福岡・奈良に「ときめき空間」誕生! Z世代向けアミューズメント施設「アドアーズプラス」が九州・関西に新展開
株式会社ワイドレジャーが運営するアミューズメント施設「アドアーズプラス」が、福岡と奈良に2店舗を連続でオープンさせます。2025年11月1日(土)には「イオンモール福津店」が、そして今秋には「イオンモール大和郡山店」が開業予定です。
特に注目されるのは、Z世代を明確なターゲットとして掲げ、単なるゲームセンターに留まらない「ときめく体験」を提供するというコンセプトです。九州で2店舗目、関西では初進出となる今回の展開は、アミューズメント業界にどのような新しい風を吹き込むのでしょうか。日常に「ときめき」をプラスするという施設のメッセージは、現代の若者文化にどのように響くのでしょうか。
アドアーズプラスのコンセプトを深掘り:Z世代を惹きつける「キラキラ空間」
アドアーズプラスが掲げるのは「日常にときめきをプラス」という、明確なコンセプトです。Z世代に特化した戦略は、既存のアミューズメント業界において、特定の顧客層への深いアプローチを意図していると見られます。これは、単にゲームを楽しむ場というよりも、SNSでのシェアを前提とした「体験消費」の場としての価値を提供しようとする意図が読み取れます。
近年のZ世代は、単なるモノの所有だけでなく、いかに特別な体験を得られるか、それを他者と共有できるかを重視する傾向にあります。アドアーズプラスは、このニーズに応えるべく、施設全体でその世界観を構築していると言えるでしょう。具体的にどのような要素が、この「ときめき」と「映え」を創出しているのか、見ていきましょう。
「映え」と「楽しさ」の両立を実現する店内と景品ラインナップ
まず目を引くのは、フォトジェニックな店内空間です。全体的に「キラキラ空間」と表現される内装は、Z世代が重視するSNS映えを強く意識していることが伺えます。友人と訪れて、写真を撮り合い、その場で共有したくなるような仕掛けが随所に散りばめられていることが想像できます。

クレーンゲームの景品ラインナップにもその戦略が色濃く反映されています。人気のコスメや、懐かしさを感じる「平成レトロ」アイテムなど、Z世代の興味関心を刺激する景品が400種類以上も用意されており、まさに「自分の“かわいい”を探せる」ショッピングのような感覚で遊べる点が特徴です。一般的なアミューズメント施設で見られる景品とは一線を画し、トレンドを意識したセレクションは、訪れる客層を限定しつつも、その層にとっては「ここでしか手に入らないかも」という特別感を演出します。
さらに、全てのクレーンゲームが3本アーム仕様であることも特筆すべき点でしょう。通常のアームに比べて景品を掴みやすく、初心者でも直感的に遊びやすい設計です。従来のクレーンゲームに苦手意識を持つ層でも、成功体験を得やすくなるため、より多くの若年層への間口を広げたいという企業の姿勢が見て取れます。これは、技術的な難易度よりも「体験の楽しさ」を重視するZ世代の志向に合致した戦略と言えるかもしれません。
Z世代の感性に響く人気イラストレーターとのコラボレーション
Z世代の心を捉えるもう一つの施策として、人気イラストレーター琥珀雨(こはくあめ)さんとのコラボレーションが挙げられます。彼女の描く世界観は、施設のターゲット層であるZ世代から絶大な支持を集めており、今回の特別描き下ろしデザインは、スタッフTシャツや店内ビジュアルに採用され、施設全体の世界観を一層深めています。

キャラクターやイラストを通じた共感は、Z世代のエンゲージメントを高める有効な手段であり、単なる広告ではなく、ファンコミュニティの一環として捉えられる可能性もあります。オープン記念として、クレーンゲームに500円投入で琥珀雨さんオリジナルステッカーがプレゼントされるキャンペーンも実施されます(先着250枚限定)。これは、来場を促し、さらには限定アイテムを手に入れたいという収集欲を刺激する効果も期待できます。
新店舗概要と運営会社情報
今回オープンする2店舗の詳細は以下の通りです。
アドアーズプラス イオンモール福津店
- オープン日: 2025年11月1日(土)
- 所在地: 福岡県福津市日蒔野6丁目16-1 イオンモール福津2F
- 営業時間: 10:00〜21:00
アドアーズプラス イオンモール大和郡山店
- オープン日: 2025年秋
- 所在地: 奈良県大和郡山市下三橋町741 イオンモール大和郡山3F
- 営業時間: 10:00〜21:00
運営する株式会社ワイドレジャーは、福岡県小郡市に本社を置き、「楽市楽座」「アドアーズ」「ASOBLE」など、全国で数々のアミューズメント施設を展開している企業です。長年の経験で培われたノウハウを活かしつつ、今回のアドアーズプラスでは、明確なターゲット層への特化と、新しいエンターテイメントの形を提案している点が注目されます。
詳細情報やその他の施設については、株式会社ワイドレジャーの公式サイト(https://www.wideleisure.co.jp/)をご覧ください。
まとめ
アドアーズプラスの今回の新店舗オープンは、単なる施設拡大に留まらず、Z世代のニーズを深く捉え、新しいアミューズメント体験を創造しようとする試みと言えるでしょう。「映え」と「ときめき」を追求した空間設計と、戦略的な景品ラインナップ、そして人気クリエイターとのコラボレーションは、これからのアミューズメント施設のあり方を示唆しているのかもしれません。
日常にちょっとした非日常と、自分だけのお気に入りを見つけたい方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。











