カカオショックの時代に、製菓業界に光を灯す「次世代チョコレート」の誕生!
今、スイーツの世界は大きな転換期を迎えています。カカオ豆の価格高騰、物流コストの上昇…私たちが愛してやまないチョコレートが、当たり前に手に入らなくなるかもしれない。「カカオショック」という言葉を耳にするたび、一人のスイーツ好きとして胸が締め付けられる思いでした。
そんな逆境に立ち向かい、製菓のプロフェッショナルたちに新たな希望をもたらすチョコレートが誕生しました。その名も 「Chocolat N°2(ショコラ・ヌメロ・ドゥ)」 。単なる代替品ではない、品質と価格、そして持続可能性を両立させた「次世代のチョコレート」です。私がこの新しい挑戦に心を掴まれたのは、その背景にある熱い想いと、革新的な技術にありました。
困難を乗り越えるための革新:日新化工の挑戦
この画期的なチョコレートを生み出したのは、日本の製菓業界を長年支えてきた日新化工株式会社です。1948年の創業以来、マーガリン製造からスタートし、1956年には日本で初めて「洋生用チョコレート」を開発したパイオニア。私たちが日常で口にする多くの美味しいスイーツの裏には、彼らの技術と情熱が息づいているんです。
現在の製菓業界はまさに「試練の時」。カカオ豆の価格は歴史的な高騰を続け、品質を維持しながらコストを抑えることは、多くのパティシエやショコラティエにとって喫緊の課題となっています。しかし、日新化工はただ手をこまねいていたわけではありません。彼らはこの困難を乗り越えるべく、 「チョコレートを通じてたくさんの笑顔を。」 というブランドメッセージを掲げ、革新的な解決策を探し続けてきました。
彼らの取り組みは、カカオ豆の持続可能な調達を目指す国際的なプラットフォームへの参加や、FSSC22000という国際的な食品安全基準の認証取得など、多岐にわたります。これは、単に製品を作るだけでなく、地球環境と未来の食文化に貢献しようとする、強い意志の表れだと感じますね。
日新化工についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ以下の公式サイトを訪れてみてください。 日新化工株式会社 企業URL 日新化工 オンラインサイト
「Chocolat N°2」を支える二つの柱:Special MassとEssential Butter
Chocolat N°2の真価は、その名の通り、「Special Mass」と「Essential Butter」という二つの独自技術の融合にあります。
① カカオの魂を宿す「Special Mass」
高品質なチョコレートの鍵は、やはりカカオ豆そのものにあります。Chocolat N°2では、フランスのCACAOTEC社が誇る「Special Mass」を採用。世界中のカカオ産地から、最高のテロワール(土壌や気候が育む風味の個性)を持つ豆を厳選し、その個性に合わせて焙煎。これにより、カカオ豆が持つ本来の豊かな風味を最大限に引き出しているのです。
「テロワール」と聞くとワインの世界を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、チョコレートにおいても、産地の特徴がその味に深く影響を与える重要な要素なんです。
② 魔法の口どけ「Essential Butter」
そしてもう一つの革新が「Essential Butter」です。チョコレート特有のなめらかでシャープな口どけは、ココアバターが持つ結晶構造によって生まれます。しかし、ココアバターの価格変動は大きく、それがチョコレート全体の価格にも影響を与えていました。
Essential Butterは、このココアバターの本質的な特性を植物油脂で再現したものです。プロフェッショナルが求める「口どけの良さ」や「香りの立ち上がり」を、ココアバターに依存することなく実現している点が驚きですね。しかも、テンパリング(チョコレートを溶かして固める際のデリケートな温度調整作業)は従来のチョコレートと変わらない方法でできるというから、現場の負担も少ないはずです。
この二つの技術が融合することで、Chocolat N°2は 「カカオ分」という数値だけでは測れない「味質(みしつ)」 という新しい価値基準を提示しています。低いカカオ分でも、まるで高級チョコレートのような深みと香りを実現できる。これはまさに、コストパフォーマンスの常識を覆す発見だと言えるでしょう。
待望の新商品ラインナップ:個性豊かな2つの「ノワール」
2025年10月20日(月)に発売されるのは、Chocolat N°2の魅力を存分に味わえる2種類のダークチョコレートです。
1. Chocolat N°2 Noir 3959(ショコラ・ヌメロ・ドゥ ノワール 3959)
ベネズエラ産の特別なカカオ豆を75%(カカオマス中)使用した、優雅な味わいが特徴です。口に含んだ瞬間に広がる華やかなトップノート、そしてその後を追うように押し寄せる力強いカカオの余韻は、まさに至福の体験。カカオ分は39%でありながら、その「味質」はなんと59%相当のチョコレート感を実現しているというから驚きです。プロが求める深みと香りを、より手軽に提供できる。これは製菓の世界に新しい表現の可能性をもたらすでしょう。
- 規格: チョコレート
- 荷姿: 5kg×2
- カカオ分: 39%
- 味質としてのカカオ感: 59%相当(当社評価による)
2. Chocolat N°2 Noir 3355(ショコラ・ヌメロ・ドゥ ノワール 3355)
カリブ海の豊かな自然が育んだドミニカ共和国産カカオを50%(カカオマス中)ブレンドした、個性が光る一品です。口にした時に感じるスパイシーな刺激と、それを包み込むようなフルーティな香りが絶妙なハーモニーを奏で、奥行きのある味わいを生み出しています。こちらはカカオ分33%で、味質55%相当のチョコレート感を達成。準チョコレート規格ながら、プロの期待を裏切らない確かな品質が期待できます。
- 規格: 準チョコレート
- 荷姿: 2kg×2
- カカオ分: 33%
- 味質としてのカカオ感: 55%相当(当社評価による)
どちらの製品も「Made in Japan」の技術と、フランスのショコラ文化が融合した、まさにグローバルな視点から生まれたチョコレートだと言えるでしょう。
実際に試したい方へ:ジャパン・ケーキショー東京へ行こう!
「Chocolat N°2」は主に製菓材料の卸店で取り扱われますが、実際にその品質を確かめたいプロの方、あるいは製菓業界の最新トレンドに触れたい方は、ぜひ 「2025 ジャパン・ケーキショー東京」 に足を運んでみてください。
日本最大の洋菓子コンテストであるこのイベントで、Chocolat N°2は企業ブースにて紹介されます。試食サンプルも用意されるとのことなので、この革新的なチョコレートが織りなす風味や口どけを、直接体験する絶好のチャンスです。
- 会期: 2025年10月14日(火)~10月16日(木)10時~16時(最終日は15時)
- 会場: 東京都立産業貿易センター浜松町館 2階
- 入場料: 一般1500円(当日会場にて購入)、小学生以下無料
イベントの詳細はこちらからどうぞ:2025 ジャパン・ケーキショー東京 公式サイト
未来のチョコレートがここにある
Chocolat N°2の登場は、単に新しいチョコレート製品が加わるというだけではありません。それは、カカオショックという困難な時代に、製菓業界がどう立ち向かい、どう進化していくかを示す、一つの大きな指標となるはずです。品質と価格、そして持続可能性という、ともすれば相反する要素を高いレベルで両立させたこの「次世代のチョコレート」は、多くのパティシエやショコラティエに新たなインスピレーションを与え、私たち消費者に、これからも美味しいチョコレートに出会える喜びをもたらしてくれることでしょう。
ぜひ、この新しいチョコレートが創り出す可能性を体験してみてください。そして、日新化工の公式SNSアカウントで、最新の情報やチョコレート作りの舞台裏をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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