伊勢神宮のお膝元、趣ある街並みが魅力のおかげ横丁
訪れるたびに心癒されるこの場所で、今年の秋、新たな感動が生まれることをご存存じですか? なんと、 「灯りのまつり」が初開催されるんです!1,500個もの提灯が夜の横丁を幻想的に彩り、秋の伊勢に特別な魅力を添えてくれるとのこと。これは見逃せません。
神嘗祭(かんなめさい)と新嘗祭(にいなめさい) という、神宮にとって非常に大切な秋の祭典を奉祝し、五穀豊穣と無病息災への感謝を込めるこのお祭り。日本の伝統と美しい夜景が融合した、心温まる体験が待っているに違いありません。
私も今からワクワクしていますが、皆さんはどんな伊勢の秋を想像しますか?
「灯りのまつり」の概要と魅力
夜のお祭り。提灯が飾られ、人々が集まっている様子が描かれている。
この「灯りのまつり」は、令和7年10月11日(土)から11月24日(月・祝)まで、おかげ横丁一帯を舞台に繰り広げられます。期間中、毎日17時から20時まで提灯が点灯され、昼間とは全く異なる、幽玄な雰囲気の横丁を散策できるのが最大の魅力です。まるで時が止まったかのような、古き良き日本の風景に包まれることでしょう。
さらに、特定日にはお店の営業時間も20時まで延長されるので、ゆっくりと夜の伊勢を楽しむことができますよ。
私が特に注目したのは、このお祭りが単なるライトアップイベントではない点です。神宮の祭典を奉祝し、人々が五穀豊穣と無病息災への願いを込めるという深い意味合いがあるからこそ、提灯の灯りが一層あたたかく感じられるのではないでしょうか。
あなたの願いを込める「奉祝提灯」
赤い提灯が並んだイラスト。日本の祭りや夏の風景を連想させる。
この「灯りのまつり」では、来場者も祭りの一部になれる素敵な企画があります。それが 「奉祝提灯」 です!自分の名前や願いを込めた提灯を横丁に掲げてもらえるんです。
- 願いを込める: 「無病息災」「家内安全」「神恩感謝」など、あなたの想いを提灯に託しましょう。
- どこに掲げられる? : 灯りのまつり期間中、毎日夜間におかげ横丁に点灯されます。自分の提灯が伊勢の夜を彩ると思うと、感動もひとしおですね。
- 参加特典: 奉祝提灯に参加すると、「灯りのまつりオリジナル手ぬぐい」がプレゼントされるそう。これは旅の記念にもぴったりです!
奉祝提灯の価格と参加方法
種類 | 価格(税込) | 内容 |
---|---|---|
①絵付け提灯 | 5,000円 | 白い提灯に絵付けをし、短冊にお名前を記入できます。オリジナリティを出したい方に。 |
②名入れ提灯 | 3,000円 | 赤い提灯の短冊にお名前を記入できます。シンプルに願いを込めたい方に。 |
絵付け提灯は少し高めですが、世界に一つだけの提灯を作れると考えれば、むしろ思い出のコスパは最高ではないでしょうか。名入れ提灯も手軽に祭りの一員になれる素敵な機会ですね。
受付期間と場所
- 期間: 令和7年10月11日(土)~11月9日(日)
- 平日:10:00~17:00
- 土日祝(特定日を除く):10:00~17:00
- 特定日(10/11, 24, 25, 11/3, 23):10:00~20:00
- 特定期間(10/20~23):10:00~19:00
- 場所: 平日は伊勢路栽苑、土日祝はかみしばい広場(ただし、10月25日(土)、26日(日)、11月3日(月)は伊勢路栽苑)
少し複雑に感じるかもしれませんが、公式サイトで確認すれば安心です。この機会にぜひ、あなたの願いを伊勢の夜空に掲げてみませんか?
