旅行の計画、少しでもお得にしたい気持ち、ありますよね? でも、その節約が、まさかの旅の失敗につながることも…。今回、495人のリアルな後悔談を集めたランキングが公開されました! この記事を読めば、多くの人が体験した「旅の落とし穴」と、失敗から学ぶ「お金をかけるべき出費」が具体的にわかります。あなたの旅を、もっと快適にするヒントがここに!
【旅行でケチって失敗】495人のリアル後悔談ランキング!知らないと損する旅の落とし穴
待ちに待った旅行!あれこれ計画を立てていると、ついつい「ここを削ればもっと安くなるかも?」なんて考えが頭をよぎりますよね。賢く費用を抑えつつ、最高の思い出を作りたい。その気持ち、痛いほどよく分かります。
でも、ちょっと待ってください。その節約、本当に旅の満足度を下げていませんか?
今回は、あるメディアが全国の男女495人に実施した「旅行でケチって失敗したこと」に関する興味深いアンケート調査の結果をご紹介します。たくさんのリアルな声から見えてきたのは、多くの人が陥りがちな旅の落とし穴。そして、失敗から学んだ「お金をかけるべきポイント」とは一体何だったのでしょうか?
もしかしたら、あなたが次に計画する旅を、もっと快適で後悔のないものにするヒントが隠されているかもしれませんよ。
なぜ安さを優先しちゃうの?旅行でケチる心理に迫る
そもそも、なぜ私たちは旅行で費用を抑えようとするのでしょうか?アンケートでは、安さで旅行を選んだ理由も聞いています。
ダントツの1位は 「節約したかった(32.1%)」 。これはもう、多くの人が共感できる理由ですよね。
順位 | 安さで旅行を選んだ理由 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 節約したかった | 32.1% |
2位 | 他のことに使いたかった | 28.5% |
3位 | 安くても問題ないと思った | 17.0% |
4位 | 深く考えなかった | 8.9% |
5位 | 安い時期だった | 3.8% |
6位 | ポイントやクーポンを利用したかった | 3.6% |
7位 | 同行者が安さを希望した | 3.2% |
その他 | 2.8% |
「旅行全体の予算を抑えたい」「交通費を浮かせて、美味しいものを食べたりお土産を買ったりしたい」といった声が多く聞かれました。旅行の予算には限りがあるからこそ、どこかを削って他の部分に回したい、というのは自然な考え方です。
一方で、「安くても大丈夫だろう」「特に何も考えずに安い方を選んでしまった」という、少し軽い気持ちで価格優先にした人も一定数いるようです。この「深く考えなかった」という選択が、後々後悔につながるケースもあるのかもしれません。
【リアルな失敗談】旅行でケチって後悔したことランキングTOP7
それでは、実際に「ケチったせいで失敗した…」というリアルな体験談を見ていきましょう。495人の声を集計したランキングはこちらです!
1位:宿が快適ではなかった(45.3%)
圧倒的に多かったのが、宿泊施設に関する後悔です。全体の約半数がこれを挙げています。
- 「安い旅館にしたら、部屋が薄汚れていてがっかりした」(30代 女性)
- 「格安ホテルがまさかの修繕期間中で、朝から晩まで工事の騒音が酷かった」(50代以上 男性)
- 「不潔な宿に泊まったら、虫に刺されてかゆくて眠れなかった」(複数回答あり)
「どうせ寝るだけだから」と宿代を削った結果、清潔感がなかったり、騒がしかったり、設備が古かったり…といった問題に直面するケースが多いようです。旅先で疲れた体を休める場所が快適でないと、翌日の活動にも響きますし、せっかくの気分も台無しになってしまいますよね。
私が過去に経験した中にも、安さにつられて選んだ海外の宿で、シャワーのお湯が出なかったり、Wi-Fiが全くつながらなかったりといったプチ失敗があります。宿の快適さは、旅全体の基盤と言っても過言ではありません。予約する際は、口コミや安い理由をしっかりチェックすることが本当に大切だと改めて感じさせられます。
2位:移動で疲れた(12.1%)
- 「移動手段をケチって夜行バスに乗ったら、体がバキバキで肌もカサカサに…」(20代 女性)
- 「長時間バス移動でほとんど眠れず、到着してからずっと体調が悪かった」(30代 女性)
安価な移動手段として選ばれがちな夜行バスなどで、体の疲れや不調を感じたという声です。新幹線や飛行機に比べて時間がかかり、座席も狭いことが多い移動手段だと、目的地に着く前に力尽きてしまうことも。旅先での時間を最大限に楽しむためにも、移動の快適性は考慮したいポイントですね。
3位:移動に時間がかかった(9.5%)
- 「安い交通手段を選んだら、空港まで予想以上に時間がかかり、飛行機に乗り遅れそうになった」(30代 男性)
- 「新幹線をやめて在来線にしたら、移動に時間がかかりすぎて、行きたかった場所を諦めることになった」(40代 女性)
