富山県氷見市のものづくりユニット「佳雨(カウ)」は、氷見産の「ひみ里山杉」を使ったスツール・ベンチキットとお箸を2026年10月28日から販売します。豪雨で被害を受けた地元の製材所を応援しながら、地域の木を暮らしに取り入れる企画です。

発表資料によると、商品の売上から材料費・加工費・販売手数料などを差し引いた約50%を、氷見市の岸田木材に寄付します。佳雨は、木を自分で組み立てたり日常の食事に使ったりする体験を通じて、氷見の木材産業を知るきっかけにしたいとしています。
シンプルな部材で組み立てるスツールとベンチ
スツールキットは幅400×奥行305×高さ450mmで、税別1万円。完成品は税別1万3000円です。ベンチキットは幅900×奥行305×高さ450mmで税別2万5000円。キットには部材、組み立て用の木端、釘、作り方のQRカードが含まれます。

佳雨は取材に、簡単に組み立てられることと強度を第一に考えたと回答しました。柔らかい杉でも強度が出る組み方とし、複雑なパーツを作らずシンプルなスツールにしたといいます。

案内カードでは金槌と木工用ボンドを用意し、小学低学年の子どもは大人と一緒に組み立てることを勧めています。製作時間の目安は約1時間。無塗装の無垢材で、使う場所に応じた塗装も楽しめます。

実際に組み立てた小さな子どもの中には、初めての金槌作業に夢中になり、帰宅後も「わたしの椅子」と呼んで座っている例があったそうです。大人が作って持ち帰った椅子を子どもが気に入って使う例もあり、佳雨は杉の軽さも一因かもしれないと話します。

玄関やリビングなど、それぞれの暮らしへ
佳雨は、特定の使い方を勧めるより、それぞれに合った使い方で身近な木にしてほしいといいます。玄関で腰掛けにしたり、リビングで植物や本を置いたり、ソファーやベッドのサイドテーブルとして使ったり、塗装してアレンジしたりする例を挙げました。

「ひみ里山杉のお箸」は長さ230mm、税別1800円。撥水セラミック塗装を施し、食品安全基準をクリアした塗料を使用していると発表しています。

被災した製材所を支える販売
岸田木材は氷見市で140年以上木材を扱ってきた製材所です。発表によると、2026年8月の豪雨で工場や機械、車両などが浸水し、被害総額は1億円を超えました。佳雨は地域の杉を未来につなぎたいと企画を立ち上げています。

販売は10月28日から約半年間を予定し、状況により延長する可能性があります。佳雨オンラインショップと道の駅 氷見番屋街で取り扱い、店舗によって商品は異なります。注文状況により、注文確認後に製造・発送する場合があります。

この記事は発表資料と取材回答に基づいています。取材記事の編集方針











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