京都・八坂神社の西楼門前にある京町家で、香老舗「薫玉堂」と京念珠専門店「ぜにや」の祇園店が2026年11月14日にオープンします。大正時代に建てられた町家の1階に薫玉堂が新たに入り、2階ではぜにやがリニューアル。香りと念珠、それぞれのものづくりに出会える場所です。
両店の発表をもとに、運営する負野薫玉堂へ、店内の考え方や調香体験の進め方、祇園店限定の線香に込めた情景を聞きました。
白い1階と、町家の風情が残る2階
創業のルーツを共にする両店は、異なる趣の空間で訪れる人を迎えます。1階の薫玉堂は、町家の中に白く浮かび上がるような空間。線香やお香のほか、京都をイメージしたキャンドル、ハンドクリームや石鹸など、暮らしの中で香りを楽しむ商品が並びます。


2階のぜにやは、町家らしい風情と八坂神社の西楼門の眺めを生かした「見世座」の空間。念珠のほか、腕輪念珠やアクセサリーをスタッフと相談しながら選べます。


負野薫玉堂によると、両店には老舗の伝統をつなげたいという共通の思いがあります。あえて各階を異なる趣にすることで、それぞれの空間の違いを楽しみながら、現代のさまざまな空間にも伝統が息づいていることを伝えたいと考えました。
香袋は素材と匙数を選び、線香は自宅で乾燥
薫玉堂では予約制の調香体験も予定しています。香袋は税込2,640円、所要約30分。線香は税込5,500円、所要約90分です。日程や予約方法、注意事項は薫玉堂の公式サイトで案内されます。
同社によると、香袋作りではハーブや漢方の素材から好みの香りを選んで調合し、自分だけのレシピを作ります。素材を何匙ずつ入れるかによって香りが変わり、好みの香袋に詰めて持ち帰れます。

線香作りは好みの香りを調合して練り、成形機で絞り出します。当日はまだ柔らかいため、崩れないよう専用容器で持ち帰り、10日〜2週間後に乾いてから火をつけて楽しむ流れです。
限定線香に映す、祇園祭の夕暮れから夜へ
薫玉堂の祇園店限定線香「祗園町295」は20g入りで税込2,750円。桧の香りを主にした線香です。同社は、八坂神社本殿の檜皮葺にちなみ桧を選んだと説明します。

香りの着想は、祇園祭の巡行の夕方に店の前へ広がる情景です。西日の差す石段下に神輿の担ぎ手が集まり、熱気と掛け声が次第に遠ざかる。その後、夜の帳が下りる頃に涼しい風が吹き抜け、静けさに包まれる場面を思い描いたといいます。
ぜにやでは四神の珠数ブレスや銀のアクセサリー
ぜにやの祇園店限定品には、京都の四方を表す四神を銀であしらい、天然石と組み合わせる珠数ブレスがあります。税込16,500円からで、組み合わせによって価格が変わり、サイズ調整も可能。素材は500種類から選べます。

タイ北部のカレン族が制作するカレンシルバーのバングルやリングなども祇園店オリジナルとして展開。デザインリングは税込16,500円などです。新作のカラーストーンMIXデザインアクセサリーには、マルチカラーのトルマリンを使った珠数ブレスや、カラーストーンをあしらったリングがあり、リングは税込44,000円など。詳しい商品はぜにやの公式サイトでも確認できます。


11月13日にお披露目、両店で購入特典も
グランドオープン前日の11月13日11時〜17時には、メディア関係者と一般客向けのお披露目を予約不要で開催します。スタッフが店を案内し、お茶とお菓子を数量限定で用意します。
オープン記念の特典は、薫玉堂で税込3,700円以上購入すると「薫る栞」、ぜにやで税込5,000円以上購入すると手ぬぐい。いずれも数量限定です。


所在地は京都市東山区祇園町北側295。営業時間は10時〜18時、水曜定休です。京都市バス「祇園」から徒歩1分、京阪「祇園四条」駅から約5分、阪急「京都河原町」駅から約6分。最新の案内や体験予約は各公式サイトで確認してください。
※本記事は株式会社負野薫玉堂への取材回答と公開情報に基づいて制作しています。取材記事の編集方針












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