恐怖と美の融合!石ノ森萬画館で開催中の「伊藤潤二展 誘惑」に震えよう!
夏休みのお出かけ先に悩んでいるあなたへ、とっておきの“誘惑”をお届けします。もしあなたが、日常の裏側に潜む不条理な恐怖や、時にゾッとするほど美しい世界観に魅せられるタイプなら、これは見逃せません。
現在、宮城県石巻市の石ノ森萬画館で、世界中の漫画ファンを熱狂させている漫画家、伊藤潤二氏の大規模な企画展「伊藤潤二展 誘惑JUNJI ITO EXHIBITION ENCHANTMENT」 が開催中です!
伊藤潤二の世界へようこそ:比類なき恐怖とユーモアの融合
伊藤潤二先生の作品を初めて読んだ時の衝撃は、今でも鮮明に覚えています。ただ怖いだけじゃない、何か胸の奥底をざわつかせるような「不気味な美しさ」と、時にはクスリと笑ってしまう「シュールなユーモア」が同居しているんです。まるで、日常のすぐ隣に別次元の扉があるような、そんな感覚。
1963年生まれの伊藤潤二先生は、歯科技工士として勤務する傍ら漫画を描き始め、デビュー作『富江』でいきなり頭角を現しました。それ以来、『うずまき』『死びとの恋わずらい』『双一』など、数々の代表作を生み出し、その独創的な世界観は国境を越え、2019年には『フランケンシュタイン』で米国の権威あるアイズナー賞を受賞。これまでに通算4度も同賞に輝くなど、世界中から絶大な支持を得ています。
彼の作品がなぜこれほどまでに多くの人を惹きつけるのか?それは、人間の本能的な恐怖心、避けたいと感じる忌避感を、時に写実的に、時に幻想的に、そして時に滑稽に、巧みに表現しているからではないでしょうか。まさに「ホラーとアート」が融合した、唯一無二の存在感を放っています。
展示の見どころ:生原画が語りかける“誘惑”の物語
今回の「伊藤潤二展 誘惑」は、先生にとって初の大規模な個展というから、ファンならずとも胸が高鳴りますよね!
会場では、デビュー作 『富江』 はもちろんのこと、読者を狂気の世界へ引きずり込む 『うずまき』 、ゾクゾクするほど美しい 『死びとの恋わずらい』 、そしてどこか憎めない問題児・双一が活躍する 『双一』 シリーズなど、おなじみの作品たちの自筆原画が多数展示されます。
(バナー:≪富江・養女≫ 1995 年(部分))
漫画で読むのとはまた違う、生で見る原画の迫力は格別です。ペン先の微細な震え、インクの濃淡、ホワイトの修正跡…、そこに先生の息遣いや創作の苦悩、そしてほとばしる情熱を感じ取れるはずです。
さらに、この展覧会のために描き下ろされた新作も公開されるとのこと!これはもう、会場で直接その目で確かめるしかありません。
そして、もう一つ注目したいのが、フィギュア原型師・藤本圭紀氏による 「富江」の新作フィギュア。あの禍々しくも美しい富江が、3Dとなって目の前に現れる!これはもう、あなたの心まで”誘惑”されてしまうこと間違いなしです。
(左上から時計回りに:≪伊藤潤二の猫日記 よん&むー≫、≪溶解教室≫、≪死びとの恋わずらい≫、≪うずまき≫、≪富江≫)
戦慄の味覚体験!?コラボメニューで作品世界を堪能!
展示で“震える”体験をした後は、萬画館3階の展望喫茶「ブルーゾーン」で、作品世界をイメージしたコラボメニューはいかがでしょうか?これがまた、ユニークで怖い(?)んです!
メニューを1品注文するごとに、限定コースター(非売品・全6種) がランダムで1枚プレゼントされるそうなので、コンプリート目指して何度も足を運んでしまうかもしれませんね!
気になるメニューの一部をご紹介しましょう。
富江「もろみ」より:富江のもろミートソースパスタ
「これじゃまるで…ミンチじゃないか……」というセリフが脳裏をよぎる、肉感たっぷりのミートソースパスタ。
死びとの恋わずらい「絶叫の夜」より:絶叫の夜 黒カレー
辛口の黒カレーで「絶叫の夜」のワンシーンを表現。パプリカパウダーで赤い霧まで!食べながら思わず「うわぁ…」と声が出ちゃうかも?
