お湯を沸かして、茶葉が開くのを待つ。その時間を楽しむ道具として、常滑焼の急須「TOKI hira(トキ ヒラ)」の取り扱いが、全国のBASIC AND ACCENTと公式オンラインストアで本格スタートしました。価格は8,800円(税込)、容量は250ml。販売元の株式会社フィル・エ・クチーレに、実際に手に取って分かった使い心地と、一体型の茶こしを洗うコツを聞きました。
低く丸い形に、常滑の土と手仕事を
「TOKI」を手がけるのは、愛知県常滑市で江戸時代から続く窯元「人水(JINSUI)」です。取り扱い開始の発表によると、TOKI hiraは幅190×奥行き130×高さ80mm、陶器製の急須。SHIROHAIとSUMIKUROの2色を展開しています。低く丸みのある胴に、すっと伸びる持ち手を組み合わせた形です。

表面に釉薬をかけない焼き締めの質感も特徴。同社が実際に手に取って最初に感じたのは、土の心地よい手触りだったといいます。目につく場所に置いておくと自然と手が伸び、ひと息つこうという気持ちになる。忙しい日常でお茶を淹れるひとときが、気分のリセットになったそうです。

「自分の時間を楽しむための道具」
同社がそう表現する急須は、ただ眺めるだけでなく、手を触れ、湯を注ぎ、お茶を味わうためのもの。人水の公式サイトでも、職人の世界でお茶を楽しむ時間を指す「時わすれ」を、この道具の背景として紹介しています。

蓋の合わせと、陶器の茶こしがつくる蒸らす空間
BASIC AND ACCENTの窯元訪問コラムでは、職人が蓋と胴を手作業で削り合わせる「蓋すり」の技術を紹介しています。熱と香りを保って茶葉を蒸らすためのつくりです。写真からも、蓋と胴がつながるような縁の合わせが見て取れます。

同コラムによると、人水は焼き締めの仕上がりを支えるため、全工程で品質をチェック。一人が複数の工程を担い、特定の職人だけに頼らず、全体を見渡せる技術と知識を育てているといいます。

内側には、本体と一体になった陶器製の茶こしがあります。同社は取材で、一体型だからこそ急須の中で茶葉が十分に広がり、蓋すりによってしっかり蒸らされ、お茶の旨味が引き立つと感じたと話します。金属製の網を使わない点も、茶葉の香りを楽しむ設計の一つとして公式コラムで紹介されています。

実際の注ぎ心地については、本体が軽く、無理なく片手で注げる点が印象に残ったそうです。注ぎ口からお茶が一筋のきれいな線になって流れる様子にも、視覚的な心地よさを感じたといいます。見た目の美しさと、日々の扱いやすさの両方が、同社の実感として伝わってきます。

茶葉が残ったら、やわらかいブラシでやさしく
一体型の茶こしは洗いにくくないのかも気になるところ。同社には、使う前は手入れが大変そうというイメージがあったものの、実際には茶葉が詰まることもなく、思っていたより手入れが楽だと感じたという経験がありました。
では、茶葉が残った場合はどうするのでしょうか。同社がすすめる手順は、使用後に茶葉を取り除き、水またはぬるま湯で洗い流すこと。茶こし部分に残った茶葉や、穴に詰まった茶葉は、やわらかいブラシなどでやさしく取り除きます。

強くこすったり、硬いブラシを使ったりすると、陶器製の茶こしを傷める可能性があるため、やさしく手入れするのが大切です。また、製品案内では直火・食洗機ともに使用不可。お湯を沸かす道具として火にかけることはできません。
店頭とオンラインで。茶器は別売り
TOKI hiraは全国のBASIC AND ACCENT(B&Aミナモアを除く)と、公式オンラインストアの人水特集で案内されています。商品はSHIROHAI・SUMIKUROの2色、各8,800円(税込)。写真の茶器は別売りです。箱入りなので、道具とともにお茶の時間を贈るギフトとしても検討できます。
取り扱い・在庫は店舗ごとに異なります。訪問先は公式ショップリストから確認できます。持ち手や土の手触りが気になる人は店頭で、お茶を淹れる風景を思い浮かべながら選んでみてはいかがでしょうか。
本記事は取材回答と公開情報に基づいて制作しています。使い心地は取材先の経験で、編集部の試用評価ではありません。取材記事の編集方針










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