「もうひとつの家」を守りたい。子どもたちの笑顔があふれる場所を応援しませんか?
私たちの社会には、様々な事情を抱えながら日々を過ごす子どもたちがいます。もしかしたら、あなたのすぐそばにも、心に静かな苦しさを抱えている子が一人で立ち向かっているかもしれません。そんな子どもたちにとって、安心して「ただいま」と言える場所が、温かいごはんがあり、思いっきり笑える場所があることが、どれだけ大切か想像できますか?
今回私が心を打たれたのは、北海道苫小牧市で活動するNPO法人木と風の香りさんの取り組みです。彼らが運営する子ども食堂は、単に食事を提供するだけでなく、まさに子どもたちにとっての 「もうひとつの家」 。この大切な居場所を、今の厳しい状況から守り、さらに広げていくための挑戦が始まりました。
なぜ「もうひとつの家」が必要なのか?
「困っている子がいたら、ぼくがここに連れてくる。だってぼくも、ここで助けてもらったから」――。代表の方が紹介していたこの言葉に、この場所のすべてが詰まっていると感じました。
子ども食堂に通う子どもたちの中には、貧困や虐待、ヤングケアラーといった社会的な課題に直面している子が少なくありません。本来、家庭で守られるべき存在が、一人で重い荷物を背負っている現実があるのです。
そんな子どもたちにとって、「木と風の香り」の子ども食堂は、一時的にでもその荷物を下ろし、 「素」の自分でいられる貴重な場所なんです。温かいごはんはもちろん、大好きな友達と笑ったり、スタッフに優しく話を聞いてもらったり。「家に帰りたくない」「今日、ごはんを食べてない」…そんな心の声がこぼれる場所でもあるからこそ、彼らにとってここが「最後の砦」になっているケースもあるのかもしれません。
「ごちゃまぜ」が心地よい、驚きにあふれる空間
この子ども食堂の何が特別なのか?いくつかの特徴に注目してみました。
- 「今日もごはんがある」という安心感: 私たちにとっては当たり前のことでも、子どもたちの中にはそうではない子もいます。毎日変わらない安心な日常を提供することが、心の安定に繋がります。
- 「特別な子」のためじゃない、みんなの食卓:
裕福な家庭の子も、ただ遊びに来た子も、みんながフラットにごはんを囲みます。ここでは、誰かが「特別」な存在ではありません。「困っているかどうか」に関わらず、誰もが温かく迎えられる、ごちゃまぜの温かいコミュニティが生まれています。
- 家事が「争奪戦」!?驚きの光景: 多くの家庭で敬遠されがちな食器洗いなどが、ここでは子どもたちの間で「やりたい!」と取り合いになるそうです。「お皿、洗いたい!」「じゃあゴミ捨ては?」「うん、それもやる!」…なぜでしょう?それは、手伝うことで「ありがとう!」「きみがいてくれてよかった!」と感謝され、自分の存在価値を実感できるから。誰かの役に立つ喜びが、何よりの“ご褒美”になり、自己肯定感を高めているのです。
- つらいことがあった時の「駆け込み寺」:
笑顔で過ごしていても、心に傷を抱えている子はいます。そんな子がふと立ち寄れる、心を開ける大人がいる場所。困りごとを一人で抱え込まず、一緒に立ち向かう仲間がいるという感覚は、きっと彼らを力強く支えているはずです。
私もかつて、誰かに「いてくれてありがとう」と言われた時に、心がふっと軽くなった経験があります。子どもたちが、この場所でそんな経験を積み重ねていると思うと、胸が熱くなりますね。
なぜ今、応援が必要なのか?
残念ながら、この温かい場所は危機に直面しています。昨今の物価高騰は、子ども食堂の運営にも重くのしかかり、経営を圧迫しているのです。
ごはんを提供し続けるためには、食材費はもちろん、運営に関わる様々な費用が必要です。子どもたちの「素」でいられる居場所、笑顔と温かいごはんを守り続けるために、そして、より多くの子どもたちに手を差し伸べるために、彼らは今回、皆の力を借りることを決断しました。
子どもたちの未来に投資するクラウドファンディング
NPO法人木と風の香りさんが現在行っているのが、クラウドファンディングでの資金調達です。
- プロジェクト名: 子ども食堂を継続、拡大し、子どもたちの幸せな時間を増やしたい!
- 期間: 2025年6月10日(火)20:00 ~ 7月21日(月)23:59
- URL: https://camp-fire.jp/projects/850563/view
このプロジェクトは、子ども食堂の継続と、より多くの子どもたちを温かく迎え入れるための拡大を目指しています。集まった資金は、主に運営費や活動範囲を広げるための費用に充てられるとのことです。
心温まる、個性あふれるリターンたち
支援への感謝の気持ちとして、いくつかのリターンが用意されています。中でも注目したいのは、子どもたちの手作りアイテムです。
- 【ただただ応援!】(3,000円~) とにかく活動を応援したい!という気持ちをシンプルに届けられます。感謝のメッセージが届きます。
- 【子どもたちがつくった缶バッジ】(10,000円)
絵が得意な子どもたちがデザインした、世界に一つかもしれない缶バッジ!これはぜひ手に入れたいですね。子どもたちの自由な感性が詰まっていそうです。
- 【「企業様向け」子どもたちによる商品パッケージデザイン】(150,000円) 企業向けのユニークなリターンも。子どもたちの豊かな想像力を借りて、自社商品のパッケージをデザインしてもらえるなんて、面白い企画ですよね。「子ども食堂応援商品」として販売すれば、企業の社会貢献活動としても素晴らしいアピールになります。
これらのリターンには、「子どもたちの自由な発想と一生懸命な熱量」そして「愛あるメッセージとちょっぴりユーモア」が含まれているとのこと。単なる「モノ」ではなく、子どもたちの成長や喜びが詰まった、温かい贈り物になりそうです。
支援は、上記のCAMPFIREのプロジェクトページから行うことができます。あなたの応援が、子どもたちの「もうひとつの家」を守る力になります。
NPO法人木と風の香りについて
この活動を支えているのは、2016年10月に設立されたNPO法人木と風の香りさんです。北海道苫小牧市を拠点に、子ども食堂運営のほか、地域の居場所づくりや子ども・子育て支援にも精力的に取り組んでいます。
彼らの活動についてもっと知りたい方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。 https://kitokazenokaori.localinfo.jp/
まとめ:子どもたちの未来に、温かい光を
現代社会において、子ども食堂のような「もうひとつの家」の存在は、かつてないほど重要になっていると私は感じています。それは、経済的な支援だけでなく、子どもたちの心と体を育む上で欠かせない、安心感と自己肯定感を与えてくれる場所だからです。
NPO法人木と風の香りさんの活動は、まさにその理想的な居場所を提供しています。彼らの挑戦は、単に場所を維持することだけでなく、すべての子どもたちが笑顔で、安心して成長できる社会を目指す一歩です。
もしあなたが、この記事を読んで少しでも心を動かされたなら、ぜひ彼らのクラウドファンディングページを訪れてみてください。支援の金額に関わらず、活動を知り、関心を持つこと自体が、大きな応援になります。
子どもたちの未来に、温かい光を灯すために。あなたの力を貸していただけませんか?
クラウドファンディングページはこちら: https://camp-fire.jp/projects/850563/view