交通費を抑えるために、乗り換えが多かったり時間がかかったりするルートを選んだ結果、旅の貴重な時間をロスしてしまったという失敗談です。時間に余裕があれば問題ありませんが、タイトなスケジュールで多くの場所を回りたい場合は、時間効率を優先する方が結果的に満足度が高まることがあります。
4位:食事がしょぼかった(6.5%)
- 「安いビュッフェを選んだら、美味しくなかった」(30代 女性)
- 「宿の食事をケチったら、量が少なくてどこでも食べられるような料理だった」(50代以上 女性)
- 「ホテル周辺においしいお店がなく、結局コンビニで済ませる羽目に…」
旅の大きな楽しみの一つである「食」。ご当地グルメを堪能するのを楽しみにしている人も多いはずです。しかし、食事代を削った結果、味や内容に満足できなかったという声も少なくありません。「せっかく来たのに…」という後悔は、旅の思い出に影を落としてしまうことも。特に、ホテルの食事をつけない場合は、周辺の飲食店情報を事前にリサーチしておくのが賢明です。
5位:宿の立地が悪かった(5.5%)
- 「安さに釣られて山奥の古い宿にしたら、移動が大変な上、部屋にムカデが出た」(20代 女性)
- 「駅から遠い宿で、観光地へのアクセスが悪くて移動に苦労した」(40代 男性)
安い宿は、街の中心部から離れていたり、交通の便が良くなかったりすることがあります。移動に時間がかかったり、タクシー代がかさんだり、周辺に飲食店やコンビニがなかったり…。立地の悪さが、旅の利便性を著しく低下させてしまうことがあります。特に不慣れな場所では、アクセスや周辺環境も宿選びの重要な要素だと痛感させられます。
6位:結局追加料金を払った(4.6%)
- 「格安フライトにしたら、荷物の追加料金が高くて結局高くついた」(30代 女性)
- 「最安値のレンタカーがナビなしで道に迷い、ガソリン代も余計にかかった」(40代 男性)
- 「LCCが欠航になり、振り替えで追加料金が発生した」
一番避けたいのに、案外やってしまいがちなのがこれ。 「ケチったつもりだったのに、予期せぬ出費がかさんでしまった」 というパターンです。安さの裏には、様々な制約や条件が隠されていることがあります。それを知らずに予約してしまい、後から追加料金が発生したり、トラブル対応で余計なコストがかかったり…。結果的に、最初から少しお金を出して快適なプランを選んだ方が安く済んだ、なんて皮肉な結果になってしまうこともあります。
7位:移動でストレスを感じた(4.0%)
- 「格安飛行機が混雑していて大変だった」(20代 男性)
- 「格安フライトのモニターが壊れていて、長時間不快な思いをした」(20代 女性)
2位・3位とも関連しますが、安価な移動手段は 「混雑」「不便さ」「設備の不備」 など、様々なストレスの原因になりがちです。特に長時間の移動では、些細な不快感が積み重なって大きなストレスとなり、目的地に着く前にぐったり…ということも。旅のスタート地点からポジティブな気分でいるためにも、移動時のストレス軽減は大切な要素と言えます。
失敗から学んだ!「ここにお金をかけた方がいい」リアルなアドバイス
一度失敗を経験すると、「次はこうしよう!」と学びがありますよね。今回のアンケートでも、失敗談を踏まえて「旅行でここにはお金をかけた方がいい!」と思う出費について聞いています。
結果は、「失敗したことランキング」と見事に連動していました。
1位:宿泊費(50.5%)
「失敗を機に 『宿泊費だけはケチらない』 と決めました。宿が快適なだけで、旅の疲れが取れて翌日も思いっきり楽しめます」(20代 男性)
やはり、最も多くの人が重要だと感じたのは宿泊費でした。安さを優先して失敗した経験から、清潔さや快適さ、立地の大切さを痛感した人が多数。もちろん、最高級ホテルに泊まる必要はありませんが、 「ある程度のレベル」 、つまり安心して眠れて、必要な設備が整っている宿を選ぶことが、旅の満足度を大きく左右すると皆が学んだようです。
2位:移動手段(27.7%)
「深夜バスで疲弊した経験から、今後は新幹線を利用しようと思いました」(30代 男性)
「せっかく旅行に行くのに、移動で時間をロスするのはもったいない。次回からは時間優先で特急料金や飛行機も視野に入れます」(40代 女性)
移動手段への投資も、失敗から学んだ大切なポイントです。疲労や時間ロスを防ぎ、旅先での活動時間を確保するためには、少しお金をかけてでも快適でスピーディーな移動手段を選ぶ価値があると感じた人が多いようです。
3位:食事代(6.7%)
「旅行に行ったからには、ご当地の美味しいものにしっかりお金をかけたい」(30代 男性)
「食事をケチって妻と喧嘩になった苦い経験から、食事は普段より少し贅沢しても良いと思うようになった」(40代 男性)
美味しい食事は、旅の大きな楽しみであり、忘れられない思い出にもなります。食事代を削って後悔した人たちは、次はケチらずにご当地グルメを堪能しよう、と考えているようです。特に、同行者がいる場合は、食事への価値観の違いがトラブルの原因になることも…。旅の満足度だけでなく、人間関係のためにも(?)、食事への投資は大切なのかもしれません。
