「あの頃」の空気、今再び。時空を超えた音楽プロジェクト「デートウォーズ」が放つ、90年代への郷愁と新風!
皆さんは、90年代と聞いて何を思い出しますか? バブルが弾けた後の混沌と、それでも音楽やファッション、サブカルチャーが爆発的なエネルギーを放っていたあの時代。そんな「あの頃」の胸騒ぎを、現代に蘇らせるユニークな音楽プロジェクトがあるのをご存知でしょうか?
それが、タイムレス音楽IPプロジェクト「デートウォーズ(DATE WARS)」 です。 今回、このプロジェクトから「90年代時空旅楽団」による初のオリジナル楽曲や、90年代を象徴する名曲のカバー、そしてドラマトラックが配信開始となりました。さらに、当時のリスナーにはたまらない8cmCD(短冊CD) でのパッケージ販売も決定。これはもう、単なる楽曲リリースを超えた「時空旅行」への招待状だと、私は確信しています!
「デートウォーズ」とは?時空を越える音楽バトルの幕開け
「デートウォーズ」は、単なるアイドルプロジェクトではありません。 『ヒプノシスマイク』を手掛けた小説家・脚本家の百瀬祐一郎氏が原作・総合プロデュースを務め、漫画家の鳴子ハナハル氏がキャラクターデザイン、そして動画クリエイター・音楽評論家のみの氏が音楽プロデューサーを担当するという、豪華クリエイター陣が名を連ねています。
このプロジェクトの核心は、「先祖の罪を背負った、懲役合計159億4017万3140年の囚人たち」が、自由を掴み取るために「’70年代/’80年代/’90年代/’00年代」の各年代チームに分かれて、オリジナル楽曲、カバー楽曲、そしてドラマトラックを通じてバトルを繰り広げるという壮大な物語。まさに、時間と運命を賭けた音楽の戦いと言えるでしょう。
キャラクターたちが囚人服を纏っているビジュアルは、そのユニークな設定を物語っていますよね。過去の時代をテーマにしつつ、単なる懐古主義に終わらない、深いストーリーテリングが期待できます。

90年代時空旅楽団が贈る、3つの「心揺さぶるサウンド」
今回フィーチャーされるのは、袮々切丸 榲桲(CV:琴宮 歩夢) 、狐ヶ崎 沙羅(CV:夏目 ここな) 、虎徹 木天蓼(CV:田中 貴子) 、小烏丸 棕櫚(CV:水希 凜) の4名からなる「90年代時空旅楽団」。彼女たちが届ける楽曲は、当時のリスナーには郷愁を、若い世代には新鮮な驚きを与えること間違いなしです。

1. オリジナル楽曲「Give you my heart」:本物の90年代J-POPがここに
この曲は、90年代の音楽シーンを語る上で欠かせないジャンルの一つ、ニュー・ジャック・スウィングを基盤とした切ないバラードです。プロデューサーのみの氏曰く、ただの再現ではなく「J-Pop的に解釈された“日本のニュージャック”」を狙ったとのこと。当時のサウンドを知り尽くした湯汲哲也氏が作曲・編曲を担当し、さらに実際の当時の機材を用いてサウンドメイクを行ったというから驚きです。
湯汲氏も「制作の中で一番こだわったのは、“哀愁漂うキャッチーなメロディー”をどう成立させるか」と語っており、オケヒ(オーケストラ・ヒット)やシンセベル、ブラス系のシンセ音の再現に時間を費やしたそうです。イントロを聴いた瞬間、まるでタイムスリップしたかのような感覚に陥る、そんな本物の90年代サウンドが凝縮された一曲です。
▲作曲・編曲を手掛けた湯汲哲也氏
「Give you my heart」リリックビデオはこちらからチェック! https://youtu.be/zUJtymsNi3U
2. カバー楽曲「ゲームガールズ」:あの名曲がチップチューンで新解釈
スチャダラパーの初期の名曲「ゲームボーイズ」が、90年代時空旅楽団の手によって 「ゲームガールズ」 として生まれ変わりました! 編曲を手掛けたのは、チップチューンサウンドの第一人者であるYMCKさん。原曲が持っていたヒップホップのグルーヴ感はそのままに、ピコピコとした8bitサウンドが融合され、ビデオゲームの世界をより前面に押し出したアレンジとなっています。
しかも、今回はスチャダラパーさんのご厚意により、歌詞が女性視点に書き換えられたとのこと。これは、デートウォーズならではの新たなアプローチで、原曲ファンも新鮮な気持ちで楽しめるはずです。YMCKさん曰く、「ゲームの効果音をてんこ盛りにしましたが、サンプリングではなく自作プラグインで作り直しています」というこだわりも、聴きどころですね。
▲YMCKさん関連イメージ
3. カバー楽曲「DEPARTURES」:小室サウンドの煌めきを女性ボーカルで
90年代のJ-POPシーンを語る上で、小室哲哉さんの存在は絶対不可欠ですよね。その小室サウンドの象徴的な一曲であるglobeの「DEPARTURES」が、ハレトキドキ氏の編曲によってカバーされました。
現行シーンで小室サウンドをリクリエイトするならこの人しかいない、と考えられたハレトキドキ氏によるアレンジは、原曲に可能な限り忠実な再現を目指したというだけあり、非常に完成度の高い仕上がりになっているとのこと。特に注目すべきは、全員女性ボーカルで歌唱されているため、マーク・パンサーさんが担当していたラップ部分がどう表現されているか。この点こそが、新たな「DEPARTURES」の大きな聴きどころとなるでしょう。小室サウンドの煌びやかさ、スケール感を新たな形で堪能できるカバー曲です。
聴くだけじゃない!8cmCDで手に入れる「90年代の記憶」
今回のリリースは、単なるデジタル配信に留まりません。90年代のシングルを語る上で欠かせない「8cmCD(短冊CD)」 のパッケージ版も、初回生産限定で発売されます!

