大阪というと近代的なビルが立ち並ぶ都会のイメージですが、明治から昭和にかけての人々は、家に帰れば畳の部屋でくつろぐ和の暮らしが中心でした。そんな近代大阪で愛された「和モダン」な日本画の世界に浸れる展覧会が、池田市の 逸翁(いつおう)美術館 で開催されるそうですよ。

近代大阪の暮らしを彩った「和モダン」な日本画たち
この展覧会は、阪急阪神東宝グループの創業者である小林一三(こばやしいちぞう)が蒐集したコレクションの中から、選りすぐりの作品が展示されます。
同館の発表によると、当時の大阪の人々は伝統的な日本画に、どこかひねりのあるモダンなセンスを求めていたんだとか。ビジネスの最前線で活躍しながらも、生活の中ではこうした遊び心のあるアートを身近に楽しんでいたんですね。なんだか当時の人々の暮らしぶりが目に浮かぶようです。
3つのシーンで体感する、当時の絵画の楽しみ方
今回の展示では、当時の人々が絵画を愛でたであろう3つのシーンを再現しているのが大きな特徴です。
- シーン1:おもてなしの心 お座敷の床の間に飾られ、お客様を迎えた季節感あふれる作品たち。優しいおもてなしの心が伝わってきます。
- シーン2:文化人の心意気 詩や歌とともに楽しまれた文人画や俳画。文化を担った大阪の人々の知的な一面が垣間見えますね。
- シーン3:交遊の場の賑わい 茶会や宴会を華やかに盛り上げた作品たち。絵の中から楽しそうな声が聞こえてきそうです。
展示される作品の一部。どれも味わい深いですね!
講演会や呈茶で、もっと深く楽しむ
展覧会をさらに楽しむための関連イベントも充実しています。
講演会・鑑賞講座
大阪大学名誉教授の橋爪節也氏による講演会や、担当学芸員による鑑賞講座が開催されます。どちらも展覧会の当日観覧券があれば無料で参加できますが、事前の申し込みが必要です。
- 講演会「こんなに面白い近代大阪の日本画家たち」: 2026年5月16日(土)14時~
- 鑑賞講座「和モダン大阪 ─日本画の知的ユーモア」: 2026年6月6日(土)14時~
申し込みは公式サイトのWebフォームからとのこと。気になる方は早めにチェックしてみてくださいね。
申し込みは こちらのWebフォーム から
茶室「即心庵」での呈茶
館内には、小林一三が考案した茶室を再現した「即心庵(そくしんあん)」があります。展覧会期間中の日曜日には、ここで薄茶と和菓子をいただける「呈茶(ていちゃ)」が実施されるんです。
椅子席で気軽にお茶を楽しめるそうなので、アート鑑賞の合間にほっと一息つくのも素敵ですね。料金は一服500円で、チケットは当日受付での販売(先着順)だそうです。
開催概要
- 期間: 2026年4月18日(土)~6月14日(日)
- 会場: 逸翁美術館(大阪府池田市栄本町12-27)
- アクセス: 阪急宝塚線 池田駅下車 徒歩約10分
- 開館時間: 10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日: 毎週月曜日(ただし5月4日は開館、5月7日は休館)
- 観覧料:
- 一般: 700円
- 学生(高校生以上): 500円
- 中学生以下: 無料
春のお出かけに、近代大阪の粋なアートに触れてみてはいかがでしょうか。詳しくは 阪急文化財団の公式サイト をご確認ください。










