渋谷が「デジタル美術館」に!DIG SHIBUYA 2026が贈る新体験

渋谷が「デジタル美術館」に!DIG SHIBUYA 2026が贈る新体験

AKIMOTO

ライター紹介:
プレスリリース業界歴10年の経験を持つMONOLABファウンダー兼編集長。マーケティング経験と独自の視点で、注目すべきプロダクトを厳選。最新のAIツールも活用しながら、プレスリリース1万件以上/月を効率的に分析し、真に価値あるトレンドを発掘。読者から「知りたかった情報が見つかる」と評価され、立ち上げから3ヶ月で月間30万PVを達成。

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渋谷の街が、まるで未来のキャンバスになる——

そんな胸躍るプロジェクトが発表されました。2026年2月、テクノロジーとアートが融合する祭典「DIG SHIBUYA 2026」において、NEORT株式会社が手掛ける「SCREENS CONTEXTUALIZED」が、渋谷区内のデジタルサイネージを舞台に街全体をアート空間へと変貌させます。

単なる広告塔ではない、都市の新しい文化を育むメディアとしてのサイネージ。その可能性を最大限に引き出すこの取り組みは、私たちが見慣れた渋谷の風景に、どれほどの驚きと感動をもたらしてくれるのでしょうか。私がこのプロジェクトで最も心を惹かれたのは、デジタルアートが街に溶け込み、「街の記憶」として未来へ積み重ねられていくという、その壮大なビジョンです。

渋谷の街が、巨大なアートギャラリーに!

渋谷で開催されるイベントの告知画像。街並みの写真と「SCREENS CONTEXTUALIZED」の文字が重ねて配置されている。

デジタルアートのためのプラットフォームを運営するNEORT株式会社は、2026年2月13日(金)から15日(日)に開催される「DIG SHIBUYA 2026」の公式プログラムとして、 「SCREENS CONTEXTUALIZED」 を実施します。

渋谷PARCO、渋谷ヒカリエ、MIYASHITA PARK、西武渋谷店、集英社ビジョンなど、渋谷区内10箇所・50面以上ものデジタルサイネージが、広告ではなく「アート作品」を映し出すメディアとして開放されるのです。想像してみてください。いつもの待ち合わせ場所、ふと見上げた高層ビルの壁面、地下鉄のホーム。そこに突如として、息をのむような美しいデジタルアートが目の前に現れる情景を。まるで街全体が、一つの美術館になったかのような体験が、私たちを待っています。

「SCREENS CONTEXTUALIZED」が描く新しい都市像

このプロジェクトが目指すのは、単にアートを展示するだけではありません。都市空間のデジタルサイネージに、一時的な広告ではなく「文化的体験」を提供するという新しい視点を加えることで、街をより豊かにすることを目的としています。NEORTは、サイネージを「継続的に文化的価値を堆積させるシステム」へと変化させていくことを目指しているのです。

この画期的な取り組みは、3つの柱で構成されています。

  1. PUBLIC ART ─ サイネージをパブリックアートの舞台に 渋谷区内の50面以上のサイネージで、約50名のアーティストによる作品が展示されます。それぞれのサイネージの特性や設置場所の文脈を考慮した、その場限りのアート体験。イベント終了後も、施設がパブリックアートとして継続的に活用できるようにすることで、街の新しい顔として定着していくことでしょう。

  2. ARCHIVE ─ 活動を文化として堆積させる 広告は次々と流れて消えていきますが、アートは違います。このプロジェクトでは、展示作品やリサーチ成果をウェブサイトに集約し、渋谷の新たな文化的レイヤーとして記録・公開する仕組みを導入。一過性のイベントに終わらせず、文化として次世代へとつなぐ、長期的な視点に心が打たれます。

  3. EXHIBITION IN GALLERY ─ サイネージの物語を掘り起こす 普段何気なく見ているサイネージにも、実はそれぞれの物語があるはずです。このプロジェクトでは、施工者や設計者へのインタビュー、過去の取り組み事例、土地の歴史、そしてアーティストの制作への想いまで、その背景を丁寧に紐解き、記録し、発信することで、サイネージが持つ深い文脈に光を当てます。

あなたもアートの一部に?参加サイネージと公募プログラム

この壮大なアートイベントには、渋谷を代表する多くの施設が名を連ねています。

サイネージ名場所
MIYASHITA PARK VISIONMIYASHITA PARK
MIYASHITA PARK VISION 柱型サイネージMIYASHITA PARK 吹き抜け広場
集英社ビジョン渋谷モディ 壁面
渋谷西口ビジョン渋谷駅前会館屋上
シブハコビジョン渋谷駅銀座線ホーム
メトロ改札口ビジョン(銀座線渋谷駅)渋谷駅銀座線ヒカリエ側改札口
西武渋谷店A館エントランス アートゲート西武渋谷 A館 入り口
西武渋谷店B館1階サイネージ西武渋谷 B館 1F
渋谷ヒカリエ ShinQs 2F 貫通通路LEDビジョン渋谷ヒカリエ 2F 貫通通路
KEIO MIRARERU VISION渋谷サンルイビル 壁面

※渋谷PARCOについては詳細が後日発表されるとのことなので、こちらも注目ですね!

