夏にまさかの「熟成スイーツ」!四万十発、新茶と柑橘、ホワイトチョコが織りなす意外なおいしさとは?
皆さんは「シュトーレン」と聞いて、どんなイメージを抱きますか?多くの方が、クリスマスを思い浮かべるのではないでしょうか。日ごとに少しずつスライスして味わう、あのずっしりとしたフルーツケーキ。
そんな冬のイメージが強いシュトーレンから、 「夏に楽しむ熟成スイーツ」 が生まれたと聞いて、私は思わず「え、どういうこと?」と前のめりになりました。
このユニークな挑戦に挑んだのは、高知県・四万十町の小さな菓子工房「カゴノオト」さん。豊かな自然に囲まれたこの地で、「風景を、おいしさで届けたい」という素敵なテーマを掲げお菓子づくりをされています。
今回ご紹介したいのは、その名も「お茶のシュトーレン」。これまでのシュトーレンの常識を覆す、初夏限定の味わいです。
四万十の自然と「熟成」が育む、新感覚シュトーレン
この「お茶のシュトーレン」の第一印象は、「なんて爽やかな組み合わせなんだろう!」。使われている素材は、
- 2025年の新茶
- 四万十産の柚子と文旦
- 四国産のホワイトチョコレート
新茶の清々しい香りに、柑橘の爽やかさ、そしてホワイトチョコのまろやかなコク。文字面を見ただけで、これまでのシュトーレンにはない軽やかさと複雑なハーモニーが想像できます。
でも、単に素材を組み合わせただけではありません。カゴノオトさんがこのシュトーレンに込めた最大のポイントは、やはり 「熟成」 です。
シュトーレンは、焼きたてよりも時間を置くことで、中の素材が馴染み、風味が深まるお菓子。カゴノオトさんは、このシュトーレンならではの特性を最大限に活かし、デリケートなお茶の香りや柑橘のフレッシュさを、時間と共に変化する美味しさへと昇華させています。
まるで、お茶やワインのように、日を追うごとにその表情を変えていく。これは焼きたてがゴールではなく、「育てて味わう」新しいスイーツ体験と言えるでしょう。冷蔵庫で冷やして楽しめるように仕立てられているのも、夏には嬉しいポイントですね。
こだわり抜かれた「四万十と四国」の素材たち
このシュトーレンの魅力は、その素材への徹底したこだわりにあります。カゴノオトさんの「風景を味わうお菓子」というコンセプトは、まさにここにあるんですね。
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お茶: 高知の山間地で育った2025年の新茶を使用。希少で香り高く、旨みと渋みのバランスが絶妙。滋味深い味わいがシュトーレンの生地に奥行きを与えているはずです。
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柚子、文旦: 朝晩の寒暖差が大きい四万十で育った、甘み豊かな文旦と柚子。特に文旦は、果皮と果実を別々に仕込み、苦みを丁寧に抜くなど、手間暇かけて調和のとれた味わいに仕上げられています。柑橘の爽やかな酸味とほろ苦さが、重厚になりがちなシュトーレンに軽快さをもたらしてくれそうです。
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ホワイトチョコレート: スイス原産でありながら、四国で作られているというユニークなホワイトチョコレート。乳化剤不使用で、カカオバター、粗糖、全粉乳のみというシンプルさ。カカオ分40%というのも珍しいですね。上品で優しい甘さが、繊細なお茶と柑橘の風味をそっと引き立てる役割を担っているのでしょう。
これらのこだわり素材が、シュトーレンの「熟成」という特徴と組み合わさることで、これまでにない味わいを生み出している。そう考えると、このスイーツがただ美味しいだけでなく、四万十という土地の恵みや、作り手の情熱をギュッと詰め込んだ 「風景そのもの」 のように感じられてきます。
この特別なスイーツを手に入れるには?
さて、この魅惑的な「お茶のシュトーレン」、どこで手に入るのでしょうか?現在、先行販売として応援購入サービス「Makuake」にてプロジェクトが実施されています。
- プロジェクト名: 新茶×柑橘×ホワイトチョコ——初夏だけの“熟成スイーツ”できました。
- 実施期間: 2025年6月●日〜7月●日(残りわずか! )
- Makuake URL: https://www.makuake.com/project/kagonote-teastollen/
Makuakeでは、シュトーレン1本やハーフサイズ、さらにカゴノオトさんの看板商品「1年がかりの四万十旬のシュトーレン」(2025年11月発送)とのセットなど、様々なリターンが用意されています。
プロジェクトはすでに目標金額を達成し、多くのサポーターから応援を受けているとのこと。それだけ、この「夏にお茶のシュトーレン」というコンセプトが多くの方に響いている証拠ですね。
価格については、Makuakeのリターンによって異なりますが、これだけこだわった素材と、「熟成」という手間暇、そして四万十の風景を届けるというストーリーを考えると、その価値は十分にあると感じます。一般的なスイーツと単純比較はできませんが、特別なギフトや、自分へのご褒美として考えれば、満足度の高い「ご褒美コスパ」 と言えるのではないでしょうか。
気になる方は、ぜひMakuakeのページをチェックしてみてください。プロジェクト終了間近のようなので、応援購入はお早めに!
「風景を味わう」カゴノオトの世界
カゴノオトさんは、今回のお茶のシュトーレンだけでなく、年間を通じて地域の旬の素材を使った焼菓子やシュトーレンを作られています。特に「1年かけて素材を集めて作るシュトーレン」は毎年完売するほどの人気だとか。
公式サイトやメディア掲載情報を見ていると、本当に一つ一つのお菓子に物語があり、四万十の自然や人々の営みが感じられます。彼らの取り組みは、単にお菓子を売るだけでなく、その背景にある「風景」や「想い」ごと届けるという点で、とても魅力的です。
この夏は、「お茶のシュトーレン」を冷たい飲み物と一緒に、少しずつスライスしながら、その日ごとの熟成の変化を楽しんでみるのはいかがでしょうか?きっと、四万十の風と光を感じる、特別なスイーツ体験になるはずです。
あなたも、カゴノオトさんの「風景を味わうお菓子」の世界を覗いてみませんか?