脱出ハンマー「TOPPA」に新色オレンジ。100人の声から聞いた、見つけやすさと備え方

脱出ハンマー「TOPPA」に新色オレンジ。100人の声から聞いた、見つけやすさと備え方

AKIMOTO

編集責任者:AKIMOTOMONOLABの運営・編集を担当。暮らしの中で気になる商品やサービスについて、読者が知りたいことを伝える記事づくりに取り組んでいます。取材記事の編集方針

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脱出用ハンマーの色を選ぶ理由は、好みだけではありません。CARZELの「TOPPA(トッパ)」にオレンジが加わった背景をユニオンエタニティに聞くと、同社の100人調査では、色を選ぶ理由として74%が車内での見つけやすさを挙げていました。

2026年10月22日に予約が始まったのは、新色オレンジと再販のレッド・グレー。3色には蓄光ロゴステッカーも付属します。取材で分かった開発のきっかけと、買った後に確かめておきたいことを紹介します。

TOPPAのグレー、レッド、新色オレンジと付属のテストガラス
予約販売の3色。オレンジが新たに加わった。(画像・資料提供:ユニオンエタニティ株式会社) 出典:プレスリリース

「車内で見つけやすいから」が74%。新色につながった声

同社が取材に寄せた「車用脱出ハンマー カラーバリエーションに関するアンケート」は、自家用車を持つ20〜60代の男女100人を対象にしたもの。2026年9月2〜3日、クラウドワークスを通じたインターネット調査で実施されました。

購入するなら最も欲しい色は赤が48%、オレンジが22%、黄色が15%。色を選んだ理由では、車内で目立ちやすく緊急時に見つけやすいことが74%で、好きな色だからという回答の9%を上回っています。

自由回答には、暗い車内でも見つけられる明るい色や、光る目印を求める声が寄せられたそうです。座ったまま取り出せる場所に、目立つ色のものを置きたいという意見もありました。

同社は、こうした声を受けてオレンジを追加し、緊急時の車内でも目印になるよう蓄光シールの付属を決めたと説明しています。色そのものと、暗い場所での目印という二つの面から、見つけやすさを考えた変更です。

黒い背景に置かれたレッドのTOPPA
CARZEL提供のレッドの商品写真。(写真提供:CARZEL(モビフルEC))

調査結果は、同社が集めた100人の色に対する希望を示すものです。オレンジや蓄光シールの性能を測定した結果とは分けて受け止めたいところです。

蓄光シールが剥がれたら、市販品への貼り替えを

長く車内に置く場合の確認についても尋ねました。同社は本体について基本的に点検は不要と説明する一方、蓄光シールには、時間がたつと剥がれる場合があるとしています。その場合は市販の蓄光シールを付けるよう案内しているとのことです。

専用の付け替え用シールについては、購入者から要望があれば検討すると回答。現時点で販売が決まったという案内ではありません。日頃から本体の置き場所とともに、目印のシールが付いているかも見ておくとよさそうです。

付属のテストガラスで、押す感覚を確かめる

TOPPAにはテストガラスが付属します。練習で特に何を確かめてほしいか聞くと、同社は次のように答えました。

商品自体の威力とその時に必要な力を確認していただければと思います。

— ユニオンエタニティ株式会社の取材回答より

試す際には製品の取扱説明書に従い、手や顔を破片から保護することが必要です。同社は、軍手の着用、子どもやペットが近くにいないことの確認、顔を近づけすぎないことを挙げています。また、テストガラスの下が硬くないとうまく割れない場合があるとも説明。破片が飛散しないようにする準備も含め、実施方法が分からない場合は販売元に確認しましょう。

TOPPAのハンマーとシートベルトカッターの使い方を説明した図
メーカーの使用説明図。ガラスの種類と破片の飛散に注意し、取扱説明書に従う。(画像・資料提供:ユニオンエタニティ株式会社) 出典:プレスリリース

同社は、購入後に一度テストガラスで動作を確認することを勧めており、不良があった場合は交換に対応するとしています。

TOPPAは、窓ガラスに先端を押し当てるハンマーと、シートベルトカッターを一本にまとめた道具です。カッターについて、公式案内ではベルトが張った状態で使うよう説明しています。カバーの外し方や、それぞれの機能がどちら側にあるかも、手元の説明書で先に把握しておきたいところです。

シートベルトにTOPPAのカッター部分を当てた使用場面
シートベルトカッターの使用場面(提供写真)。(写真提供:CARZEL(モビフルEC))

合わせガラスには使えない。まず自分の車を確認

脱出用ハンマーを備える際に外せないのが、車のガラスの種類です。国民生活センターの注意喚起では、フロントガラスや一部車種のドアガラスなどに使われる「合わせガラス」は、緊急脱出ハンマーで破砕できないとしています。側面の窓ならどれでも使えるわけではありません。

自分の車のどの窓が強化ガラスなのか、車の取扱説明書や販売店であらかじめ確認しておくことが大切です。TOPPAを用意することと、車側のガラスの種類を知ることは、一緒に進めておきたい準備です。

ひびが入った車の窓にハンマーを当てている提供写真
CARZEL提供の使用写真。使用可能な窓は車ごとに事前確認を。(写真提供:CARZEL(モビフルEC))

保管する位置は、シートベルトを締めた姿勢でも手が届く場所に。国土交通省の案内も、手が届く場所への固定と、取扱説明書による使い方の事前確認を勧めています。運転操作の妨げや子どもの誤使用を避け、同乗する家族とも置き場所を共有しておきましょう。

シートベルトをしたまま手が届く保管場所と避けたい場所の図
置き場所の目安。車に合った位置を選び、運転操作や子どもの誤使用にも注意する。(画像・資料提供:ユニオンエタニティ株式会社) 出典:プレスリリース

冠水した道路では水圧でドアを開けにくくなったり、浸水で窓の操作ができなくなったりすることがあります。ハンマーの備えとともに、まず水深が分からない冠水路へ入らないことが基本です。

冠水や事故の際にドア、窓、シートベルトへ起こりうることの図
メーカーによる想定場面の説明。状況や車種で異なる。(画像・資料提供:ユニオンエタニティ株式会社) 出典:プレスリリース

新色と再販2色は1,480円、11月中旬以降に発送予定

10月22日の発表による予約販売の内容は次のとおりです。

項目案内内容
商品名TOPPA(トッパ)/CARZEL
機能脱出用ハンマー・シートベルトカッター
予約対象オレンジ(新色)、レッド、グレー
価格特別価格1,480円(税込)、通常価格1,560円(税込)
発送予定2026年11月中旬以降、順次
付属品テストガラス。予約販売の3色には特製蓄光ロゴステッカーも付属
販売先モビフルEC公式オンラインストア

予約は公式商品ページの「予約販売」と表示されたカラーから。価格や配送予定など、注文時点の案内を確認してください。

目立つ色を選び、手の届く位置に備え、使い方と車のガラスを先に確かめる。TOPPAの新色の背景を聞くと、買って終わりにしない車内の備えも見えてきます。

取材協力:ユニオンエタニティ株式会社。写真・画像:CARZEL(モビフルEC)提供素材および同社プレスリリース。取材回答と公開情報をもとに制作しており、編集部による実機の性能試験ではありません。価格・販売情報は2026年10月22日時点。

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