キュレーションアーティスト8名に加え、公募プログラムで選出される42名の作品が展示される予定です。 世界で活躍するデジタルアーティストたちの作品はもちろんのこと、公募から生まれる新しい才能との出会いも楽しみです。

MIYASHITA PARK公募企画「Weather Writes — 詩的現象としての『天気』」

MIYASHITA PARKの様々な場所にある黄色のデジタルサイネージの画像。人々が歩いている様子も写っています。

特に私が注目したのは、MIYASHITA PARKで行われる公募プログラム「Weather Writes — 詩的現象としての『天気』」です。空に開かれた宮下公園という空間特性を踏まえ、「天気」を「描く主体」、そしてその変化を「詩的現象」と捉えるというコンセプトが非常にユニークです。

都市の鼓動が響く渋谷で、日々移り変わる天気という最も身近な自然現象をアートで表現する。商業的なメッセージが飛び交う都市の中で、天気のもつダイナミックで時に穏やかなリズムを対比させることで、私たちに新たな気づきを与えてくれるのではないでしょうか。公募は2025年11月27日(水)から12月26日(金)まで受け付けられ、42作品が選出されます。

  • 応募期間: 2025年11月27日(水)〜12月26日(金)23:59 JST
  • 選出作品数: 42作品
  • 応募資格: 個人・団体問わず、国籍・年齢・経験不問
  • 応募詳細: https://neort.io/challenge/d4jnm6gdfqamt6d2u5b0

アーティストを目指している方、新しい表現の場を求めている方は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?あなたの作品が、渋谷の空を彩るかもしれません。

プロジェクトの全貌を深く知る「PARK in PARK」展示

看板には「Park in Park」と書かれており、ガラス張りの店舗には多くの人が集まっている様子が写っています。歩道を歩く人もいます。

イベント期間中、「SCREENS CONTEXTUALIZED」の全体像や、参加施設の歴史、デジタルアート作品、都市空間におけるサイネージの文化的活用に関する資料を展示する「PARK in PARK」も開催されます。実際にアートが展示されるサイネージを巡る前に、この展示で背景を知ることで、より深く作品やプロジェクトの意図を理解できるはずです。

  • 会場: PARK in PARK(渋谷区内)
  • 開催期間: 2026年2月13日(金)〜15日(日)

「DIG SHIBUYA 2026」:渋谷がクリエイティブテックの拠点に

今回の「SCREENS CONTEXTUALIZED」は、SHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会と渋谷区が共催する、最新カルチャーの祭典「DIG SHIBUYA 2026」の数あるプログラムの一つです。30以上のプログラムが展開されるこのイベントでは、渋谷の街を歩くだけでテクノロジーとアート、そして最新カルチャーに触れることができます。

JAPAN CULTURAL EXPO 2.0のロゴ
  • 正式名称: DIG SHIBUYA 2026 (ディグシブヤ)
  • 開催日程: 2026年2月13日(金)から2月15日(日)の3日間
  • 開催場所: 渋谷公園通り周辺エリア 他
  • 参加費用: 無料(一部有料プログラムあり)
  • 主催: SHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会・独立行政法人日本芸術文化振興会・文化庁
  • 共催: 渋谷区
  • URL: https://digshibuya.com
  • Instagram: https://www.instagram.com/digshibuya/

このイベントは、2025年度(令和7年度)日本博2.0事業(委託型)としても位置づけられており、国内外に日本の新しい文化を発信する重要な役割も担っています。

NEORT株式会社とは?

デジタルアートの可能性を追求し、アーティストと社会をつなぐことを支援するNEORT株式会社。オンラインプラットフォーム「neort.io」の運営に加え、デジタルアート専門の展示空間「NEORT++」を馬喰町で展開するなど、多角的に活動しています。2024年6月には、ブロックチェーン技術を活用した事業開発やNFTアートプロデュースを行うTARTとの合併により、さらにその活動範囲を広げています。

彼らのこれまでの活動には、Generativemasks(2021)、Nishikigoi NFT(2022)、ジェネラティブアート展覧会「dialog()」(2024)など、数々の実績があります。デジタルテクノロジーが生み出す新しいアートの形を、渋谷の街で体験できるのはNEORTの知見と情熱があってこそでしょう。

最後に

渋谷の街は、常に変化し、新しいカルチャーを発信し続けてきました。その中でも、デジタルサイネージを「広告」から「文化」へと昇華させる「SCREENS CONTEXTUALIZED」は、私たちの都市体験を根本から変える可能性を秘めています。2026年2月、渋谷の街角で、デジタルが織りなす詩と出会う日を、今から心待ちにしています。ぜひ、この特別な体験を、あなたの目で確かめてください。

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