普段何気なく使う、あの鉛筆の芯。それが、信じられないアートになるなんて、想像できますか?長野県飯綱町のいいづなアップルミュージアムで始まる「鉛筆彫刻人シロイ展」は、まさに常識を覆す世界です。この記事では、直径わずか3mmの世界に広がる驚異的な作品と、見逃せない制作実演の魅力をご紹介します。私も初めて写真を見た時は「これ本当に鉛筆の芯?」と目を疑いました!この夏、飯綱町で、マイクロアートの小さな宇宙を旅してみませんか?
え、鉛筆の芯がアートに? 驚きの『シロイ展』【飯綱町】
皆さんが普段何気なく使っている、あるいは子供の頃に使ったであろう「鉛筆」。あの身近な文房具の、あの細い「芯」が、息をのむほど繊細なアート作品に生まれ変わる――。そんな驚きと感動に出会える特別な展示が、長野県飯綱町にあるいいづなアップルミュージアムで開催されます。
「芯化のアート」を生み出す人物、シロイさんとは?
この驚異的なアート作品を手掛けるのは、鉛筆彫刻人シロイさん。新潟県を拠点に活動されています。
彼の経歴を読んで私が特に「へぇ!」と思ったのは、なんと学生時代は美術が最も苦手だったということ。絵も描けないという方が、まさか鉛筆の芯を削ってアートを生み出すなんて、なんだか漫画の主人公みたいですよね。
ある日、テレビで偶然目にした鉛筆彫刻に衝撃を受け、「上手くなりたい一心で」独学で試行錯誤を重ねたそうです。まさに、苦手意識すら乗り越える情熱の力を感じます。その情熱が、SNSでの作品投稿をきっかけに話題となり、今ではメディア出演や作品展示会へと活動を広げています。
いいづなアップルミュージアムにとっても縁深い方で、令和6年の「りんごアート博覧会」ではグランプリを受賞されています。今回の企画展のために、このミュージアムにちなんだ新作も制作されたとのこと。どんな作品なのか、今からとても楽しみです!
直径3ミリの世界に広がる「小さな宇宙」
鉛筆の芯の直径、想像できますか? およそ3ミリほど。シロイさんの作品は、このわずか3ミリの空間に、精緻な世界が創り出されています。
文字、動物、風景、そして幾何学模様まで。一体どうやって?と目を疑うような細かさです。まるで鉛筆の中に小さな生命が宿ったかのよう。
見てください、この作品のクオリティ!
鉛筆の芯という「描くための道具」が、まさかそれ自体が「彫刻の素材」になるとは、発想の転換も素晴らしいですよね。「芯化のアート」という言葉が、まさにこの世界観を言い表しています。
最大の見どころ! ライブで見る制作風景
今回の展示会で特に注目したいのは、シロイさんご本人による制作実演です。
展示期間の初日と最終日には、ギャラリーホールでシロイさんが実際に鉛筆彫刻をする様子を間近で見ることができます。しかも、カメラを取り付けた顕微鏡の映像を大きなモニターに映し出すそう! これはすごい。普段絶対に見られない、神業のような細密作業の裏側を、リアルタイムで見られる貴重なチャンスです。
約30分間の実演では、作業の解説もしてくれるとのこと。一体どんな道具を使うのか、どうやってあの細い芯を折らずに彫り進めるのか… 想像するだけでワクワクしますね。作品が完成するまでの工程を見届けられるなんて、滅多にない機会です。
制作実演 概要
- 日にち: 2025年7月26日(土) ・ 8月24日(日)
- 時間:
- 1回目 10:00~
- 2回目 13:00~
- 3回目 15:00~ (各回約30分)
- 会場: いいづなアップルミュージアム ギャラリーホール
- 参加費: 無料 (別途、ミュージアムの入場料が必要です)
- 申込み: 不要
これは絶対に見逃せませんね!
企画展「芯化のアート 鉛筆彫刻人シロイ展」概要
身近な文房具から生まれる、驚きのマイクロワールド。この夏、飯綱町のいいづなアップルミュージアムで、鉛筆の芯に込められた「小さな宇宙」を旅してみませんか?
開催情報
- 開催期間: 2025年7月26日(土) ~ 8月24日(日)
- 開館時間: 9:00~16:30
- 休館日: 月曜日(※祝日の場合は翌日)
- 会場: いいづなアップルミュージアム 企画展示室
- 住所: 長野県上水内郡飯綱町倉井5
- 電話: 026-253-1071
- 入場料:
- 一般 500円
- 障がい者 400円
- 未就学児 無料
いいづなアップルミュージアムは、その名の通りりんごづくしのユニークなミュージアムです。企画展示室以外にも、りんごに関する様々な展示や情報があるそうなので、ぜひ一日かけて楽しんでみてください。(いいづなアップルミュージアムの公式サイトはこちら https://www.town.iizuna.nagano.jp/soshiki/sangyoukankou/bunka/apple/index.html ※注:外部サイトに遷移します)
この夏は、飯綱町で驚きと感動のアート体験を!