肌寒さを感じる日が増え、食卓に鍋が登場する機会が増えてきた方も多いのではないでしょうか。ウェザーニューズの調査によると、気温18℃を下回ると「鍋が食べたい!」という気持ちが高まるそうです。Googleの検索トレンドでも「鍋」の検索数が急上昇するこの時期、まさに「鍋開き」の本格的なシーズン到来ですね!
でも、正直なところ、毎年同じような味付けや具材で、 「また、いつもの鍋か…」 と、ほんの少しマンネリを感じていませんか?私も例に漏れず、そんな気持ちを抱えていました。
しかし、今回私が注目したのは、日本の家庭で抱えるこの“鍋のマンネリ”を、意外な方法で解決してくれる、ある日本のスパイスでした。しかも、その真価を先に発見したのは、海を渡った海外の食のプロたちだというから驚きです。
なぜ私たちは鍋にマンネリを感じるのか?
「今夜は鍋にしよう」。この言葉の裏には、手軽さへの期待と共に、冒頭で触れたような小さな諦めが隠れていることも。定番の鍋つゆを使い、代わり映えのしない薬味を添える。この「味のマンネリ」は、多くのご家庭が共感する悩みではないでしょうか。

食卓に並ぶのは、いつも同じ風景。この「愛すべきマンネリ」を打破する方法はないものか……そんな時、私の目に飛び込んできたのが、ある日本のスパイスに関する新しい情報だったのです。
海外が発見した「日本のスパイス」の真価
このマンネリを打ち破るヒントは、意外にも海外の食の現場にありました。ヨーロッパ・オーストラリア・カリフォルニアに続き、この度ニューヨークへの本格進出を果たした『京都麻の葉』のオリジナルスパイス、 『桜七味』 と 『炭七味』 が、現地のシェフやフーディーたちによって、私たちが知らなかった全く新しい価値を見出されているというのです。
彼らはこれらの七味を単なる「薬味」としてではなく、 「ひと振りで料理を格上げするスパイス」 として捉え、様々な料理に活用していました。

私が特に衝撃を受けた、海外シェフたちの驚きの活用術をいくつかご紹介しましょう。
1. ポトフに「桜七味」:優しい煮込みが「晴れやかなご馳走」に
牛肉やソーセージ、野菜をじっくり煮込んだフランスの家庭料理、ポトフ。取り分けたスープと具材に「桜七味」をパラリと加えるだけで、コンソメの優しい旨味の中から、桜の華やかで甘美な香りが立ち上るというのです。まるで春の訪れを祝うかのような、繊細で晴れやかな一皿へと一変するとのこと。これは試さない手はありませんね!
2. チーズフォンデュに「炭七味」:濃厚な味わいに「香ばしい深み」を
白ワインで溶かした熱々のチーズに、パンや野菜を絡めて楽しむ冬のパーティーの主役、チーズフォンデュ。なんと、溶かしたチーズの鍋に直接「炭七味」を混ぜ込むことで、チーズの濃厚なコクに炭のスモーキーな香ばしさが加わり、まるで高級な 「燻製チーズ」 でフォンデュをしているかのような、驚くほどリッチで奥行きのある味わいになるそうです。七味のピリッとした辛味が、チーズの重さを絶妙に引き締めるという変化は、まさに目から鱗でした。
3. タッカンマリに「桜七味」or「炭七味」:シンプルな鶏鍋が「二つの顔」を持つ
鶏を丸ごと煮込んだ、シンプルで滋味深い韓国の水炊き、タッカンマリ。各自のつけダレに、その日の気分で「桜七味」か「炭七味」を加えるのが海外流。桜七味を足せば、日本の高級料亭のような「京風鶏鍋」に。炭七味を足せば、まるで炭火で焼いた「焼き鳥」のような力強い風味に変わるというのですから、一鍋で二度楽しめる贅沢さを味わえますね。
4. ブイヤベースに「桜七味」:魚介の旨味に「香りのレイヤー」を重ねる
様々な魚介類を、サフランやハーブと共に煮込んだ地中海の香り高いスープ料理、ブイヤベース。食べる直前に、スープの表面に「桜七味」をそっと浮かべるように加えることで、サフランやハーブのエキゾチックな香りに、桜の持つ和のフローラルな香りがトップノートとして加わります。口に運ぶたびに香りのグラデーションが生まれ、複雑で忘れがたい印象を残してくれるでしょう。
5. アクアパッツァに「炭七味」:南イタリアの太陽に「日本の陰影」を
白身魚をトマトやオリーブ、アサリなどと共に煮込む、南イタリアの陽気な漁師飯、アクアパッツァ。仕上げのオリーブオイルと共に、「炭七味」を振りかけると、トマトの酸味とアサリの旨味に満ちたスープに、炭のビターで香ばしい風味が加わることで、味わいに「陰影」が生まれるそうです。ただ明るいだけでなく、どこか落ち着いた深みのある、大人のためのアクアパッツァが完成するとは、まさに新発見ですね。
これらの例を見て、私は『桜七味』と『炭七味』が提供するのは、単に味を変える「味変」ではなく、ひと振りで料理を格上げすることで生まれる 「気分変(きぶんへん)」 という体験価値なのだと確信しました。
「京都麻の葉 桜七味・炭七味」ってどんなスパイス?
それでは、この海外の食のプロたちをも唸らせるスパイスの魅力に迫ってみましょう。

