放送業界に革命!STV札幌テレビ放送の課題から生まれた「SMASh」が、取材現場をスマートに変える
スピードが命の放送業界。日々、大容量の映像素材が飛び交い、瞬時の判断と伝送が求められる現場では、常に効率化の課題がつきまといます。そんな現場の「もっとこうだったら…」という切実な声から、一つの画期的なシステムが誕生しました。それが、株式会社インターパークが提供を開始する放送業界向けファイル伝送システム開発パッケージ「SMASh(スマッシュ)」 です。
私がこの情報に触れてまず感じたのは、「まさに現場のリアルな課題に応える、待望のソリューションだ!」という期待感です。特に、あのSTV札幌テレビ放送で実際に運用され、その効果が実証済みという点が、SMAShの信頼性を物語っています。
SMAShとは?取材から報道までの時間を劇的に短縮する救世主
「SMASh」は、スマートフォン一つで、取材現場から大容量の映像データと、それに付随する詳細なメタデータを本社システムへ高速伝送・自動連携させるための開発パッケージです。

想像してみてください。事件や災害の現場で撮影された映像を、その場でスマホからサッとアップロード。同時に「いつ、どこで、誰が、何を」といった詳細情報も入力でき、それが本社で待つメディアアセット管理(MAM)システムと自動的に紐付けられる——。これまでの煩雑な手作業を考えれば、これはまさに「スマート」の一言に尽きます。報道の速報性はもちろん、制作現場の負荷軽減にも大きく貢献するに違いありません。
放送業界の「あるある」課題、あなたも心当たりありませんか?
なぜSMAShのようなシステムが必要とされたのでしょうか?その背景には、放送業界が長年抱えてきた、いくつかの深刻な課題があります。
- 映像伝送と後続作業の分断: 映像は送れても、その後の整理や仕分けに手間がかかる。速報性を追求する中で、これがボトルネックになりがちでした。
- メタデータ入力の煩雑化: 映像素材に付随する「いつ、どこで、誰が、何を」といった情報は非常に重要。しかし、現場での入力作業は非効率で、これがファイルベースシステムへの格納や二次利用を遅らせる原因となっていました。
- 既存のMAMシステムとの連携不足: 新しい伝送システムを導入しても、既存のメディアアセット管理システムとうまく連携できず、結局ワークフローが分断されてしまうケースも少なくありませんでした。
これらの課題は、STV札幌テレビ放送様でも顕在化していました。そこでインターパークは、STV様の依頼を受けて専用システムを開発。自社のノーコードデータベースアプリ開発ツール「サスケWorks」 をUI(ユーザーインターフェース)に、そして高性能伝送サービス「MASV(マッシヴ) 」を伝送基盤として採用し、見事にこれらの問題を解決したのです。
この画期的なシステムが、STV様での実運用で高い評価を受け、「第62回民放技術報告会」で事例発表されるまでに至ったこと、そして「この仕組みを業界全体に広めるべき」という強い後押しがあったからこそ、今回「SMASh」としてパッケージ化され、広く提供されることになったのです。現場の声が、新たなイノベーションを生み出した好例と言えるでしょう。
SMAShの「ここがすごい!」3つの特長と、私が唸ったポイント
SMAShは、単なるファイル伝送システムではありません。放送業界特有のニーズに応えるべく、細部までこだわり抜かれた機能が満載です。
1. スマホで完結する高速伝送
- 私の視点: どこへでも持ち運べるスマホ一つで、遠隔地からでも迅速に素材を伝送できるのは、機動力が格段に向上することを意味します。災害現場や遠隔地の取材でも、PCや専用アプリの設定に手間取ることなく、迅速な初動が可能になるでしょう。WEBブラウザで完結するため、IT管理部門の負担も軽減されるのは見逃せないポイントです。
2. コストを抑えて大容量ファイルを高速伝送
- 私の視点: 既存の高性能伝送サービス「MASV」を基盤に活用することで、優れたコストパフォーマンスを実現している点も素晴らしいです。ゼロから全てを開発するよりも、実績のあるサービスを組み合わせることで、安定性と経済性を両立させているのは、賢い選択だと感じました。
3. メタ情報と映像ファイルを自動パッケージング
- 私の視点: これがSMAShの真骨頂だと私は考えています。MAMの情報を引き継ぎ、データ伝送用のアップロードフォームを自動生成。素材名、備考、使用注意情報といったメタデータを現場で効率的に入力し、映像ファイルとまとめて自動でMAMに登録してくれるのです。これにより、伝送後の整理作業が劇的に減り、ヒューマンエラーのリスクも大幅に削減されます。

