとって何よりも贅沢な体験かもしれません。
- 奥道北資源を活用した地域特産品開発:森林資源が豊かな奥道北では、山菜や和ハッカを活かした「meets NAKAGAWA HOKKAIDO」のような商品開発が進んでいます。さらに、道内でも珍しい放牧酪農の乳製品や、ミツバチたちが集める蜂蜜を使った商品など、地域の「未利用資源」が新しい価値を生み出す予感に満ちています。 (「meets NAKAGAWA HOKKAIDO」の詳細はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000165310.html)
- DIYタウン構想:中川町では、空き家をみんなでリノベーションし、暮らしや交流の拠点にするDIYタウン構想も進行中。地域おこし協力隊や訪れる人が一緒に汗を流すことで、単なる宿泊施設ではない、 「共に創る体験」 が生まれることでしょう。
あなたも「奥道北」の未来を創る仲間になりませんか?
奥道北プロジェクトは、まだ始まったばかり。だからこそ、関わり方は無限大だと感じました。
中川町 石垣町長は、「奥道北」という旗のもとに、地域を越えて連携し、訪れる人が 「行ってみたい」 と思える仕掛けをつくっていくことに強い意欲を示しています。 そして音威子府村 遠藤村長は、村の「何もない」が実は人の温かさや自然、食、体験といった都会では得られない 「価値の宝庫」 であることを語ります。奥道北という大きな舞台で、その価値を一つのストーリーとして発信していくことに、大きな可能性を感じているそうです。
彼らの言葉からは、単なる観光客を呼び込むだけでなく、地域に深く関わる「関係人口」を増やし、未来を共に描いていこうとする熱意が伝わってきます。
森や川でのアウトドアアクティビティ、地域の食文化を活かした体験、木工やクラフトを通じたものづくり……。あなたもきっと、奥道北で自分らしい関わり方を見つけられるはずです。
奥道北は「観光地」でも「住む場所」でもありません。 関わる人すべてが一緒に未来を形づくる、無限の可能性を秘めたフィールドです。
ぜひこの活動に加わり、あなた独自の視点で奥道北を「面白がって」みませんか?
詳細や最新情報については、プロジェクトの動向にご注目ください。
- 株式会社スマイルズ: https://smiles.co.jp/
- 面白法人カヤック: https://www.kayac.com/