ダイソンが「土」から髪へ!? 革新のヘアケア「Dyson Omega™ シリーズ」で叶える、内側から輝くツヤ髪の秘密に迫る!
ダイソンと聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか? 高性能な掃除機? 革新的なヘアドライヤー? 確かに、彼らは家電業界に旋風を巻き起こしてきた技術のパイオニアです。しかし今回、彼らが発表したのは、私たちの想像をはるかに超える「ヘアケアシリーズ」! しかも、その誕生の裏には、 「農業」と「毛髪科学」という、一見すると全く異なる二つの分野の融合があったのです。
2025年8月5日、ダイソンは「Dyson Omega™ シリーズ」として、ヘアオイルと洗い流さないトリートメントスプレーの2製品を発表しました。乾燥や絡まり、うねりといった髪の悩みに、自然由来の成分でアプローチするというこの新シリーズ。一体どんな驚きが隠されているのでしょうか? 私も早速、その全貌を探ってみました!
「畑」から生まれた美髪への処方箋!ダイソン、異色の挑戦の理由
ダイソンがなぜ今、ヘアケア製品を? その疑問は、創業者ジェームズ・ダイソン氏の言葉に凝縮されていました。
“農業と美容という、異なる2つの分野を融合させ、自然由来の成分で髪本来の健やかさを引き出す製品を開発しました。ダイソンは12年前から毛髪科学の研究に投資し、テクノロジーによって髪の健康を飛躍的に向上させる方法を見いだしてきました。一方で、10年以上にわたり、農業への研究と投資を続け、環境保護と生物多様性に配慮した、サステナブルで効率的な農法で、美味しくて栄養価の高い作物の栽培に取り組んでいます。この過程で、農場で育てた作物を髪の健康を支える美容成分として活かすことにも可能性を感じて挑戦してきました。”
私がこのメッセージから強く感じたのは、ダイソンが単に製品を作るだけでなく、素材の根源から美を追求する、その徹底した探求心です。
ご存知でしたか? ダイソンは2012年から「ダイソンファーム」という広大な自社農場を英国に持っているんです。その規模はなんとサッカー場約2万面分、英国トップ5に入る農業事業というから驚きですよね。ここで小麦やジャガイモだけでなく、今回の「Dyson Omega™ シリーズ」の核となるヒマワリも栽培されているとのこと。
彼らはこの農場で60種類以上のヒマワリを試験栽培し、天然セラミドが豊富(※1)な品種を特定。土壌検査から微量栄養素の調整まで徹底管理することで、髪に最適な成分バランスを持つ種子を収穫しているのです。 (※1)セラミド:髪のキューティクル層にある脂質の一種で、髪の水分を保ち、バリア機能をサポートする重要な成分。
髪の内側から輝きを引き出す「Dyson Oli7™ブレンド」の魔法
「Dyson Omega™ シリーズ」の心臓部ともいえるのが、 「Dyson Oli7™ブレンド」 です。これは、ダイソンファームで丹精込めて育てられたヒマワリオイルに加えて、厳選された6種類の植物由来オイルを独自にブレンドしたもの。
ブレンドされているのは、以下の植物由来オイルたちです。
- ダイソンファーム産ヒマワリオイル: オメガ6・9系脂肪酸(※2)が豊富で、髪を深く潤し、キューティクルを整え、うねりや広がりを抑える効果が期待されます。軽やかな分子構造のため、髪の内部に素早く浸透し、ベタつきにくいのが特徴。
- オリーブオイル
- アビシニアンオイル
- コーンオイル
- アボカドオイル
- セサミオイル
- マカダミアオイル
(※2)オメガ6・9系脂肪酸:髪のうるおいやハリ、ツヤを保つのに必要な必須脂肪酸。
これら7種のオイルが織りなすハーモニーは、まさに髪のための栄養カクテル。乾燥やダメージで悩む髪に、即効性と持続的な潤いをもたらしてくれることでしょう。
2つの主役:ヘアオイルとリーブインコンディショニングスプレー
今回発表されたラインナップは、日常のヘアケアに手軽に取り入れられる2製品です。
製品名 | 特徴 | 使用方法 |
---|---|---|
Dyson Omega™ ヘアオイル | シリコン不使用(※3) の高濃度ヘアオイル。髪にコンディショニング効果を与え、なめらかに整えます。潤いの膜で髪を保護し、よりやわらかく扱いやすい髪へと導きます。 | 乾いた髪、またはタオルドライ後の髪に適量を手に取り、毛先から中間にかけて均一に塗布。 |
Dyson Omega™ リーブインコンディショニングスプレー | 1本で8つの機能を備えたスプレー。髪に潤いを与えながら絡まりをほどき、なめらかに整え、広がりやパサつきを抑えます。さらに、熱や紫外線によるダメージからも髪を保護し、切れ毛を防いでしっとりまとまりのある美しい髪へと導きます。特に注目したいのは、ジェル状クリームがスプレーする瞬間に軽やかなミストへ変化するという、ダイソンらしい革新的なスプレー機構! 均一に素早く広がる使い心地は、日々のケアを格段に快適にしてくれるはずです。 | 濡れた髪、または乾いた髪にスプレーし、手ぐし・ブラシ・コームなどで髪全体に均一に広げる。 |
(※3)シリコン不使用:一般的にヘアケア製品に配合されるシリコンは、髪の表面をコーティングすることで手触りを良くしますが、ダイソンは自然由来成分による根本的なアプローチを選んだと言えます。
五感で楽しむ、香りとデザインへのこだわり
ダイソンは単なる機能性だけでなく、ヘアケア体験そのものの心地よさにも徹底的にこだわっています。このシリーズには、8つの特徴的な香りが丁寧に調香されているそう。
- トップノート: スパークリングシトラス、グリーンティー、ベルガモット。弾けるような軽やかでクリーンな香り。
- ミドルノート: ジャスミンとローズ。落ち着きと上品さを感じさせる香り。
- ラストノート: ムスク、シダーウッド、オークモス。深みのある香りが長く心地よい余韻を残します。
Dyson Chitosan™シリーズとも響き合う香りの設計は、毎日のケアを特別な時間に変えてくれるでしょう。
さらに、パッケージデザインも抜かりありません。「Dyson Omega™ ヘアオイル」のボトルは、自然由来オイルの色味が引き立つガラス製。112種もの試作品の中から、安定感とデザイン性を両立させたものが選ばれています。滑りにくい特別設計のキャップは、オイルが手についていても開閉しやすいという、ユーザー目線に立った細やかな配慮が光ります。
気になる日本での発売は?
さて、これほどまでに革新的なヘアケアシリーズ、早く試してみたいですよね! 残念ながら、現時点では「Dyson Omega™ シリーズ」の日本での発売予定は未定とのことです。処方や製品仕様も変更になる可能性があるそうなので、今後のダイソンの発表に期待して、続報を待ちたいと思います。
テクノロジーの力で生活を豊かにしてきたダイソンが、今度は「土」から生まれた恵みで私たちの髪を救おうとしています。農業と毛髪科学の融合という、これまでの常識を覆すアプローチで誕生した「Dyson Omega™ シリーズ」。あなたの髪も、内側から輝くようなツヤと強さを手に入れられる日が来るかもしれません。今後の展開から目が離せませんね!