職場が変わる? 佐賀県が仕掛ける「フェムケアSAGAフェスタ」に注目!
皆さんの職場では、女性特有の健康課題について、どれくらい理解されていますか? 月経、PMS(月経前症候群)、そして更年期。これらの課題は、多くの働く女性が日々向き合っている現実です。でも、「個人的なことだから」と蓋をしてしまい、職場ではなかなか話題に上らない、あるいは「仕方のないこと」として見過ごされがちではないでしょうか。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみませんか? これらの課題は、女性の働きがいやパフォーマンス、さらにはキャリア形成に少なからず影響を及ぼしています。そしてそれは、働く人全体のウェルビーイング、ひいては企業の成長にも繋がる大切なテーマなんです。
そんな中、佐賀県が主催する 「フェムケアSAGAフェスタ」 が、新しい職場づくりへのヒントをくれるイベントとして開催されると聞いて、私は非常に注目しています。これは単なる情報提供にとどまらず、参加者が課題を「自分ごと」として捉え、具体的なアクションを考えるきっかけを与えてくれる場になりそうです。
なぜ今、「女性の健康支援」が職場で大切なのか?
近年、「健康経営」や「ダイバーシティ&インクルージョン」、「人的資本経営」といった言葉を耳にする機会が増えました。これらはすべて、企業が従業員の健康や多様性を尊重し、一人ひとりが能力を発揮できる環境を整えることが、企業の持続的な成長に不可欠であるという考え方です。
特に女性の場合、ライフステージによって直面する健康課題が変化します。これらの課題に対する職場の理解やサポートがあるかないかで、働く女性の安心感やパフォーマンスは大きく変わってきます。例えば、生理痛がひどくて集中できない日や、更年期の不調で思うように体が動かない時。もし、周囲の理解があり、柔軟な働き方が選べるなら、無理なく仕事を続けられますよね。
このフェスタは、まさにそんな現代的な視点から、女性の健康支援を企業の課題として捉え、解決に向けたヒントを提供する場として企画されています。
見えない痛みを「体験」? 注目のプログラム内容
今回のフェスタで特に私の興味を引いたのは、 「生理痛体験ブース」 です。正直、「生理痛を体験するってどういうこと?」と思いました。しかし、これは働く女性が毎月経験している「見えない負担」を、男性を含めた多くの人に疑似的に体感してもらうことで、相互理解を深めるための画期的な取り組みだと感じました。
これは、言葉で説明するだけでは伝わりにくい痛みの感覚を共有し、「あぁ、これはつらいな」と実感するための機会です。これにより、女性の同僚や部下が直面している状況をより具体的に想像できるようになり、配慮やサポートの必要性を肌で感じられるのではないでしょうか。
また、イベントでは佐賀県内外で先進的な取り組みを行っている企業の事例紹介も行われます。山八商事、ペンシル、高木建設、やまやコミュニケーションズといった企業のトップや担当者から、リアルな経験談や成功事例、時には課題なども聞けるのは非常に貴重です。机上の空論ではなく、実際に機能している仕組みや文化について学べるのは、参加者にとって大きな収穫となるはずです。
さらに、最新の 「フェムケア・フェムテック」サービスを紹介するブースもあるとのこと。「フェムケア」(女性の体や健康をケアする製品・サービス)や「フェムテック」(女性が抱える健康課題をテクノロジーで解決する製品・サービス)は、近年急速に発展しています。これらの具体的なサービスを知ることで、自社で導入できる解決策が見つかるかもしれませんね。
参加したい! イベント詳細をチェック
この魅力的なフェスタは、佐賀県内の企業経営者や役員、人事・労務、健康経営担当者などを対象としています。参加費は無料というのが嬉しいポイントですね!
開催は武雄市と鳥栖市の2会場で行われます。ご自身の都合の良い方を選べますね。
【武雄会場】
- 日時:2025年7月29日(火) 14:00〜16:00(13:00開場)
- 会場:ケーブルワン・スポーツパーク(武雄市民体育館)サブアリーナ
【鳥栖会場】
- 日時:2025年8月7日(木) 14:00〜16:00(13:00開場)
- 会場:サンメッセ鳥栖 大会議室
どちらの会場も、午後からの開催なので参加しやすいのではないでしょうか。
実践へ繋げる! モニター企業募集も
今回のフェスタと連動して、さらに実践的なプログラムも用意されています。佐賀県内の企業6社限定で、女性の健康課題に関する職場調査、個別支援、効果測定までをパッケージにしたモニター企業募集が行われているそうです。
「健康経営優良法人を目指したい」「従業員の採用や定着に課題を感じている」という企業にとっては、これは非常に有益な支援事業となるはずです。専門家による伴走支援を受けながら、自社の状況に合わせた具体的な改善策を進める絶好のチャンスですね。
イベントへの参加申し込みや、プログラム詳細、モニター企業募集についての情報は、こちらのWebページで確認できます。ぜひチェックしてみてください!
- イベントWebページ: https://psys.info/wp/?p=5513
イベント運営を支える株式会社サイズラーニング
このフェスタの運営は、ダイバーシティ&インクルージョンや人的資本経営を軸に、人材開発・組織開発を支援している株式会社サイズラーニングが受託しています。2005年の設立以来、「多様性と学習」をテーマに、企業や地域の価値創造に取り組んできた実績を持つ会社です。
多様な人々が共に学び、成長できる組織、そして社会を目指している同社が運営することで、参加者にとって学びが多く、気づきに満ちたイベントになるだろうと期待できます。
- 株式会社サイズラーニング Webサイト: https://psys.info/
イベントに関するお問い合わせは、フェムケアSAGAフェスタ運営事務局(株式会社サイズラーニング内)までどうぞ。
- TEL:092-791-5442
- MAIL:[email protected]
まとめ
働く女性の健康は、決して「個人的な問題」ではありません。それは、企業の活力、生産性、そして未来に深く関わる経営課題です。
佐賀県が主催する「フェムケアSAGAフェスタ」は、この重要なテーマについて学び、先進事例に触れ、さらには「生理痛体験」というユニークな方法で理解を深めることができる貴重な機会です。特に、これから女性従業員の働きやすい環境づくりを進めたい、健康経営に取り組みたいと考えている企業の皆さんにとって、参加する価値は大きいでしょう。
新しい働き方、風通しの良い職場は、従業員一人ひとりの健康と幸福から始まります。このフェスタが、皆さんの職場で新しい一歩を踏み出すきっかけとなることを願っています! ぜひ、参加を検討してみてはいかがでしょうか。