世田谷美術館が舞台!身体表現の才能を育む特別な公募プログラム「Performance Residence in Museum 2026-27」がアーティストを募集開始!
美術館は、静かに絵画や彫刻を鑑賞する場所。そんな固定観念を、鮮やかに打ち破る企画が世田谷美術館から発表されました。なんと、身体表現やパフォーマンス分野のアーティストが美術館に「滞在」し、その空間を舞台に新たな創作を行うという、前例のないプログラムが始動します。
「Performance Residence in Museum 2026-27」と名付けられたこの取り組みは、世田谷美術館とNPO法人アートネットワーク・ジャパンが共同で主催。次代を担う若手アーティストの創造性と活動のフィールドを大きく広げることを目指しています。
もしあなたがアーティストで、「もっと自由に、もっと深く、自分の表現を追求したい」と考えているなら、この公募はまさに運命的な出会いになるかもしれません。
美術館は「鑑賞」だけの場所じゃない。可能性を広げるユニークなレジデンス!
美術館にアーティストが滞在し、そこで作品を生み出す。この「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」という形式は、特定の場所にアーティストを招き、創作活動を支援するものです。しかし、世田谷美術館という、それ自体が多様な顔を持つ場所を舞台にする、という点がこのプログラムの最大の特徴だと私は感じました。
美術館の多様な空間で、人々は様々な形でアートと出会います。
世田谷美術館は、建築家の内井昭蔵氏が掲げた「生活空間としての美術館」「オープンシステムとしての美術館」「公園美術館としての美術館」という3つのコンセプトのもと、1986年に開館しました。
主担当学芸員の吉田絵美さんは、この美術館が「廊下やエントランス・ホールなど、どこでも演出可能な場」として設計されたと語っています。美術作品の展示だけでなく、ダンス、演劇、音楽といったパフォーマンスプログラムが、開館当初から脈々と開催されてきたという歴史も、この企画を後押しする強い背景となっています。
プログラムディレクターの米原晶子さんも「世田谷美術館に足を運ぶと、ここはまるで一つの街のようだと感じます」と述べており、展示室だけでなく、庭、広場、カフェ、レストラン、図書館、そして公園からトイレを借りに来る人々まで、多様な存在が行き交う「生きた場所」としての美術館像が浮かんできます。
美術館の屋外空間も、パフォーマンスの舞台となり得ます。
公園と一体となった美術館は、地域の人々の日常に溶け込んでいます。
「対話と学び合い」が生み出す、表現の「越境」と「拡張」
このプログラムが目指すのは、単に作品を完成させることだけではありません。米原ディレクターの言葉からは、「対話と学び合い」の重視が強く伝わってきます。
異なる専門性を持つ主催団体、担当学芸員、プログラムディレクター、コーディネーターがアーティストと密に話し合い、美術館というユニークな場所だからこそ可能な活動プランを練り上げていくのです。美術館のスタッフや来館者との交流を通じて、アーティスト自身の作家性や表現の独自性を深掘りする時間となることを願っているそうです。
これまでにも、作曲家・演出家の額田大志氏、戯曲作家・演出家の藤原佳奈氏など、様々なジャンルのアーティストが参加し、実験的な活動を行ってきました。既存の枠にとらわれず、表現の 〈越境〉 や 〈拡張〉 に意識的に取り組むアーティストにとって、これほど恵まれた環境はないのではないでしょうか。
プログラムの中では、このような対話や発表の機会も設けられることでしょう。
募集概要:あなたの才能を美術館で開花させませんか?
今回の募集は、未来を担う若手アーティストにとって大きなチャンスです。
この刺激的なプログラムに参加できるアーティストの公募が、いよいよ始まります。以下に、公募の主な情報をまとめました。
-
対象となるアーティスト:
-
身体表現またはパフォーマンス表現の活動実績が3年以上あること。
-
35歳以下、もしくは活動を始めて15年以内であること。
-
次代の表現を担う意欲と可能性を秘めた若手アーティストが求められています。
-
レジデンス活動期間:
-
2026年9月2日(水)~2027年1月31日(日) の期間中、15日間。
-
この期間中に、美術館の様々な空間を活用し、リサーチや創作活動を行います。
-
応募期間:
-
2026年4月8日(水)〜4月30日(木)12:00(正午)
-
締め切りは迫っていますので、興味のある方はぜひお早めに詳細をご確認ください。
-
応募方法:
-
募集要項および「世田谷美術館に関する各種資料」を熟読の上、応募フォームより申請します。
-
詳細と資料ダウンロードはこちらから: プログラム特設サイト(note)
あなたの「パフォーマンス」が、美術館の新たな歴史を創る
美術館という場所は、時に神聖で、時に近寄りがたいイメージを持たれがちです。しかし、世田谷美術館は、その設計思想からして開かれた場所であり、今回の「Performance Residence in Museum」は、その可能性をさらに押し広げようとする大胆な試みです。
「作品を完成させることだけをゴールとせず」、自分自身の作家性や表現の独自性を深める時間。これは、アーティストにとって何よりも価値のある経験になるでしょう。
もしあなたが、自身の表現のフィールドを拡張し、美術館という特別な環境で新たなインスピレーションを得たいと願うなら、この機会を逃す手はありません。世田谷美術館の歴史に、あなたのパフォーマンスが刻まれる日を楽しみにしています。
プログラム基本情報
- プログラム名: 世田谷美術館×アートネットワーク・ジャパン「Performance Residence in Museum 2026-27」
- 会場: 世田谷美術館(世田谷区砧公園1-2)
- プログラム特設サイト(note) : https://note.com/sam_anj_air/
- 主催: 世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)、NPO法人アートネットワーク・ジャパン
- 後援: 世田谷区、世田谷区教育委員会
- お問い合わせ: NPO法人アートネットワーク・ジャパン
- TEL: 050-5527-2731(平日10:00-17:00)
- MAIL: [email protected]











