ジャズ界に新たな衝撃が走る──。
2026年8月21日、音楽レーベル「Days of Delight」から、まさに生命力そのものを表現したかのようなアルバム『プラーナ』が発売されます。この作品は、単なる音楽アルバムではありません。芸術家・岡本太郎のアトリエという聖地で、日本ジャズシーンを牽引する3人の実力派プレイヤーが、打ち合わせもリハーサルも一切なしに行った “完全即興” の記録。この情報に触れた瞬間、「これは聴かなければ」と私の心が強く揺さぶられました。
一体、どんな奇跡がその場所で起こったのでしょうか?
魂が響き合う音の宇宙! 岡本太郎のアトリエで生まれた奇跡の即興ジャズ『プラーナ』
まず、このアルバムの概要からご紹介しましょう。
『プラーナ』は、ドラマーの大村亘さん、サックス奏者の橋爪亮督さん、ベーシストの西嶋徹さんという、それぞれのジャンルで確固たる地位を築いている3人のアーティストがタッグを組んだ意欲作です。特筆すべきは、そのレコーディング場所と手法。
場所は、あの「芸術は爆発だ!」で知られる故・岡本太郎氏のアトリエ。そして、彼らがそこで繰り広げたのは、互いの呼吸と感性だけを頼りに行われた完全即興演奏です。これは、音楽に対する深い信頼と、アーティストとしての研ぎ澄まされた集中力がなければ決して成し得ない挑戦だと言えるでしょう。

このジャケットから感じられる静謐さと同時に、奥底に秘められた情熱。まさに『プラーナ』(生命の息吹、気)というタイトルにふさわしい一枚です。
予測不能な音の対話が織りなす「無二のサウンド」
私がこのアルバムの最大の魅力だと感じるのは、まさにその「予測不能性」と「多様性」にあります。
このアルバムでは、トリオ演奏はもちろんのこと、それぞれのソロや、組み合わせを替えた3組のデュオが収録されているとのこと。これは、3人の強烈な個性が、様々な形でぶつかり合い、溶け合い、そして昇華していく過程を体験できるということを意味します。まるで、目の前で芸術が生まれる瞬間に立ち会っているような、そんな感覚を覚えるはずです。
さらに、彼らが使用する楽器にも注目です。
- 大村亘さん: タブラ(インドの打楽器)を縦軸に、アコースティックなサウンドの基盤を築きます。
- 橋爪亮督さん: テナー&ソプラノサックスに加え、**リリコン **(初期の電子管楽器)、スリン(インドネシアの竹笛)、そしてエレクトロニクスを駆使し、驚くほど表情豊かな音色を紡ぎ出します。
- 西嶋徹さん: ベース、バイオリン、エレクトロニクスに加え、**ダクソフォン **(木片を弓で擦って音を出すユニークな楽器)を操り、予測不能な響きを加えます。
これらのレアな楽器が、既存のジャズの枠を超え、聴く者の想像力を刺激する「無二のサウンド」を構築しているのです。Days of Delightのファウンダー&プロデューサーである平野暁臣氏も、「静謐な空間に彫像されていく生命感に満ちた無二の音楽」と絶賛しています。岡本太郎のアトリエという、芸術の魂が宿る空間で生まれた音の彫刻を、ぜひあなたの耳で確かめてみてください。

3人の強者が織りなすジャズの真髄
この奇跡的なセッションを可能にしたのは、他でもない、彼ら3人のトッププレイヤーの存在です。それぞれのキャリアを見てみましょう。

大村亘(おおむら こう)
アメリカ、オーストラリアで音楽に触れ、ドラムと出会います。シドニー音大でジャズを学び、2006年からは日本のジャズシーンで中核的な存在に。特に注目すべきは、2013年からインド古典音楽界の巨匠に師事し、タブラの研鑽を積んだという経歴です。彼のタブラが、このアルバムのアコースティックサウンドの「縦軸」を支えているというのも納得です。
橋爪亮督(はしづめ りょうすけ)
20歳で米バークリー音大に留学し、ジャズ作曲科を卒業後、すぐにアメリカでデビューアルバムをリリースするという異例のスピードで頭角を現します。1997年帰国後は、マルチリード奏者として独自のプレイスタイルを確立。彼の生み出す世界観は、既存のスタイルに囚われない斬新なアプローチで、多くのコアなジャズファンを惹きつけています。
西嶋徹(にしじま とおる)
バイオリン、ビオラ、エレキベース、コントラバスと、様々な弦楽器を操るマルチプレイヤー。野崎良太の《Jazztronik》や葉加瀬太郎バンドへの参加など、日本の音楽シーンの中核で活躍しています。彼が際立っているのは、ジャズはもちろん、ポップスからクラシックまで、ジャンルを問わず第一線のアーティストから絶大な信頼を得ている点です。彼の幅広い音楽性が、即興演奏に奥行きを与えていることでしょう。
彼らのような経験豊富な強者たちが、互いを信頼し、心の赴くままに音を紡ぎ出す。それこそが、ジャズの、そして即興音楽の醍醐味ではないでしょうか。
日本ジャズの「いま」を届けるDays of Delight
この素晴らしい作品を世に送り出すのは、「Days of Delight」というレーベルです。2018年に創設され、「いまここにあるジャズ」をテーマに、日本ジャズに特化した活動を続けています。レジェンドから若手まで、第一線のプレイヤーによるクリエイティブな作品を届け続け、本作で実に66タイトル目。日本のジャズシーンにとって、なくてはならない存在と言えるでしょう。
- 公式サイト: dod-jp.com
- YouTube: Days of Delightチャンネル
あなたも『プラーナ』の魂に触れてみませんか?
2026年8月21日の発売が待ち遠しいこのアルバム。詳細はこちらです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| レーベル | Days of Delight |
| 型番 | DOD-064 |
| JAN | 4582530660818 |
| 定価 | 2,500円(税込 2,750円) |
| 発売日 | 2026年8月21日 |

岡本太郎のアトリエという特別な空間で生まれた、打ち合わせ一切なしの完全即興ジャズ。この唯一無二の音楽体験が、税込2,750円で手に入るというのは、まさに破格のコストパフォーマンスだと私は感じます。
彼らの紡ぎ出す音の世界を、まずは公式YouTubeで公開されているトレーラー映像で体験してみてください。きっと、あなたもこの生命力溢れるサウンドの虜になるはずです。
- 試聴・先行公開トレーラー映像: https://www.youtube.com/watch?v=DMTEw_GkM5M
『プラーナ』は、ジャズファンはもちろんのこと、アートや即興、そして新たな音楽体験を求めるすべての人に、ぜひ手にとっていただきたい一枚です。この奇跡のセッションが、あなたの心に新たな「息吹」をもたらすことでしょう。











