捨てられるはずが宝物に!?コーヒーかすが「消臭剤」に大変身!ちきゅうのにわとケンタッキーが仕掛ける、親子でSDGs体験の魅力
「毎日飲んでいるコーヒー。その残りのカス、どうしていますか?」
ほとんどの人は、何も考えずに捨ててしまうのではないでしょうか。しかし、もしその“コーヒーかす”が、子どもたちの笑顔と地球の未来を育む、素敵なアイテムに生まれ変わるとしたら?
先日、私が注目したのは、そんな驚きと発見に満ちた取り組みです。イオンファンタジーが運営するプレイグラウンド「ちきゅうのにわ」と、あの日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)がタッグを組み、「コーヒーグラウンズ」を再利用したユニークなイベントを実施したというのです。
「コーヒーグラウンズ」が秘める、地球に優しい可能性
あなたもきっと、「コーヒーかす」という言葉には馴染みがあるでしょう。ですが、最近では「コーヒーグラウンズ」という、少し耳慣れない言葉に変わってきているのをご存じですか?
これは単なる呼び名の変更ではありません。かつて「ゴミ」として扱われていたコーヒーの抽出かすが、「貴重な資源」として見直され始めた、という社会全体の意識の変化を示しています。全日本コーヒー協会によって名付けられたこの新しい名前は、まさにその資源としての価値を再認識しようというメッセージが込められているのです。

今回のイベントでは、KFCの店舗から日々大量に排出されるこの「コーヒーグラウンズ」が活用されました。本来ならば廃棄されるはずだったものが、子どもの手によって新たな価値を持つ「消臭剤」へと生まれ変わる――これこそ、アップサイクルという素晴らしい取り組みです。ただ再利用するだけでなく、より付加価値の高いものに生まれ変わらせるこの活動は、持続可能な社会(SDGs)の実現に向けて、私たち一人ひとりができる小さな一歩を教えてくれます。
体験から生まれる学び:「コーヒーグラウンズで消臭剤をつくろう!」
「ちきゅうのにわ」で9月に開催されたイベント「コーヒーグラウンズで消臭剤をつくろう!」には、約700名もの子どもたちが参加したそうです。想像してみてください。子どもたちが目を輝かせながら、絵を描いたオリジナルの巾着袋にコーヒーグラウンズを詰めていく様子を。

イベントに参加した保護者の方々も、「コーヒーが消臭剤になるなんて!」と驚きの声をあげたとのこと。大人にとっても新鮮な発見は、子どもたちにとっての学びの種となります。遊びを通して、身近なものが資源として再利用できること、そして地球環境について親子で考えるきっかけが生まれたこと。これは何物にも代えがたい教育的価値があるのではないでしょうか。

「ちきゅうのにわ」とは?遊びと学びが融合する未来型プレイグラウンド
今回のイベントを企画した「ちきゅうのにわ」は、0歳から12歳までを対象としたプレイグラウンド施設です。ただ遊ぶだけでなく、子どもたちが遊びを通じて地球の面白さや自然の大切さを学べるよう設計されています。

地球や自然をモチーフにした空間で、子どもたちの「こころ・からだ・あたま」の成長を促す多様な遊びが用意されています。イオンファンタジーは、サステナビリティ経営を掲げ、このような活動を通じて「脱炭素社会・循環型社会・生物多様性保全の実現」を目指しています。企業が持つ資源を教育に生かす、まさにお手本のような取り組みだと感じました。
今後のイベントにも注目!創造力を育む「コーヒーグラウンズアート」
「消臭剤づくり」に続き、「ちきゅうのにわ」では今後もコーヒーグラウンズを活用したイベントが予定されています。
- 11月「コーヒーグラウンズでおえかきをしよう」
- ちきゅうのにわのキャラクター「ちきゅうくん」に、コーヒーグラウンズを砂絵のように使って絵を描く体験。
- 実施期間:11月12日(水)~11月18日(火)

- 12月「コーヒーグラウンズ×カプセルでアート作品づくり」
- カプセルトイの空カプセルとコーヒーグラウンズを組み合わせ、自分だけのアート作品を制作。

これらのイベントは無料で参加できるとのこと。地球に優しいモノづくりを通じて、子どもたちの創造力や環境意識を育む絶好の機会ですね。開催日時や場所は変更される場合もあるので、参加を検討される方は、ぜひ「ちきゅうのにわ」公式サイトで最新情報をチェックしてみてください。
まとめ
一杯のコーヒーから生まれる「コーヒーグラウンズ」が、子どもたちの学びと笑顔、そして地球の未来へと繋がっていく。KFCと「ちきゅうのにわ」のこの取り組みは、単なるイベントを超え、私たちに身近なものへの見方、そして地球との向き合い方を問いかけているように感じます。
遊びを通して自然にSDGsを学べる場所、そして企業間の連携が生み出す新しい価値。これからもこのような素敵な取り組みが、日本各地で広がっていくことを期待しています。あなたも、お子さんと一緒に「ちきゅうのにわ」で新しい発見をしてみませんか?