概要と第一印象
8cmCDは、CDプレーヤーのスロットにアダプターなしで入れられたり、カセットテープのような縦長パッケージに入っていたりと、当時の音楽体験を象徴するメディアでした。手のひらサイズで、ディスクの真ん中に穴が空いている独特の形状。あの頃、お気に入りの曲が収録された8cmCDを大切にしていた方も多いのではないでしょうか?この形でのリリースは、単なる懐かしさを超えて、当時の「音楽を買う」「音楽を所有する」という体験そのものを現代に蘇らせようとする試みだと感じました。物理メディアならではの温かみと、コレクションする楽しさを、ぜひ味わってほしいですね。
特徴(独自の考察)
デジタル配信が主流の今、あえて8cmCDをリリースする意味は非常に大きいと感じます。これは、 「モノ」としての音楽の価値を再認識させるものです。ジャケットを眺め、歌詞カードを読み込み、ディスクをプレーヤーにセットする一連の動作。これらすべてが、楽曲を聴く体験の一部となります。初回生産限定という点も、コレクター心をくすぐる要素ですね。90年代を知る世代にはたまらないノスタルジーを、そして知らない世代には 「こんな音楽メディアがあったんだ!」という発見と新鮮さを提供してくれるでしょう。
価格(コスパの見解)
価格は2,000円(税別) です。オリジナル楽曲1曲とカバー楽曲2曲、そしてインストゥルメンタルにドラマトラックまで収録されていることを考えると、デジタル配信と遜色ない、むしろ物理的なコレクションアイテムとしての価値を加味すれば、非常に良心的な価格設定だと感じます。特に初回生産限定という希少性を考えると、この価格は十分なコスパがあると言えるでしょう。当時のシングルCDの価格帯と比較しても、今の時代にこのクオリティとデザインでリリースされることを考えれば、まさに「買い」の一品です。
購入方法(実用的なアドバイス)
8cmCDは以下の日程で発売されます。
- アニメイト(池袋本店・秋葉原・大阪日本橋) :2025年12月6日(土) 発売
- デートウォーズOFFICIAL STORE:2025年12月8日(月) 12:00 発売開始
- https://store.plusmember.jp/shop/products/list.php?category_id=4826
実店舗で購入したい方はアニメイトへ、確実に手に入れたい方や遠方の方はOFFICIAL STOREでのオンライン購入をおすすめします。初回生産限定とのことなので、早めのチェックが肝心です!
原作・百瀬祐一郎氏が語る「90年代の空気」の深層
このプロジェクトが単なる懐メロカバーに終わらないのは、原作・総合プロデュースの百瀬祐一郎氏の並々ならぬ情熱があるからでしょう。百瀬氏はコメントの中で、90年代を「希望と不安が、同じ灰皿を共有してる時代だ」と表現し、バブル崩壊後の混乱や就職氷河期といった**"ドブ臭ぇ時代"**であったことを率直に語っています。
しかし、そんな時代だからこそ、サブカルチャーは妙に色づいた。「小室ファミリーはミリオン連発で、ブランキーは煙草みたいに尖った音を吐き、ミッシェルはダイナマイトを飲み込んだみたいな音を出す。」といった表現は、当時のシーンを肌で感じた者でなければ語れないリアリティがあります。裏原ファッションの隆盛など、単なる音楽だけでなく、時代全体のカルチャーの息吹をドラマパートにぶち込んだ、と百瀬氏は語ります。
彼の言葉は、90年代という時代が持つ複雑な魅力を浮き彫りにします。「光と影の区別なんてどうでもよくなる」そんな時代を、音楽とドラマトラックを通してどう描いているのか、ぜひ公式サイトを覗いて深い泥沼にハマってみるのも一興です。
▲音楽プロデューサーを務める「みの」氏
90年代時空旅楽団:個性豊かなメンバー紹介
最後に、90年代時空旅楽団の個性豊かなメンバーをご紹介しましょう。彼女たちの「囚人番号」や「刑期」、そして「なりたい職業」といったユニークな設定にも注目です!
袮々切丸 榲桲(ねねきりまる まるめろ)
- 囚人番号: 19970823
- 役職/なりたい職業: 1990年代隊長/声優
- 刑期: 20億5991万7721年
- CV : 琴宮 歩夢

