【京都で体感!】堂本印象の智積院襖絵が常識を覆す!モダンなときめきに息をのむ特別展

【京都で体感!】堂本印象の智積院襖絵が常識を覆す!モダンなときめきに息をのむ特別展

AKIMOTO

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京都で出会う、常識破りの美!堂本印象が見せた「モダン」な襖絵の秘密

京都の美術シーンに、今、ある画家が投げかけた「ときめき」が再び注目されています。伝統の都で革新を追求し、「百年ぐらいは悪口を言われるだろう」とまで言い放った画家、堂本印象。彼の没後50年を記念し、京都府立堂本印象美術館で特別企画展「モダンなときめき―智積院襖絵の魅力―」が開催されます。

私も美術愛好家として、このタイトルを見た瞬間、胸が高鳴るのを感じました。一体、どんな「モダン」が、伝統ある智積院の襖絵(ふすまえ)に描かれたのでしょうか?そして、それがなぜ今、私たちを「ときめかせる」のでしょう。

常識を打ち破る「モダン」の衝撃!智積院襖絵の全貌

京都府立堂本印象美術館で開催されるこの企画展では、堂本印象(どうもといんしょう、1891-1975) の多彩な芸術世界の中でも、特に注目すべき智積院の襖絵に焦点を当てています。

堂本印象美術館のポスター。モダンな智積院襖絵の魅力と題した特別企画展の告知。女性が庭でティータイムを楽しんでいる様子が描かれている。 ▲展示会ポスター

印象は生涯にわたり、全国13カ所の社寺の襖絵を手掛けたことで知られています。しかし、今回紹介される智積院の襖絵は、まさにその中でも異彩を放つ存在。

伝統への挑戦状:《婦女喫茶図》が語るモダン

昭和33年(1958年)、智積院に再建された宸殿を飾るべく、印象に襖絵の制作が依頼されました。智積院といえば、かの長谷川等伯(はせがわとうはく) 父子による国宝《楓図》《桜図》が鎮座する、まさに日本美術の聖地。そんな場所で、印象が選んだ題材は、なんと野点(のだて)をする現代女性でした。

庭でくつろぐ2人の女性を描いた絵画。女性たちは、テーブルを囲んで座り、飲み物を楽しんでいる。背景には金色の背景と、月や桜の模様が描かれている。 ▲《婦女喫茶図》昭和33年(1958) 智積院蔵

寺院の襖絵といえば、山水画や花鳥画、あるいは仏教画が一般的ですよね。その中で、まるでファッション雑誌のワンシーンを切り取ったかのような、現代女性のティータイムを描くとは…!これはまさに、当時の常識を打ち破る型破りな発想です。

印象は「宗教活動は時勢と無縁であってはならない」という寺の要望に応えつつも、自らの芸術家としての信念を貫きました。「百年ぐらいは悪口を言われるだろう」という覚悟で挑んだそのモダンな構想は、世間の批判をものともせず、新しい表現を追求し続けた彼の創作姿勢を如実に物語っています。今回の企画展では、この革新的な襖絵18面(通常非公開!) を特別に鑑賞できるというから、見逃せません。

国宝《桜楓図》への「対抗」:《松桜柳図》に込められた想い

金色の背景に、緑色の木々や枝が描かれた、屏風のような絵画です。抽象的で、水彩画のようなタッチが特徴的です。 ▲《松桜柳図》昭和33年(1958) 智積院蔵

さらに、長谷川等伯父子の国宝《桜楓図》に対抗するかのように描かれた《松桜柳図》も展示されます。伝統を重んじる智積院という場で、あえて「対抗」という言葉を使うほどの気概。これは印象が、ただ伝統を模倣するのではなく、新たな時代に即した美を創造しようとした、強い意志の表れだと私は感じました。


茶の湯を愛した多才な芸術家:印象によるモダンな茶道具

堂本印象の魅力は、絵画だけにとどまりません。彼は「数寄者(すきしゃ) 」であった父の影響で、自邸に茶室をしつらえるほど茶の湯に親しんでいました。茶会を催し、「精神修養に資する」として、芸術活動に不可欠なものと考えていたそうです。