そして、「開発パッケージ」としての柔軟性
SMAShは、STV様で実績のある構成をベースにしつつも、各放送局の独自のワークフローや既存システムに合わせて柔軟にカスタマイズが可能な「開発パッケージ」として提供されます。これにより、ゼロからシステムを開発するよりも、低コストかつ短期間で導入できるという大きなメリットがあります。まさに「良いとこ取り」のソリューションと言えるでしょう。
STV札幌テレビ放送様の生の声が、SMAShの真価を物語る
実際にSMAShを導入・運用しているSTV札幌テレビ放送の技術局制作技術部 兼 技術推進センター付の向山 悠樹様からは、次のようなコメントが寄せられています。

これまではファイル伝送された素材を本社スタッフが編集ストレージに整理しながら手動でコピーしていました。 さらに札幌テレビ放送ではファイルベース更新により素材がMAM管理されることになり、従来のワークフローではとても対応しきれませんでした。 SMAShを導入してワークフローがとてもスマートになりました。 SMAShは現場からMAMに直接ファイルを登録できるような操作感でファイル伝送を行えます。 伝送素材は取材予定に紐付けて送られ、撮影内容や使用注意情報などが整理されて共有できるため、伝送素材の取り間違いが起きにくくなりました。 本社スタッフにも大変好評で、伝送素材の整理作業から解放され、他の業務に専念することができるようになりました。 現場からMAMへの素材入稿でお悩みの企業様には是非ご検討いただきたいパッケージです!
向山様のコメントから、手作業からの解放、取り間違いの減少、そしてスタッフが本来の業務に集中できるようになったという具体的なメリットがひしひしと伝わってきます。これは、まさに「働き方改革」にもつながる大きな変化ではないでしょうか。
開発元「インターパーク」とは?「サスケWorks」が強固な基盤
今回のSMAShの開発・販売元である株式会社インターパークは、2000年創業のSaaS×AI企業です。ビジネスの現場で求められる実用性と柔軟性を追求し、自社開発のクラウドツールにAIを融合させることで、業務効率化や生産性向上を実現するソリューションを企業・自治体向けに提供しています。

SMAShのUIの基盤となっている「サスケWorks」も、インターパークが提供するノーコード業務アプリ作成ツール。プログラミングスキルがなくても、ドラッグ&ドロップで簡単にオリジナルの業務アプリを作成できるのが特長です。この柔軟なツールがSMAShの根幹を支えているからこそ、各局のニーズに合わせたカスタマイズも可能になっているわけです。

- サスケWorks 公式サイト: https://works.saaske.com/
導入を検討されている方へ:価格と問い合わせ方法
SMAShは「開発パッケージ」としての提供となるため、各社のシステムやワークフローに合わせて個別にカスタマイズされ、その都度お見積もりとなります。しかし、ゼロからのスクラッチ開発に比べれば、大幅なコスト削減と短期間での導入が期待できるため、費用対効果は非常に高いと言えるでしょう。
- サービス名: 高速ファイル伝送システム開発パッケージ「SMASh」(スマッシュ)
- 提供開始日: 2025年11月19日
- 提供形態: 開発パッケージ(都度お見積もり)
- 開発・販売元: 株式会社インターパーク
具体的な導入にご興味のある方は、以下の窓口までお問い合わせください。
- サービス特設サイト: https://works.saaske.com/co/smash/
- メールでのお問い合わせ: https://interpark.works-go.com/form/smash/
- お電話でのお問い合わせ: フリーダイヤル 0120-503-612(平日9:00~17:30)
放送業界の未来を変える「SMASh」に期待
今回のSMAShの提供開始は、単に新しいシステムが登場したというだけでなく、放送業界全体のワークフロー変革を促す大きな一歩だと私は考えています。STV札幌テレビ放送様での成功事例をパッケージ化し、広く提供するというインターパークの取り組みは、多くの放送局にとっての課題解決の光となるはずです。
取材現場の機動力向上、本社での業務効率化、そして何よりも「速報性」が生命線である報道の質の向上。これら全てを実現するSMAShが、放送業界の未来をどう変えていくのか、私も非常に注目しています。もし、あなたの現場でも同様の課題を抱えているのであれば、ぜひ一度、この画期的なシステムについて検討してみてはいかがでしょうか。