狐ヶ崎 沙羅(きつねがさき しゃら)
- 囚人番号: 19950708
- 役職/なりたい職業: 1990年代隊員/ラノベ作家
- 刑期: 2億4367万8769年
- CV : 夏目 ここな

虎徹 木天蓼(こてつ またたび)
- 囚人番号: 19960413
- 役職/なりたい職業: 1990年代隊員/お笑い芸人
- 刑期: 3億4478万1789年
- CV : 田中 貴子

小烏丸 棕櫚(こがらすまる しゅろ)
- 囚人番号: 19910406
- 役職/なりたい職業: 1980年代隊員/お笑い芸人
- 刑期: 2億4012万8765年
- CV : 水希 凜
※小烏丸 棕櫚のみ80年代隊員とのことですが、90年代時空旅楽団のメンバーとして紹介されています。刑期も桁違いですね!
90年代時空旅楽団の世界をもっと深く!
配信・ストリーミングはすでに2025年11月27日(木) より各音楽配信サービスで開始しています。
さらに、2025年11月29日(土)20時には「デートウォーズ」公式YouTubeチャンネルにて、ドラマトラック 「Case Of〝Hell Ride〟」 の映像が公開されます。これは百瀬氏が語る「90年代の空気」を最も色濃く感じられるコンテンツかもしれませんね。
- ドラマトラック「Case Of〝Hell Ride〟」: https://youtu.be/rnttKV2IGvM
この他にも、「デートウォーズ」公式YouTubeチャンネルやXアカウント、TikTokアカウントでは様々な情報が発信されています。
- 公式YouTube: @DATEWARS_pj
- 公式X: @DATEWARS_pj
- 公式TikTok: @datewars_pj
2025年11月29日(土)19時からは、これらの公式アカウントで90年代時空旅楽団によるライブ配信も実施されるとのこと。リアルタイムで彼女たちの魅力に触れるチャンスです!
まとめ:90年代は、終わらない
「デートウォーズ」が仕掛ける90年代時空旅楽団のプロジェクトは、単なる懐かしさの再生産ではありません。あの時代の混沌と輝きを現代のクリエイティブで再解釈し、新しい物語として提示しています。
もしあなたが90年代の空気を知る世代なら、きっと胸が締め付けられるような懐かしさを感じるでしょう。そして、90年代を知らない若い世代にとっても、当時の音楽やカルチャーがいかにエネルギッシュだったかを知る、またとない機会になるはずです。
このプロジェクトは、私たちに問いかけています。「あなたは、あの時代の光と影をどう受け止めるか?」と。ぜひ、配信楽曲を聴き、8cmCDを手に入れ、ドラマトラックを視聴して、この時空を超えた音楽体験に身を委ねてみてください。きっと、新たな発見があるはずです。
公式サイト: https://datewars-prisoner.jp この壮大な「デートウォーズ」の世界に、あなたも飛び込んでみませんか?