華やかで上品な香り立ちの「桜七味」
日本の春を象徴する桜葉を七味唐辛子に加えた、なんとも雅なスパイスです。料理にひと振りすれば、桜葉の優雅な香りと、げんこうや葉山椒の爽やかな香りが調和。赤唐辛子の鮮やかな赤と桜葉の爽やかなグリーンのコントラストが、見た目にも華やかさを添えてくれます。
- 原材料:赤唐辛子、桜葉、生姜、葉山椒、げんこう、麻の実、赤胡椒
- 内容量:10g
- 生産国:日本
スモーキーで奥深い香ばしさの「炭七味」
健康効果の高い麻炭に加え、山椒のしびれる辛さと黒豆・ごぼうの香ばしさが絡み合い、料理の奥行きを深く引き立ててくれるスパイスです。
- 原材料:赤唐辛子、青唐辛子、黒豆、ごぼう、実山椒、麻の実、麻炭
- 内容量:10g
- 生産国:日本
『京都麻の葉』は、「桜七味」でハレ(特別な日)の華やかさを、「炭七味」でケ(日常)の深さを表現しているそうです。一振りのスパイスで日本の食文化が持つ広がりを、私たちは手軽に体験できるというわけですね。
価格とコスパは?
気になる価格ですが、各980円(税込) です。 一見すると「ちょっと高いかな?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、一振りでいつもの鍋料理が海外の本格的な味わいに変化したり、普段の食卓が「ごちそう」に変わったりする体験を考えれば、これは決して高くはない、むしろコスパが良い投資だと私は感じました。
何より、「味変」ではなく「気分変」という、料理体験全体をアップグレードしてくれる価値は、980円以上の満足感を与えてくれることでしょう。鍋だけでなく、前述の海外活用術のように、様々な料理に使える汎用性の高さも魅力です。
どこで手に入る?購入方法
この魅力的なスパイスは、『京都麻の葉』のオンラインショップから手軽に購入できます。
今年の「鍋開き」を特別な一日にしたい方、いつものマンネリを打破したい方はもちろん、食通の友人へのセンスが光る冬のギフトとしても最適だと感じました。 「#逆輸入NABE」 体験を、ぜひご自宅で楽しんでみてください。
「京都麻の葉」というブランドのこだわり
『京都麻の葉』は、ウェルネスキット株式会社が運営するブランドです。彼らは 「世界で広がる麻の魅力と日本の伝統的文化を融合させ、現代風にアレンジ。麻文化のリバイバルにつとめています」 とのこと。日本の伝統的なスパイスである七味に、独自の解釈と素材を加え、現代の食卓、さらには世界の食卓へとその可能性を広げている姿勢には、深く感銘を受けます。

まとめ:あなたの鍋が、今日から「ごちそう」に変わる

「鍋の季節」と聞くと、温かさや団らんを想像する一方で、どうしても「いつもの味」に落ち着いてしまいがちでした。しかし、『京都麻の葉』の『桜七味』と『炭七味』は、その常識を心地よく打ち破ってくれます。
海外のシェフたちが、日本のスパイスに新たな価値を見出したように、私たちもこの一振りで、いつもの鍋を最高の「ごちそう」に変えることができるのです。今年の冬は、この「気分変」スパイスで、あなたの食卓に新しい発見と感動を加えてみませんか?