4位:指定席(3.0%)
「新幹線は必ず指定席を取るようにしています」(20代 女性)
「有料でも、事前座席指定で通路側を予約します」(40代 女性)
移動手段の中でも、座席指定にお金をかけるという具体的な声も挙がりました。確実に座れる安心感、荷物が多い時のスペース確保、そして窓側・通路側といった好みの席を選べることで、移動中のストレスを軽減し、快適性を高める効果があります。
5位:ツアー(1.8%)
「格安ツアーで不満を感じた経験から、次は多少高くても信頼できる会社のツアーを選ぼうと思った」(40代 女性)
パックツアーや現地ツアーは、効率的に観光できたり、特別な体験ができたりするのが魅力です。しかし、安すぎるツアーの中には、時間が足りなかったり、内容が期待外れだったり、悪質なケースもあったりするようです。失敗経験から、価格だけでなく、ツアーの質や主催会社の信頼性を重視することの重要性を学んだ人もいます。
旅写真家・かさこ氏のプロ視点!「まさにこのアンケート通り!」
国内外を旅する旅写真家、かさこ氏もこの調査結果について考察を寄せています。
「まさにこのアンケート通り!」と思える失敗を、これまで何度も自分自身も旅行で経験してきました。どこにお金をかけるかは人それぞれ価値観が違うため、「宿泊費にお金をかけなくてもいい」「移動費は安上がりの方がいい」という方もいると思いますし、私も以前はそう思っていました。 ただ宿泊費も移動も安くしたため、①想像以上に疲れてしまう、②観光時に疲れて楽しめない、③移動に時間がかかったため、観光する時間が少なくなってしまうという結果になり、せっかくの旅行が消化不良で終わってしまいました。 旅の予算に限度はあると思いますが、安くした分、旅行が楽しめないのは結果的に損になってしまいます。ものすごい高いお金を払わなくても、それなりのお金を宿泊費や移動費に払った方が旅行を楽しめると思います。
かさこ氏プロフィール:旅写真家、ライター、セミナー講師。海外旅行49カ国73回、国内47都道府県を経験。旅行ガイドブックの編集・取材経験もあり。公式サイト:https://kasako.com/
長年旅をしてきたプロの視点からも、「ケチりすぎは結局損」という結果になったとのこと。旅の予算には限りがあっても、快適な宿とスムーズな移動は、旅の満足度を高めるための土台になるという点は共通認識のようです。
結局、旅の満足度って何で決まる?アンケートから見えたこと
今回のアンケート結果から見えてきたのは、旅行でケチると、旅の根幹部分である「快適な休息」と「スムーズな移動」が損なわれやすいということ。そして、それが旅全体の満足度を大きく低下させてしまう、ということです。
もちろん、旅行のスタイルや目的は人それぞれです。アクティブに動き回りたいのか、のんびり過ごしたいのか、何を重視するかによって、お金をかけるべきポイントも変わってくるでしょう。
しかし、多くの失敗談が示唆するのは、宿泊費や交通費を削りすぎることにはリスクが伴うという現実です。美味しい食事やお土産、現地での体験にお金をかけたい気持ちも分かりますが、土台となる「宿」と「移動」がお粗末だと、せっかくの旅も台無しになりかねません。
**大切なのは、メリハリをつけること。**全てをケチるのではなく、自分が旅で最も大切にしたいことは何かを考え、そこには惜しまず投資する勇気を持つことかもしれません。そして、安さを選ぶ際には、 「なぜ安いのか?」 をしっかりリサーチし、納得した上で予約することが、後悔しない旅への第一歩と言えそうです。
次に旅行の計画を立てる際は、このランキングを思い出して、どこにお金をかけるか、賢く考えてみてくださいね。
今回の調査は、キャリアや働き方に関する情報を提供するメディア「Biz Hits Career blog」によって実施されました。様々なアンケート調査を通じて、人々のリアルな声や価値観を発信されています。
Biz Hits Career blog公式サイト:https://bizhits.sixcore.jp/
引用・転載について 本記事内の調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「Biz Hits Career blog」の公式サイトURL(https://bizhits.sixcore.jp/)へのリンク設置をお願いいたします。
調査概要 調査対象:全国の男女495人 調査期間:2025年4月7日~17日 調査方法:インターネットによる任意回答 調査機関:自社調査 回答者の年代:20代 24.6%/30代 35.0%/40代 22.6%/50代以上 17.8%
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