異色のタッグが再び!不動産テックの「いえらぶGROUP」がプロ麻雀「EX風林火山」とスポンサー契約を継続する理由とは?
皆さん、Mリーグってご存知ですか? 近年、その人気は若者を中心に急上昇し、もはや「単なる麻雀」では片付けられない、一つのエンターテイメントとして確立されつつあります。そんな熱いプロ麻雀リーグで戦うチームの一つ、テレビ朝日が運営する「EX風林火山」と、不動産業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を牽引する株式会社いえらぶGROUPが、この度スポンサー契約を継続したというニュースが飛び込んできました。
「え、不動産会社と麻雀チーム?」と、一見すると意外な組み合わせに感じるかもしれません。しかし、この一歩踏み込んだタッグの裏側には、企業が描く明確な戦略と、現代の採用活動における新しいアプローチが見え隠れします。今回は、この興味深いパートナーシップの深掘りと、両者の魅力についてご紹介していきましょう。
Mリーグの「風林火山」が持つ魅力とは?
まずは、今回の主役の一角である「EX風林火山」について。彼らは、競技麻雀のプロリーグであるMリーグに2018年から参戦している強豪チームです。その名の通り、武田信玄の軍旗に由来する「風林火山」をチーム名に冠し、「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」という孫子の兵法をテーマに掲げています。
チームを運営するのはあのテレビ朝日。Mリーグでは、オフシーズンに 「IKUSA」 と呼ばれる独自のオーディションを開催し、新選手を発掘するなど、常に話題を提供し続けています。 Mリーグは、プロの技が光る熱い対局はもちろんのこと、各チームの戦略や選手たちの人間ドラマも大きな魅力。特に20代からの支持が厚く、そのエンターテイメント性は多くのファンを惹きつけています。
▲ Mリーグの人気チーム「EX風林火山」
EX風林火山についてもっと知りたい方はこちら! EX風林火山公式サイト
「いい家選ぶ、いえらぶ。」が描く未来とは?
次に、このタッグのもう一つの主役、「いえらぶGROUP」に迫ります。 彼らは「いい家選ぶ、いえらぶ。」というミッションステートメントのもと、誰もが安心して住まい選びができる社会を目指しています。具体的には、不動産業界に特化したバーティカルSaaS(特定の業界向けクラウドサービス)である 「いえらぶCLOUD」 や 「いえらぶBB」 を全国44,000社以上の不動産事業者へ提供し、業界全体のDXを力強く推進している企業です。
私が特に注目したのは、彼らのユニークなビジネスモデルです。いえらぶGROUPは、自らが不動産取引業には参入せず、あくまでも「不動産事業者のDX支援」に徹しています。これにより、業界内での利益相反を回避し、誰もが安心して利用できる公平なプラットフォームを目指しているのです。これは、ユーザーにとっても事業者にとっても、非常に信頼性の高いビジネススタンスと言えるでしょう。
いえらぶGROUPの活動はこちらから! 株式会社いえらぶGROUP コーポレートサイト 不動産事業者向けサービス紹介サイト 不動産ポータルサイト
なぜ、いえらぶGROUPは「麻雀」を選ぶのか?その戦略の深掘り
さて、いよいよ本題です。「なぜ不動産テック企業がプロ麻雀チームのスポンサーを?」という疑問への答えは、彼らの人材採用戦略にありました。
いえらぶGROUPは事業拡大に伴い、新卒をはじめとする若手人材を積極的に採用しています。そこで目を付けたのが、20代に絶大な人気を誇るMリーグだったのです。Mリーグのスポンサーになることで、大学生や若年層に「いえらぶGROUP」という企業を知ってもらう機会を広げ、採用ブランディングに繋げようとしているのです。
この戦略は、単なる知名度向上に留まりません。彼らは実際に「麻雀×就活」をテーマにしたイベントをMリーガーを招いて開催し、プロ雀士から学ぶ「読み」と「判断力」 といった、ビジネスにも通じるスキルを若者に伝える場を設けています。これぞまさに、麻雀が持つ「論理的思考力」や「状況判断能力」といった側面を最大限に活用した、ユニークな採用アプローチと言えるでしょう。
▲ 過去に開催された「麻雀×就活!」イベントの様子。Mリーガーを囲んで就活生が交流。
イベントレポートはこちらから読めます! 麻雀×就活!「Mリーガー」特別講演会レポート ~プロ雀士から学ぶ"読み"と"判断力"~
さらに驚くべきは、2025年にはEX風林火山と合同でイベントを企画・実行する大学生インターンシップまで実施するという点です。これは、単にスポンサーとして資金を提供するだけでなく、学生が実際に企業のマーケティング活動に参加し、リアルなビジネス経験を積める貴重な機会を提供しています。
まとめ:異業種コラボが生み出す新しい価値
いえらぶGROUPとEX風林火山のスポンサー契約継続は、一見すると異色のタッグですが、その背景には、企業の明確な採用戦略と、Mリーグが持つ若者への訴求力というWin-Winの関係が成り立っています。
麻雀というゲームが持つ「知的な戦略性」と、不動産業界の「DX」が交わることで、単なる広告の枠を超えた、新しい人材育成や企業ブランディングの形が生まれているのではないでしょうか。
皆さんはこのユニークなコラボレーションについてどう感じましたか? 麻雀から学ぶビジネススキル、そして企業が若者と繋がる新しい方法に、私も含め多くの人が刺激を受けたのではないでしょうか。今後の「いえらぶGROUP」と「EX風林火山」の活動から、目が離せませんね!