今回の企画展では、茶の湯を嗜むだけでなく、茶道具までも自ら制作していた印象の独創的なデザインの茶道具にも注目が集まります。新収蔵品の茶杓《アビニオン》をはじめ、茶碗や釜など、その多才ぶりに驚かされることでしょう。

カラフルな絵柄が描かれた陶器の器の画像です。器は白く、青、緑、黄色などの鮮やかな色が使われています。器の表面には、抽象的な模様が描かれており、芸術的な印象を与えます。 ▲茶碗《雨もまたよし》昭和39年(1964) 木製の樽型のピッチャーと、葡萄のモチーフが付いたスプーンが写っている画像です。 ▲茶入《豊穣》、茶杓《アビニオン》昭和38年(1963)

まるで現代アートのような色使いやフォルムは、伝統的な茶道具のイメージを軽やかに刷新しています。これこそ、印象の「モダンなときめき」が細部にまで宿っている証拠ですね。

職員が選ぶ「モダンなときめき」が大集合!

印象は、伝統的な日本画の枠にとらわれず、様々な「モダン」な作品を残しています。今回の企画展では、美術館の職員さんが選んだ、思わず「ときめく」作品も多数展示されるとのこと。

絵画には、ピンク色の壁と青い窓とシャッターがある建物が描かれています。建物には「BAR」の文字があり、屋外にはテーブルと椅子が置かれています。通りには女性がいて、犬を連れています。 ▲《モンマルトルのバー》昭和27年(1952) 抽象的な絵画。様々な色と形の図形が組み合わされており、楽譜や文字が配置されている。全体的に鮮やかで、幾何学的な要素と有機的な要素が混在している。 ▲《聖歌》昭和44年(1969)

カラフルな抽象画や、パリの街角を描いたかのような現代風俗画など、彼の表現の幅広さには目を見張るばかりです。それぞれの作品から、見る人の心を捉える「ときめき」が伝わってくるはずですよ。

展覧会概要:あなたも「モダンなときめき」を体験しませんか?

革新的な襖絵から、茶道具、そして多彩な絵画まで、堂本印象の多角的な魅力を存分に味わえる今回の特別企画展。京都の冬から春にかけて、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

開催情報

  • 展覧会名:〈没後50年記念〉特別企画展 モダンなときめき―智積院襖絵の魅力―
  • 会期:2026年1月20日(火)~3月22日(日)
  • 開館時間:9:30~17:00 (入館は16:30まで)
  • 休館日:月曜日 (月曜日が祝休日の場合は翌平日休館)
  • 会場:京都府立堂本印象美術館
  • 公式ウェブサイト:https://insho-domoto.com/
  • 入場料金
  • 一般:800円 (団体640円)
  • 高大生:500円 (団体400円)
  • 65歳以上:400円 (団体320円、要公的証明書)
  • 中学生以下および障害者手帳をご提示の方 (介護者1名を含む) は無料

関連イベント

展覧会をさらに深く楽しむためのイベントも開催されます。

  • ギャラリートーク
  • 日時:2026年2月7日(土)、3月7日(土) いずれも14:00より
  • 会場:2階展示室
  • 参加費・申込不要 (要観覧券)
  • シンポジウム
  • 『いの字絵本 恋の都大阪の巻』復刊・復刻を記念し、シンポジウムが開催されます。
  • 日時:2026年2月1日(日) 13:30~15:30 (開場 13:00~)
  • 場所:住まい情報センタービル 3階ホール (大阪市北区天神橋6丁目4-20)
  • 定員:150名 [無料/要申込]
  • 申込受付:2025年12月12日(金)より開始予定。詳細は美術館ホームページをご確認ください。

今回の展覧会は、堂本印象という一人の芸術家が、いかにして時代と向き合い、伝統の中で新たな美を創造しようとしたかを肌で感じられる貴重な機会です。ぜひこの「モダンなときめき」を、あなたの目で確かめてみてください。

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