富江「暗殺」より:フカフカのクッションの上に置いて頂だいパンケーキ
富江のあの名セリフがメニュー名に!パンケーキをフカフカのクッションに見立てた、ちょっと皮肉が効いた一品。
死びとの恋わずらい「絶叫の夜」より:四つ辻の美少年パフェ
深い霧の中に立つ「四つ辻の美少年」をイメージ。パフェの甘さと美少年のミステリアスな魅力が、なぜかマッチしてしまうのが伊藤潤二ワールドの恐ろしさ。
富江「通り魔」より:あなたも富江に… ブラッドソーダ
ご自身でシロップを注入する体験型ドリンク!まさか、これを飲んだらあなたも富江に…!?背筋が凍るような遊び心に拍手!
富江「画家」より:「トミエ」ラテ
奇妙なものが写りこんでしまった「トミエ」の写真がラテに。ラテシートが崩れていく様子も楽しむ、という発想がまさに伊藤潤二先生の世界観!コーヒーとココアから選べるのも嬉しいですね。
コラボメニュー提供情報
- 場所: 展望喫茶「BLUE ZONE」(石ノ森萬画館3階)
- 営業時間: 10:00~16:50(L.O.16:30)
- 注意: 8月2日(土)の「石巻川開き祭り 花火大会」開催時は、10:00~14:45(L.O.14:30)に変更されます。詳細は萬画館の公式サイトをご確認ください。
- その他: 特典のコースターは無くなり次第終了です。
まさかのチャンス!伊藤潤二氏サイン会開催!
ファンなら絶対に手に入れたい、伊藤潤二先生のサイン。なんと今回の展覧会に合わせて、サイン会の開催が決定しています!
サイン会概要
- 日時: 2025年9月7日(日)
- ①12:30~ / ②13:45~ (各回50名、計100名)
- 場所: 石巻市かわまち交流センターかわべい 1階市民交流ホール
- 参加方法: 事前申込が必要です!
- 詳細はこちらをご覧ください:石ノ森萬画館 公式サイト サイン会情報
これは争奪戦必至ですね。参加希望の方は、必ず事前に詳細を確認し、申し込みをお忘れなく!
開催概要:足を運ぶ前にチェックすべきポイント
漫画界の巨匠、石ノ森章太郎先生の偉業を記念し、漫画文化の拠点として石巻市に誕生した石ノ森萬画館。その特別な場所で、現代ホラー漫画の第一人者である伊藤潤二先生の個展が開催されるのは、まさに運命的と言えるでしょう。
観覧料は、常設展の料金も含まれており、大人900円、中高生600円、小学生250円、未就学児は無料と、その内容の濃さを考えれば非常にリーズナブルだと感じました。ご家族や友人との夏の思い出づくりにもぴったりですね。
企画展 詳細
- 会期: 2025年7月26日(土)~9月28日(日)
- 時間: 9:00~17:00 (入館は閉館時刻の30分前まで)
- 会場: 石ノ森萬画館 2階企画展示室(宮城県石巻市中瀬2-7)
- アクセス情報については、石ノ森萬画館公式サイトでご確認ください。
- 休館日: 8/26、9/2、9/9、9/16、9/24
- 観覧料:
- 大人:900円
- 中高生:600円
- 小学生:250円
- 未就学児:無料
- ※常設展観覧料を含みます
まとめ:この夏、あなたも”誘惑”されてみませんか?
伊藤潤二先生の独特な世界観に触れることができる、またとないチャンスです。自筆原画の生々しさ、描き下ろし新作への期待、そして作品から飛び出してきたようなコラボメニューの数々。さらに、直接先生にお会いできるかもしれないサイン会まで!
この夏、石ノ森萬画館で、日常の喧騒を忘れ、ゾクゾクするような“震える”ひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?きっと、あなたの五感を刺激し、心に残る体験となるはずです。
詳細はこちらからどうぞ! 石ノ森萬画館「伊藤潤二展 誘惑」特設ページ
お問い合わせ先: 石ノ森萬画館 〒986-0823 宮城県石巻市中瀬2-7 電話:0225-96-5055 メール:[email protected]