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約38gのスマート眼鏡「SABERA」が一般販売開始。視界の中で通知・翻訳、日常で見つかった使い方

鯖江発のSABERAが販路を拡大。電車のアナウンス、声で残す買い物メモ、身近な外国語での会話など、先行利用で見えた使い道と、掛け心地を支える工夫をjig.jpに聞きました。

約38gのスマート眼鏡「SABERA」が一般販売開始。視界の中で通知・翻訳、日常で見つかった使い方
スマート眼鏡SABERAの本体。(画像・資料提供:株式会社jig.jp)

編集責任者 AKIMOTO

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スマートフォンを取り出さず、視界の中で文字や通知を確認する。鯖江発のスマート眼鏡「SABERA(サベラ)」が、2026年10月27日に一般販売を開始しました。約38gの本体はカメラを載せず、普段の眼鏡に近い使い方を目指しています。開発・販売する株式会社jig.jpに、店頭で試したいポイントや、先行利用から見えてきた意外な使い道、掛け心地の工夫を聞きました。

表示は右目に。翻訳や文字起こし、通知を視界の中へ

一般販売開始の発表によると、SABERAはスマートフォンと連携し、翻訳、文字起こし、ナビゲーション、原稿の表示、通知確認などに使うスマート眼鏡です。取材では、表示は片目のみで、日常の視界を大きく妨げずに必要な情報を自然に確認できることが特長だと説明しました。仕様表では右目用のディスプレイとされています。

SABERAの重量やディスプレイなどの仕様表
リリース掲載の主な仕様。表示は右目用とされています。(画像・資料提供:株式会社jig.jp) 出典:プレスリリース

同社が最初に体感してほしいと挙げたのは、眼鏡産地・鯖江発ならではの掛け心地と軽さです。あえてカメラを搭載せず、通常の眼鏡と同じような感覚で掛けられることもポイントだといいます。文字が見えるかだけでなく、視線を動かしたときの見え方や、普段の動作になじむかを試せると、自分の使い方を考えやすくなります。

電車のアナウンスを「読む」。会話以外にもあった文字起こしの用途

先行利用で開発側の発見になった例として、jig.jpは電車内のアナウンスを挙げました。聴覚障害のある人から、次の駅のアナウンスが文字になるか試してほしいという依頼を受け、同社が実際に試したところ、ざわついた車内でも次の停車駅を読み取れたそうです。

会話を文字にするだけでなく、周囲の音を知りたいという用途があったことが、開発側にとって新しい気づきだったといいます。この事例は同社が試した場面での結果で、すべての車内や音環境で認識できることを保証するものではありません。

文字の出し方にも、利用者ならではの視点がありました。字幕を視界の端に小さく出し、相手の表情を見ながら会話したいという声です。同社は、文字が大きいことだけが見やすさではないと気づき、表示位置の調整機能を生かす使い方として参考になったと説明しました。

買い物メモに、身近な外国語での会話に。想定を広げた使い方

もう一つは、文字起こしを自分のメモとして使う例です。同社が紹介したアプリストアのレビューには、日中ずっと掛け、買い物メモを文字起こしし、その内容をメモアプリやドキュメントに共有して資料作成に使っているという声がありました。人の話を聞くために作った機能が、自分の声で書く道具になっていたことは想定外だったそうです。

翻訳機能も、海外旅行だけが出番ではありません。同社によると、日本に住む外国の人と話したいという声が複数届きました。身近なコミュニケーションに使われていることが、対応言語を考えるうえでヒントになっているといいます。

SABERAを掛けた人物に通知の表示を重ねたイメージ
通知を視界の中で確認する利用イメージ。(画像・資料提供:株式会社jig.jp) 出典:プレスリリース

日常でいちばん使うのは通知機能だという声もありました。派手な機能より、スマートフォンを取り出さずに通知を確認できることが主役になる。機能の使われ方は一つに偏らず、さまざまな場面で使われていると同社は話します。

プレゼンテーションと原稿表示の利用イメージ
原稿を表示しながら話す利用イメージ。(画像・資料提供:株式会社jig.jp) 出典:プレスリリース

発表で紹介される機能には、プレゼンテーションなどで話す原稿を視界に表示する使い方もあります。買い物、会話、仕事のうち、まず自分が何を確認するために使いたいかを決めると、試す機能も絞りやすくなりそうです。

約38gだけでなく、鼻・耳の負担と前後のバランスを調整

SABERAのフレームと鼻パッドを内側から見た写真
本体を内側から見た写真。フレームや鼻パッドの形を確認できます。(画像・資料提供:株式会社jig.jp)

電子部品やバッテリーを載せるスマート眼鏡では、重さの数字だけで掛け心地は決まりません。同社によると、鯖江の老舗眼鏡メーカー「ボストンクラブ」がデザインを監修。一般的な眼鏡づくりの知見を取り入れ、フレームの形や装着感を検討してきました。

SABERAのレンズまわりと鼻パッドの接写
レンズまわりと鼻パッドの細部。(画像・資料提供:株式会社jig.jp)

特にこだわったのは、顔に触れる部分のフィット感と、前後の重量バランス。試作では、部品を搭載したときの左右・前後のバランスに着目し、鼻や耳に負担が集中しないよう、フレーム形状やフィット感を調整したと説明します。

店頭で試すなら、見た目と文字表示に加えて、鼻や耳への当たり方、しばらく掛けたときの重さの感じ方も確かめたいところです。仕様の詳細や対応スマートフォン、アプリの条件は公式の製品案内で確認してください。

公式ECに加え、家電量販店や眼鏡販売店へ

SABERA本体やケース、サングラスなどの集合写真
本体と関連品の集合写真。クリップオン式サングラスは別売です。(画像・資料提供:株式会社jig.jp/プレスリリースより) 出典:プレスリリース
SABERAに付けたサングラスを跳ね上げた状態
クリップオン式サングラスを取り付けた状態。サングラスは別売品です。(画像・資料提供:株式会社jig.jp)

発表時の「SABERA スマート眼鏡セット」(型番SABERA-J1-GLASSES)の価格は税抜84,000円です。公式ECサイトなどで一般販売を開始し、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダデンキ、眼鏡販売店では10月28日以降に順次店頭販売すると案内しています。具体的な取り扱い店舗や体験・調整の対応は、公式の店舗一覧と各販売店でご確認ください。

SABERAを着用する2人の公式パートナー
公式パートナーの久保裕丈氏・尾﨑美紀氏のビジュアル。(画像・資料提供:株式会社jig.jp) 出典:プレスリリース

クリップオン式サングラスは、公式ECで税抜9,900円の別売品です。提供された本体や関連品の集合写真には別売品も写っているため、購入時はセットに含まれるものを商品ページで確認してください。

一般販売に合わせ、実業家の久保裕丈氏と尾﨑美紀氏が公式パートナーに就任しました。同社は今後、販売網の拡充に加え、利用者の意見を踏まえたソフトウェア更新や機能拡充も進めるとしています。

まずはSABERA公式サイトから、自分が試したい機能と対応機種・利用条件を確認し、店頭で掛け心地や見え方を確かめてみてはいかがでしょうか。

本記事は取材回答と公開情報に基づいて制作しています。利用例はjig.jpが紹介した事例で、編集部の実地テストではありません。画面表示を重ねた写真は利用イメージです。価格・販売案内は一般販売開始の発表に基づき、最新の在庫や店舗対応は各販売先でご確認ください。取材記事の編集方針

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