一人で温泉旅館に泊まるとき、部屋で落ち着けることも、食事中に気兼ねしないことも大切です。長野県諏訪市の「上諏訪温泉しんゆ」にある客室「優遊(ゆうゆう)」について、運営する合資会社親湯温泉に取材しました。回答から見えてきたのは、一人で過ごす気持ちを考えた装飾と、お客さまのペースに合わせる接客でした。

18.5㎡の「優遊」。装飾に込めた、一人で過ごす時間への思い
10月21日の発表によると、「優遊」は2026年8月にオープンした、館内に一室だけの客室です。一人での宿泊希望に十分応えられなかったことから、手つかずだった部屋を改装。問い合わせの多かった女性の一人旅をイメージして内装を整えました。

どこに工夫を凝らしたのかを尋ねると、同社は部屋に一人でいるときの気持ちから説明してくれました。
お部屋が広すぎたり、シンプルなお部屋だと、一人では少し寂しい気持ちになることもあると思うのですが、オリジナルの壁紙やカーテン、ベッドスロー、クッション、などの装飾にこだわることで、ご滞在中も心華やぐ優美な内装に仕上げました。

同社は、広さについても一人で落ち着くサイズ感だと説明しています。装飾で華やかさを添え、落ち着きと非日常の両方を感じられる部屋を目指したということです。
眺めを重視する人は、公式の客室案内にある「湖部分眺望」を確認しておきたいところ。諏訪湖を正面に一望する部屋ではなく、窓から部分的に湖を望める客室です。

話しかけやすさと、個室での食事のペース
スタッフの声かけについては、なるべく同性のスタッフが担当することで、話しかけやすいように工夫しているとのこと。一人で気ままに過ごしながら、必要なときに相談しやすい関係を考えた対応です。

朝夕の食事は、個室料亭「美湖」で提供します。取材では、個室であることに加えて、料理を出す際の配慮も聞けました。

お食事は、個室料亭でのコース料理形式なので、ご案内や提供スピードをお客さまに合わせるよう心がけている。
夕食の創作和会席「美湖膳」は、信州の食材や食文化を取り入れた料理。下の写真は提供された一例です。献立は季節などによって変わります。食事の開始時刻は用意された時間帯から到着順に選ぶ仕組みなので、提供のペースへの配慮と、希望時刻に必ず食べ始められることは分けて考えておくとよさそうです。

温泉、個室での食事、参拝バス。届いた感想は
8月のオープン後の声として同社が紹介したのは、温泉旅館で一人旅を楽しめることや、個室で周囲に気兼ねせず食事ができたことへの喜びです。部屋から部分的に諏訪湖が見えたこと、諏訪大社四社を巡る無料参拝バスに乗り、充実した旅になったという感想も届いているといいます。

館内には、照明に彩られた「月下の櫻」や水墨画などを配した空間もあります。部屋で休む時間に加えて、館内の設えを眺める過ごし方もできそうです。

今回提供された写真には、館内の土産店で品物を見る場面もありました。温泉や食事の合間に、自分のペースで館内を巡る様子が伝わります。

無料参拝バス「しんゆ号」は宿泊者限定・事前予約制で、希望する場合は3日前までの連絡が必要です。午前9時20分と午後1時20分の2便があり、チェックイン前またはチェックアウト後に利用できます。運休日もあるため、宿泊日と合わせて確認すると旅程を組みやすくなります。

宿泊前に確認したい料金と眺望
「優遊」の公式案内では、平日に大人1名で利用する場合の1名料金は27,500円から(税込・サービス料込み、朝夕食あり)。プランや繁忙期などで異なります。チェックインは15時、チェックアウトは10時が基本です。日によっては2名でも利用できますが、その場合もベッドは1台です。空室や利用条件は客室ページの宿泊プランから確認できます。
宿は諏訪湖畔にありますが、下の湖の写真は「優遊」からの眺めを示したものではありません。客室の眺望は部分的であることを踏まえ、部屋の装飾や個室での食事、温泉を楽しむ滞在として検討したい一室です。

2026年10月23日時点の取材回答・公式情報をもとに制作しました。宿泊者の感想は運営会社から紹介された内容です。写真は同社のリリースおよび取材提供素材を使用し、編集部の宿泊体験を記した記事ではありません。制作については取材記事の編集方針をご覧ください。










