常識を覆す「砂糖の塩」?万博を驚かせた幻の塩職人と、その至宝を手に入れる方法
「塩なのに甘い?」
初めてその言葉を聞いたとき、私は正直「どういうことだ?」と首を傾げました。調味料の常識からすれば、甘みは砂糖、辛みは唐辛子、そして塩味は塩。それが「甘い塩」とは一体…?
しかし、この常識外れの発想が、先日大阪・関西万博で開催された食の大会で、審査員たちを唸らせ、見事グランプリを獲得したというのです。
その仕掛け人こそ、高知に拠点を置く幻の塩職人、田野屋塩二郎(たのやじおじろう)氏。彼の生み出した「砂糖塩」と「イチゴチョコパフェ塩」が、世界の舞台で最高の栄誉に輝いたのです。
塩の概念を打ち破る「甘い塩」の衝撃
塩といえば、料理の味を引き締めたり、素材本来の旨みを引き出したりするものですよね。私もそう思っていました。
でも、田野屋氏の「甘い塩」は全く違うアプローチ。砂糖やイチゴ、チョコレートと塩を組み合わせることで、料理はもちろん、スイーツやドリンクにも使えるというんです。
想像してみてください。濃厚なチョコレートケーキに、ほんの少しだけ「イチゴチョコパフェ塩」を振りかける。イチゴの甘酸っぱさとチョコのビターな風味に、塩の粒がアクセントとなって、より深みのある味わいが生まれる…。考えるだけでワクワクしてきませんか?
田野屋氏は、実は以前にも「塩スイーツ」でグランプリを獲得した経験があるとのこと。今回の受賞は、彼が長年培ってきた技術と、既成概念にとらわれない柔軟な発想の結晶と言えるでしょう。まさに「レジェンド」と呼ばれるにふさわしい仕事ぶりです。
万博でしか出会えない?幻の「究極の塩セット」
さて、このグランプリ受賞を記念して、田野屋塩二郎氏の塩を体験できる特別なセットが限定販売されています。
それが、万博会場内、大阪ヘルスケアパビリオンにある塩おにぎり専門店「PACKN-TO(ぱくんと)」で手に入る 「プレミアムソルトセット」 です。
究極の塩セット:商品概要と私の見解
- セット内容:
- 田野屋塩二郎の完全天日塩(100g)
- 田野屋塩二郎の抹茶塩(50g)
- 価格: 税込 10,000円
- 販売場所: 大阪・関西万博会場内「PACKN-TO(ぱくんと)」店舗限定
- 数量: 限定販売
このセットに含まれる「完全天日塩」は、文字通り太陽と風の力だけで海水をゆっくりと結晶化させて作る、非常に時間と手間のかかる製法で作られています。だからこそ、ミネラル分が豊富で、塩本来の複雑な旨みとまろやかさが感じられるんです。少量ずつしか作れないため、一般のスーパーなどではまず見かけません。
そして「抹茶塩」。これは抹茶の風味と塩味が絶妙に組み合わされたもの。天ぷらやおにぎり、お茶漬けなんかにも合いそうですよね。アイデア次第で色々な使い方ができそうです。
価格は10,000円と、塩としては少し高価に感じるかもしれません。しかし、これはただの塩ではありません。 「幻の塩職人」が時間と情熱をかけて生み出した、アートのような逸品。大量生産品では決して味わえない、職人の魂がこもった「究極」の塩です。
私はこれを、日々の料理を格段にレベルアップさせる「魔法の粉」であり、食通の方への最高の贈り物だと捉えています。希少性を考えれば、十分にその価値はあるのではないでしょうか。
PACKN-TOで楽しむ、五感を刺激する「塩体験」
この特別な塩セットが買える「PACKN-TO」は、単なる塩おにぎり屋さんではありません。ここでは、塩を使ったユニークな食体験が待っています。
PACKN-TOのおにぎりサンドには、海水と真水が自然に混じり合った「鹹水(かんすい)」で炊いたごはんが使われているそうです。この鹹水を使うことで、お米がふっくらと炊き上がり、塩の旨みがじんわりと染み込むのだとか。
- おにぎりサンド: 淡路ビーフステーキや沖縄あぐー豚の生姜焼きなど、地域こだわりの具材を塩ごはんでサンド。想像しただけでお腹が鳴ります。特に淡路ビーフステーキのおにぎりサンドは、「まるで片手で食べるステーキ丼」と形容されており、濃厚な肉の旨みと塩のキレがたまらない組み合わせでしょう。
- 塩ソフトクリーム: 北海道産濃厚バニラソフトに、後から田野屋塩二郎氏の塩をトッピング。甘さと塩味のハーモニー、あの「甘じょっぱい」クセになる味わいです。暑い万博会場でクールダウンするのに最高の一品ですね。
- 塩レモンサワー: レモンの爽やかさと塩が絶妙に調和。まろやかな酸味とキレが特徴で、「ご褒美ドリンク」として人気急上昇中だそうです。
PACKN-TO(ぱくんと)店舗情報
- 場所: 大阪・関西万博内 大阪ヘルスケアパビリオン/ミライの大阪の食・文化ゾーン
- 営業期間: 2025年4月13日(日)~10月13日(月)
- 営業時間: 10:00~21:00
万博会場という限定された場所での販売ですが、もし万博に行く予定があるなら、ぜひ立ち寄っていただきたいスポットです。田野屋塩二郎氏の至高の塩を味わい、PACKN-TOで特別な「塩体験」を楽しんでみてください。
詳しい情報はPACKN-TO公式サイトでも確認できます。
終わりに
「砂糖塩」という衝撃的な発想から始まった、今回の田野屋塩二郎氏のグランプリ受賞。それは、私たちが普段何気なく使っている「塩」という調味料の可能性を大きく広げてくれるニュースでした。
もしあなたが、いつもの料理に飽きたり、特別な贈り物をお探しだったり、あるいは純粋に「美味しいもの」に目がなかったりするなら、この機会に田野屋塩二郎氏の塩の世界に触れてみてはいかがでしょうか。万博会場「PACKN-TO」で待っている特別な出会いが、あなたの食体験をきっと豊かにしてくれるはずです。