初日を彩る「点灯式」で祭りの始まりを感じよう
「灯りのまつり」の初日である10月11日(土)には、点灯式が開催されます。
- 日時: 令和7年10月11日(土)17時50分
- 会場: おかげ横丁
- プログラム: 17時50分より「神恩太鼓の演奏」が始まり、18時にはいよいよ提灯が点灯されます。
勇壮な太鼓の音とともに、一斉に灯りがともる瞬間は、きっと感動的でしょう。祭りの幕開けを現地で体感するのも、特別な思い出になるはずです。
秋の伊勢を彩る多彩な催し
「灯りのまつり」期間中は、提灯の点灯だけでなく、伊勢の秋を深く味わえる様々な催しが目白押しです。神宮の秋の祭典に合わせ、日本の伝統文化と伊勢の魅力を存分に楽しめるイベントをご紹介します。
1. 伊勢神宮奉納行列&恵みの市(10月11日~19日)
日本の伝統的な衣装を着た子供たちが、お盆のようなものを持って行進している様子。背景には、多くの人々や木製の鳥居が見える。
木の枡と稲穂のクローズアップ写真です。稲穂が枡の中に置かれ、一部は枡の外に配置されています。木製の枡は、日本の伝統的な建築様式を彷彿とさせる、美しく作られています。
10月11日には、 「伊勢神宮奉納行列」 が開催されます。その年に収穫された新穀を天照大御神(あまてらすおおみかみ)に奉納する重要なお祭りを奉祝する行列です。五穀を手にした 「袿姿(うちぎすがた)」 の少女たちが先頭を歩く様子は、まるで平安絵巻から抜け出たかのような美しさでしょう。日本の原風景を目の当たりにする貴重な機会です。
また、10月11日~19日には 「恵みの市」 が立ちます。全国各地から集められた神宮奉納物が並び、秋の収穫の喜びと神様への感謝を分かち合えます。地元の特産品やお土産を探すのも楽しそうですね。
2. 伊勢きもの日和(10月11日~14日)
日本の伝統的な街並みを歩く着物姿の女性2人。背景には古い木造の建物が並び、お店の看板や旗が飾られている。観光地のような雰囲気。
神御衣祭(かんみそさい) に合わせて、10月11日~14日には 「伊勢きもの日和」 が開催されます。松阪木綿や伊勢木綿といった地元の伝統的な着物を選んで、伊勢の町を散策できるそう。風情ある横丁の街並みを着物で歩く体験は、きっと忘れられない思い出になるはずです。写真映えも抜群なので、SNSで日本の美しさを発信するのも良いですね!
3. 神恩感謝 日本太鼓祭(10月25日~26日)
太鼓祭のイベントの様子を捉えた写真。太鼓を演奏する人々の躍動感あふれる姿が写し出されている。イベントの告知ポスターも含まれており、開催日や場所などの情報が記載されている。
10月25日と26日は、 「神恩感謝 日本太鼓祭」 で熱気に包まれます。全国から33組、300名以上の太鼓打ちが集結し、神々へ豊穣と息災を祈る奉納演奏を披露するとのこと。太鼓の力強い響きは、心臓の奥底まで響き渡り、きっと全身で感動を味わえるはずです。私も一度、生でその迫力を体験してみたいと思っています!
4. 伊勢おかげ嬉楽祭(11月3日)
伊勢神宮のおかげ横丁をモチーフにした音楽祭のロゴです。提灯の形をしたデザインで、伊勢神宮の鳥居や鳥のイラストが描かれています。ロゴ全体は、音楽祭の華やかさを表現するため、カラフルでモダンなデザインです。
11月3日には、 「伊勢おかげ嬉楽祭」 が開催されます。伊勢の伝統音楽と縁のあるアーティストが共演し、神様に音楽を奉納する特別な日です。深まりゆく秋の風を感じながら、心躍る音楽を「うためし(歌と食事)」やお酒とともに楽しめるなんて、最高の一日になりそうですね。音楽好きならずとも、この和やかな雰囲気に浸ってみてはいかがでしょうか?
5. 神恩感謝 三重新酒祭(11月23日)
お祭りかイベントで、日本酒を振る舞う人々の様子を捉えた写真です。日本酒のボトルを持ち、客に注いでいます。法被を着た人々が、日本酒を提供する様子が写っています。
11月23日には、 「神恩感謝 三重新酒祭」 が開催されます。その年の収穫を神様に感謝し、新穀を神様にお供えして自身も食する宮中祭祀である新嘗祭を奉祝するお祭りです。今年の収穫に感謝し、できたばかりの 「新酒」 が奉納され、来場者にも披露されるとのこと。日本酒好きにはたまらないイベントですね!
旅の計画に役立つ情報
これだけ魅力的なイベントが続く秋の伊勢。訪れる前にいくつか確認しておくと、よりスムーズに楽しめますよ。
- 営業時間延長日をチェック! 「灯りのまつり」期間中、提灯点灯時間(17:00~20:00)に合わせて一部店舗の営業時間が延長されます。特に20時まで延長されるのは、10月11日、24日、25日、11月3日、23日です。夜までゆっくり楽しみたい方は、事前に計画を立てておきましょう。
- 各イベントの開催日と内容 紹介した各イベントは開催期間が異なります。お目当てのイベントがある場合は、期間をよく確認してから訪問日を決めるのがおすすめです。
より詳しい情報やお出かけの計画には、おかげ横丁の公式サイトが役立ちます。ぜひこちらもご覧くださいね。
まとめ
いかがでしたか?
伊勢のおかげ横丁で初開催される 「灯りのまつり」 は、1,500個の提灯が織りなす幻想的な夜景だけでなく、神宮の秋の祭典を奉祝する様々な伝統行事や文化体験が詰まった、まさに日本の秋の魅力を凝縮したイベントです。
あなた自身の願いを込めた奉祝提灯を掲げたり、着物で街を散策したり、太鼓の迫力に感動したり、新酒を味わったり…。たくさんの「感動」と「発見」が、きっとあなたを待っています。
今年の秋は、心温まる伊勢の「灯りのまつり」へ、大切な人と足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと忘れられない特別な思い出が作れるはずです!